2022年03月07日
昨日預けてきました。
まあ、いつも思うんやけど、高いなあ車検って。
MINIの車検が、というのではなく、車検自体がね。
金額比較すれば、そりゃ国産の方が安いけど、
国産に乗ってたら乗ってたで、「安い」とは思わんしね。
MINIにはメンテナンスのパッケージ商品を付けてるんやけど、
どこのメーカーでもたぶん同様で、メンテナンスのパッケージ商品って、
車検前に受けている(であろう)3年目の12カ月点検までで、
車検整備は別にかかってくる、んやったかな、確か。
なんにせよ、それなりにかかってしまうのが、車検ってやつで、
だからといって、クルマ各部の延命がされないことがポイントだ。
クルマに乗り続けるには車検を受けねばならず、
ユーザー車検やメーカーの保証継続を無視した格安民間車検もあるけど、
自分で何もしないである程度補償も付けようと思うと、
やはりそれなりのコストがかかるのは、まあしようがないなあ。
さて、3年でわずか6千キロちょっとしか走っていない我が家のMINI、
見た目上での不具合個所などあるはずもなく、
エンジンオイル、冷却水ぐらいしか交換の必要がない。
ブレーキフルードは2年目でやったから今回は無しで行けるそうな。
純正ナビのアップデートが、3年内でやっておかないと高くなるそうで、
今までしていなかったから今回書き換えるのと、
乗らないことによるバッテリーの劣化が気になるところ。
しかし、後から来た連絡によると、バッテリーは規定値である70%を
まだ下回っていないので、もう少し先でも大丈夫と判断してもよさそうだ。
もちろん突然死はあるし、最悪そうなったときに何とかするのも手ではある。
純正バッテリー、7万以上もするので、ディーラーでも積極的に勧めてこない。
カーショップやGSなどでは、交換時の突発性トラブルを嫌ってか、
断られることもあるよ、と言いながらやのにね。
実際、7万は高いわ。
MINIのショップで頼む方がもう少し安いやろうな。
次の土曜日には受け取りに行く予定で、代車を貸してくれました。
今回は5ドアのクーパーS、ウチのより高いコやん。
年式が同じぐらいなので、外装のS独自の装備品以外は、
ウチのコと見た目はほぼ同じ。
エアコンがオートになっていることと、シートがスポーツ系であること、
パーキングアシストが付いているが、どう使うかわからんし、
使い方を聞く必要もないのであまり関係がないとしよう。
エンジン始動時は、ワンもそんなに静かではなく、
というか割と勇ましいのがMINI全般に共通やと思うけど、
Sともなれば火が入った瞬間に、さらにドンと来る感じ。
走らせてみた最初の感想としては、踏めば速いんかな?、だった。
わかりやすい「速さ」感は、ヴィクトリア(ワンね)の方が顕著で、
Sは動き出しが滑らかであり、いつもの感じでアクセルを踏んでも
取り立てて速く感じなかったのがその根拠なのだ。
前に乗せてもらったJCWってもっと凄かったぞ、と思ったのもつかの間、
そのまま踏んでるとワンより確かに速い。しかもさらに滑らかで静かやないか。
ワンが遅いという意味ではなく、何となく賑やかに、
ちょっとラフな感じもさせながら、けなげに頑張る感があるのがワンなのだ。
そこで思い出したのが、排気量と気筒数の違い。
Sは2Lの4気筒だったよな。
ウチのコのカタログがいま手元にないので現行型のワンとSの比較は
以下のとおり。
お顔は大きく変わったけど、マイナーチェンジやし、
そんなに大きく違わんやろ。
エンジンは1.5Lの3気筒と2Lの4気筒、
出力は102ps/3900rpm、190Nm/1380~3600rpmと
192ps/5000rpm、280Nm/1350~4600rpm、
車重が1260kgと1320kg。
車重の違いはその大半がエンジンの重さやろうから、
加速感やエンジン音は3気筒と4気筒の違いによるところが大きそうだ。
ギア比は出力特性に応じて1速ギアや最終減速比を調整することがあるので
何とも言えないけど、上記スペックからワンの方が低中回転寄りで、
シティ特性が高くなっているといっても問題はなさそうだ。
BMWさん、コンセプトを明確にしてきっちり棲み分けさせているようやね。
気筒数の違いは、アイドリングストップの再始動でも現れているかもしれない。
ワンの方が揺れが大きい気がする。
我が家のワンの再始動時は、何となく「ガッ」とか「ゴッ」といった
ガ行の振動が伝わるけど、Sはもう少しマイルドな感じ。
代車Sの走行距離は1万2千キロでヘタリその他の差はなさそうやから、
これはやはり気筒数なのかもしれない。
また、ブレーキタッチはワンの方が効きが強いように思える。
よく効く、というのではなく、Sが踏んだら踏んだだけ効くという
いかにも欧州車然としたタッチも感じられるのに対し、
ワンの方が軽く踏んでもそれなりに効くというか、
わかりやすい効き方というか、そんな感じもするのよね。
それが理由なのか、停止直前のブレーキの効き方も、Sの方が自然。
自分の乗り方だと、すーっとブレーキかけて停止直前にすっと止まる、
そういうブレーキングを理想とするんやけど、ワンではこれが難しい。
停まる直前にほぼ必ずカックンブレーキのように、かくっとなる。
アイドリングストップが重なると、ほぼ100%カックンやね。
なので、余裕があるときは停止と同時にアイドリングストップをさせないように、
速度を0km/hにし、停止してからブレーキペダルを強く踏み込み
エンジンを停止させる、いわばクルマをだましたかのようなペダル操作で
停止時のカックンをごまかしてるけど、Sはそんな必要がいらん。
もしかして、ブレーキパッドとかワンとSって一緒なんかな。
Sで余裕のある性能が、ワンではオーバークオリティになるんかもね。
それよりも乗り心地の違いは好き嫌いが出そうやなあ。
タイヤサイズから見てもその差は歴然で、Sのほうがあからさまに硬い。
もっとも、これらのクルマはMINIである。
ふんわりふわふわな乗り心地が欲しいなら他所へ行け、なんやけどね。
ワンの乗り心地がMINIにしては良いといったほうが誤解がないかもやな。
無茶苦茶わかりやすい「やかましいコ」が居る我が家では、
自分でもSよりもワンぐらいがちょうどいいと思ってる。
1台だけMINIを買うならSかJCWが推しやけど、
今の我が家ではワンでも十分すぎる、Sだと頑張りすぎかもしれない。
では、クーパーだったらどうなんだろう。
ヴィクトリア買うときにコストの関係もあり、
端から検討すらしなかったクーパーである。
ちょっと頑張れるワン、って位置づけなんかなあ。
今度試乗させてもらわなあかんな。
買わんけど。
ちなみに、やかましいコとSだと、
体感的速さは、これはもうあからさまにアバルト優勢である。
なんせ装甲が薄く、200kg軽いもん。
高級感とかそんなん一切なしやしね。
MINIは、Sの性能を許容するシャシーや脚廻りをワンでも使い、
アバルトはFIAT500を補強やなんやすることで、
アバルトにも使えるようにしたのかもしれない。
優劣というより、もうこれは考え方の問題とか開発タイミングとか、
大人の事情もあるんかもしれないな。
だからどっちが優れているか、というのはわからんけど。
いうなれば、アバルトは便利使いできる趣味車なんだよなあ。
でも、速くて便利な小型車で万人受けるのは、当然MINIだな。
それについては、考える余地いらんね。
Posted at 2022/03/07 12:11:52 | |
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