おとーちのブログ一覧

１５９とお別れしました。
まあ、次期主力戦闘機が決まってますから、いずれそうなることは
半年前から決まっていたことなんですが、薄緑の豆っコロは、
コロナ禍にも負けず無事、海を渡ってやってきたことにより、
とうとうさよならすることになりました。

天才デザイナー、ジユージアーロ先生の作品である１５９、
１５６も気に入っていましたが、どうしても［Ｔｉ」グレードに乗りたくて
最終在庫の白い１５９を購入したのが、１０年前。
そう、もう１０年も経っていたのね。
その間、カングーやＭＩＮＩが増え、それと同時に借金だらけ。
多重債務者生活は全然収まる気配もなく。

それはさておき、１５９を手放すきっかけとなった決定的な出来事は、
やはり１年前の立往生ですね。
１５９以外でも大小さまざまな故障やトラブルはいろいろありましたが、
まったく動けないということはこの時以外ありませんでした。
一度止まったぐらいで何弱音吐いてるんだと、
生粋の輸入車乗りの方には馬鹿にされそうな気もしますが、
完全電子制御のクルマが動かないというのは、
それなりに「くる」ものがありました。

一番怪しいクラッチレリーズシリンダーを交換し、これであと１０年は乗れると
強がってはいたものの、いつまた止まるかもしれんと考えると、
少なくとも時間が決められてるような仕事やイベントのある日には
とてもじゃないけど乗りたくない。
雨の日や夜も怖い。
そうこうしているうちに、ほんと乗らない日が続くようになってしまった。

そんなある日、ふと見るとドアの内張のビニールレザーが伸びたり縮んだり。
オーナーならすぐ気づく美観の損なわれ方ですね。
ここはひとつ直してやろうかと専門家に相談しても、
やめておけと言われる始末。
言い訳っぽくはなるけど、立往生がなかったら交換してたよな。

そんな時に、たまたま当選してしまった記念限定車。
もしアバルト買うならマニュアルのコンペティツィオーネよな、
なんて考えてはいたものの、今更買い替えは贅沢やしなあ、ぐらいの
気持ちしかもっていなかった。

しかし、いろいろな方面から面白がって背中を押されたこともあり、
また純粋に乗ってみたかったこともあり、購入する決意をしたのは
以前にも書いたとおりです。

でもね、査定のためにディーラーまで走っていき、
最後に息子１号にちょっとだけ運転させてやったことが
正真正銘のラストランになりました。

立往生は別としても、いくつかちょこっと調子が悪くなったこともあったけど、
やっぱり好きなクルマでした。
これからどんどん古くなるから、どこかで手放すことになってたんだろうけど、
毎回クルマ手放すときは、寂しいものですね。

アバルト君にはその分も頑張ってもらおう。