2024年05月10日
相変わらず絵心は無く、どちらかというと機材に目が行っている自分ですが、
今まで極力避けていたデジタル一眼をここ最近いじっていますので、
高校生の時にAF一眼さわって嬉しかったのを思い出しています(笑)
昨日、帰宅するとヤフオクで落札したニコンD2Hが届いていました。
出品時のうたい文句は、充電池劣化で動作せず、検品用バッテリーでは動いた、
という、なかなかリスキーとも思えるシロモノで、ただ、動いている個体としては
かなりお安い値段設定がなされた商品でした。
実際、見た目は相当くたびれた個体でして、ところどころ塗装も剥げております。
ニコン一桁モデルなのでおそらくボディはマグネシウム、
見ようによっては、いかにもニコンの上級機らしい歴戦の勇士っぷり(笑)。
フィルムカメラのFやF2をウエザリングよろしく塗装を削って
地肌を見せたりした「俺、こいつ長く使ってるんだぜ」的演出ができますね。
ここはあえて、マニュアルニッコールレンズでも装着して、デジタル黎明期か、
あるいはいつまでもデジタル化できない昭和の残り滓感を演出しましょう。
まあ保証なしカメラはいつの時代も、いつまで動いてくれるかわからない
かなり当てもん感の強いものではありますが、
それも一つの楽しみかもしれません。
今回、メイン機材として導入するソニーのα900シリーズでさえ
2008年のモデルですがニコンD2Hは2003年。
5年ですがデジタルの世界ではかなり隔たりがあります。
D2Hでは、機械の制御がまだフィルムカメラ寄り、とでもいいましょうか、
撮像素子の感度はフィルムよろしく自分で設定となっています。
ネット上での先達の書き込みによれば、この頃の感度(制御)は、
高感度側で実用性は低いようです。
感度をフイルムに依存していた頃のカメラしか知らない自分にとっては、
そもそも撮影シーンで感度を変えられることだけでもすごいのですけど、
今さらこんなことを書こうものなら、いつまでもフイルムカメラしか使ってない
ぼんくらにはね・・・とか書かれるんでしょうなあ(笑)
この時代、機械の性能もまだまだだったでしょうし、
まだまだフイルムカメラは残っていましたが、
そろそろデジタルが台頭してきた頃だったと思います。
携帯で写真が撮れるようになり、コンデジが写ルンですを駆逐、
子どもの運動会でもデジタル一眼が増え始めた頃だったでしょうか。
それはさておき,D2Hの5年後に世に出たソニーのα900、
何と感度設定にAUTOがある。
もはや、撮影者が明るさを意識して写真を撮る時代ではなくなった、
ということですね。
ちなみに、ニコンでもD2の後継機D3(2007年)では
ISOのAUTO機能が実装されています。
このあたりでデジタルの万能性が従来の機械を性能的、ランニングコスト的に
完全に上回ったのかもしれません。
こと写真に限っていえば、大した知識なしに誰でもがきれいに撮れ、
現像、プリントにお金がかからない、ということはある種の理想です。
そりゃ、いろいろ制約のあるフイルムが廃れていくのは当然の話でしょう。
そんな中でも、フイルムカメラのように使いたいなあ、と思いつつ、
デジタル対応できないとこれからの時代は生きていけんわ、とも
たかだかカメラですが、身につまされる今日この頃です。
Posted at 2024/05/10 10:59:00 | |
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2024年05月07日
クルマ以上に進化の速度が速いITや家電の世界では、
今日の最新型がすぐに陳腐化して型遅れになってしまうのは、
周知の事実ではありますが。
デジカメは充電バッテリーだけではなくもう一つリスクをはらんでおりまして、
それは記憶媒体の問題でした。
値段はともかく、まだかろうじて手に入るので、
買ったはいいが使い物にならないということはなく、まだ何とかなっていますが、
古いデジカメってその機種が開発、販売されていた頃、
現在の大容量で高速転送できるメディアがなかったので、
今のこれらの媒体を認識できないんですね。
そういう意味ではソニーはえらかった!
α900は32GBのコンパクトフラッシュを何ともなく認識したんですからね。
しかし、今となっては32GBなんて大した容量でもないんでしょうが、
α900とほぼ同じころに発売されていたニコンでは認識できず・・・
あの天下のニコンがですよ。
そんなことだから、キヤノンの後塵を拝するんだよ。
ファームウェアのアップデートとかすれば認識できるのかもしれませんが、
そもそも、そんなに画素数の大きくなかった頃の機種ですので、
今売られている大容量記憶メディアを入れて5000枚撮れるぜ、
なんていう必要もない、というのが根本にあるんですけどね。
それはそうと、こういう話は自分以外の方もされているようで、
最近古いデジカメ手に入れたんですけど、最近のメディア使えますか?
みたいな書き込みをいろいろな掲示板で見かけました。
丁寧に書き込んでいる方も居ますが、
なかには「そんなゴミ今買う必要ねーだろ」とか、
「最新型以外はクソ」とか、
そういうこと書くヤツいるんですよね。
優しく手ほどきしてやれとは言わんけど、どうなんでしょうねこういう連中は。
カメラ以外でも、まあ見かけますけど、
お前の金使って買ったんじゃないんだから、
そんなふうに言われる筋合いはないわ、と思いますけどね。
まあね、そんなとこに書き込む方もそれをわかって書いてるんでしょうが、
匿名性のなせるワザですかね。
しかし困るのは、そういう中古を扱っている店の人にその知識がないということ。
これ、まだ使えますの?って聞いたら、「さあどうでしょうか」って
そりゃないわ(笑)
仮にも保証なしで売ろうってんだから、
せめて今使えるかどうかぐらいは教えてほしいな。
でも、何十万もかけて買ったデジカメが数年で陳腐化ですよ・・・
ネオクラシックとかいうて大事に乗れるだけクルマはマシかもしれません。
でも10年経ったら、ガソリンって何ですか、とかいう子が出てきそう・・・。
Posted at 2024/05/07 17:45:52 | |
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2024年05月02日
わが家のご近所に最近流行りのトヨタクラウンをお持ちの方が2名も居ます。
えーっとあれはクロスオーバー、でしたっけ、あの最初に出たやつです。
1台は茶色と黒のツートン、もう1台は純白です。
白い方はたまにしか見ないので、別のところに停められているのでしょうが、
以前はレクサスGSだったと思うので乗り換えられたのでしょうね。
これら2台が案外カッコよく思えまして、
ついに先日ディーラーへ見に行ってみることにしました。
実のところはお目当てはクラウンスポーツだったんですけどね。
さて、近所のトヨタ(以前はレクサスだった店舗)にじゅりあさんで乗り付け、
展示していたスポーツを眺めてきました。
思っている以上のかたまり感でなんかこう四角い塊が、でんとある。
そんな感じです。
内装は外観ほど奇をてらったものではなく、まあ乗用車ですなあ。
行く前はちょっと運転してみたいな、そんな風に思っていたのですが・・・。
しかし、誰も相手をしてくれません。話しかけてもくれない。
駐車場に入ったときは、今日はどういったご用件で・・・と
案内のおねいさんが飛んできたので、きっとその後の展開があるだろう、と
身構えていたのですが、待てど暮らせど声すらかけられることもありません。
ここのお店は付かず離れずでそういうスタンスなんだろうな、
と考えるようにしましたが、おねいさんが営業担当を呼び出す電話で
聞こえたんですよね、初見の客がアルファロメオ乗ってきた、と。
あー、これは冷やかし認定されたなあ。
いやいいんですよ、だって実際、冷やかしだもん。
それについて文句言う気はまったくありません。
でもちょっと寂しかったなあ。
もうちょっと売り込んで欲しかった(笑)。
輸入車、お宅のイタ車には負けませんぜ、ぐらいは欲しかった!
なんかこう、こっちから声かけて乗せてもらうのもなあ、と
当初の勢いは完全に消えて無くなり、早々に店舗から出ました。
慌てて営業の子が追いかけて来て名刺をくれたんですが、
今ここでそれもらっても仕方ないやん。
店内で所在なさげにうろうろしてるときに来ないと・・・
もう帰っちゃうよ。
このクールな対応、以前にレクサスでもあったなあ。
そう思いだして調べてみると経営母体は同じでした。
なるほど、この販社ではこういうスタンスなんですね。
試乗頼まんでよかったよ。
アバルト売るかどうするか真剣に悩んでいたとき、
レクサスISが候補にあったので、頼んで試乗させてもらったら、
店舗のまわり1区画をくるっと回っただけでなんじゃこりゃでしたもんね。
今思いついてマピオンで測ったら約1020m、歩数にして1275歩。
もうこんなんクルマ乗んなや、歩け(笑)。そういう距離ですね。
あまりに面白くなくてIS買うの止めたんだったわ。
クラウン、きっと乗ったらそれなりにいいんだろうな。
考えるのはここまでにしておきましょう。
だって冷やかしですしね。
でも懲りずに次はアコード見にいくぞ。
Posted at 2024/05/02 16:35:31 | |
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2024年05月02日
デジカメ買って気付いたのですが、デジカメって充電して使うものなんですね。
まあ、スマホでさえ充電しているし、そんなん当然でしょ何を今さら、
と言われそうですが、昭和の残りかすを自認している自分としては。
そこはまったく考えも及ばなかったところです。(汗)
そもそもカメラってのは古いやつほど電気不要で、
電源無し → ボタン電池 → 単三電池 → リチウム電池(使い捨て)と
基本的に電池は使い捨て(または乾電池サイズ充電池使用)って認識でした。
ところが、デジカメって専用充電池じゃあないですか。
満を持して買ったソニー製のα900とα550、充電池=劣化の可能性を考え、
純正バッテリーをヨ〇バシ通販でとりあえず購入しました。
デジカメとしてはもう古い機種ですが純正バッテリーがまだ普通に売られており、
しかし、これはたまたま運が良かったというべきか。
モデルライフが短く、日進月歩の家電の世界では(そう、デジカメは家電だ!)
製造中止されてからかなり時間が経っていると言わざるを得ないα900、
部品ストックがなく修理ができない割には決して安くないカメラですが、
それはさておき、2021年に製造中止となったミノルタ資産が使える
最終のα99Ⅱまで同じ電池が使われていることから、
少なくとも電池がなく使えないという心配をまだしなくてもいい点で、
非常にユーザーフレンドリーでもあるといえ、
家電エンタメが得意のソニー、さすがよくわかっていらっしゃる。
現在主流のミラーレスタイプになってからはさすがに電池が変わったようですが、
古い機種用に安くはないけれど純正バッテリーが手に入るのはまだいい方です。
ソニーデジカメのおかげで、我が家のカメラもDXの波に乗ったとばかりに、
調子づいてレンズ資産を活かせる次の一手を物色しているのですが、
ニコンの場合はそうもいかないようです。
なんとニコン、プロ機のトップランクモデルで既にバッテリーが製造中止、
中華性の互換品しかない有様です。
それでもあるだけマシというべきかもしれませんし、
当該機種を使わないようにしようとも思いません。
理由として、何といってもニコンはレンズのマウントが同じなので、
フラッグシップ機であればフルオートの制御さえあきらめれば、
古めのマニュアルフォーカスのレンズが使えるのですよ。
普及タイプのボディでは、フルサイズではなくAPS-Cサイズになり、
ファインダーでマニュアルフォーカスしたい自分としては、
少しでも大きなファインダースクリーンのあるプロ仕様機を
買うのが手っ取り早いんですよね。
もっとも、背面のライブビュー液晶でピント合わせりゃいいんですが。
しかし、製品に安定性のない大陸性のバッテリーを使えるのも
いつかはダメになる有限的方法です。
まあ、そこは最新機を使えや、と言われてしまうと
どうしようもないところでしょうが、それで飯食ってるわけでもないし、
ちょっと前のカメラって楽しいんだよなあ。
それが出た当時は当然最新機種であったわけで、大歓迎されたはず。
そういうことに思いを馳せながら、シャッターを押すことの楽しさよ。
それが今では、連写性能が悪いだの、デジタルノイズがすごいだの、
これらは最新の技術をもってしてどんどん良くなった性能です、
過去のもので当時は到達できていなかったことに対して
今の水準であれこれ言ってもどうしようもございません。
人間ってどんどん贅沢になりますな。
大陸性の安価な互換バッテリーを大量導入し、
これが使えなくなると潔く棄てる、
それまではゆっくり楽しく使っていくのもいいじゃないですか。
しかし、つくづくデジカメって金額に見合わない消耗品なんだと痛感します。
カメラが値段に関係なく耐久消費財だったのは昭和の話なんですね。
クルマでもカメラでも、ここ最近バッテリーネタが多い気がしますが、
継ぎ足し充電しても問題のないクルマの鉛蓄電池の方が考え方は楽ですね。
しかし、動かなくなった場合のどうしようもなさはその比ではありませんが。
Posted at 2024/05/02 12:53:56 | |
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2024年04月25日
さて、カメラのキ〇ムラに頼んでいたデジカメを引き取ってきました。
もちろん中古ですが、そりゃあ日進月歩で進化するデジタルの世界、
最新型に興味深々な部分は、実は少しはあるんですよ。
しかし、腐る(カメラの場合はカビが生えます)ほどある
レンズ資産を活かすため、買えるメーカーは基本的にミノルタ由来のソニーか
ニコンに限定されるのが我が家の実情。
ニコンはご多聞にもれず、欲しい機種はいつの時代もそこそこ高く、
とりあえず次に回すとして、まずはソニーからです。
最近はミラーのない一眼カメラが流行しているようですね。
レンズを通った光はその性質上、上下反転していますので、
写真となる画像のピントや構図を確認するため、
光をミラーではね上げ、反射を繰り返すことで、上下、左右を反転させ、
逆像を正像とするレフレックス構造は、一つの技術の到達点ですが、
画像を直接電子データで見ることができるデジタル技術は、
それを過去のものとしてしまう、技術のブレークスルーといえるでしょう。
撮影のために便利なこの構造も、写真にとっては邪魔ものですから、
反射鏡を跳ね上げるスペースも必要とします。
レンズの後端とピント位置であるフイルム、撮像素子の距離、
これをフランジバックといいますが、これがメーカーごとに違うのと、
それそれ独自の技術を活かすため、あえて互換性を持たせていないのが
これまでのカメラの特徴です。
しかし、このミラーがないミラーレス機は、設計上のフランジバックを克服できる
アダプターさえあれば、それこそどのメーカのものでも取り付けることはでき、
制約はあるものの数十年前のオールドレンズを
現代のデジタル世界で使うことも可能としています。
ソニーもいまの新型はミラーレス機で、いろいろなメーカーのレンズを
使えるようですが、しかし、それはまた今度の話で、
それこそカビの生えそうなミノルタのレンズをまだまだ通用するぞ、
と現代に蘇らせるのが今回の狙いです。
さて、初めてのデジタル一眼に選んだ機種はソニーα900。
デジカメならではのライブビューも使えず、
高いくせに修理可能期間もとうの昔に過ぎ去った、
ある意味孤高のデジタル一眼レフです。
これを選んだ理由は、フィルムと同サイズの撮像素子を積んだ
フルサイズフォーマット機で、ミノルタ時代のレンズが全て使えるということ。
思いのほかきれいなボディでしたが、充電器とバッテリーしか付いておらず、
同梱されているはずのケーブル類すらない中古品ですが、
ケーブル類は他のソニー機から流用できそうですし、本体が元気であれば
何とかなるとして、付属品の悪さは無視します。
取説はソニーからダウンロードできるかな、と思いつつ、
アマ〇ンで発売当時のムック本をゲットしており、
とりあえず撮影可能になる設定方法ぐらいは理解しました。
使い方ガイドとしてのこういうムック本は、取説よりも分かりやすいのでね。
実はバックアップ用にソニーの普及機を同時にもう1台手に入れたのですが、
なんでカメラいじりが好きなのか、これをいじっていて気づきました。
こちらのα550、デジカメらしく撮像素子はAPS-Cという
フルサイズ機の2/3ぐらいの大きさのモデルです。
これまたミノルタレンズが使えることを理由に性能面から選んだモデルです。
背面にライブビュー液晶が付いており、操作方法は今ひとつわかりませんが、
なんとなくで動かしながらファインダーを覗くと、
なんか遠くの方にちっこい絵が見えている。
これじゃあピント合わせなんてできないじゃん。
そりゃそうですね、オートフォーカスですし、ライブビュー見りゃいいんだから、
ファインダーなんてなくてもいいんですよ。
確かに、デジカメが出回り始めた当初、
これからのカメラって従来の形である必要ないよね、
レンズにボディくっ付いたものになるんちゃうかー、
なんて言ってたのをふと思い出しました。
実際、そういう形の高性能デジカメもあるし、第一、スマホがそうですから。
しかしね、ぼやけた画像がファインダーですーっとピントが合っていく、
見ている間に被写体が結像していって「絵」ができる、
これが楽しいんですよ。
この画像が恐ろしくきれいに見えるのが、当時から世界一といわれていた
ミノルタの「アキュートマット」です。
こればかりはキヤノンもニコンもかなわない。
アキュートマットスクリーンを積んでいるのはミノルタの高級機、
ソニーのα900、それと北欧のハッセルブラッドくらいだったでしょうか。
もうこれが使いたいからα900をリスク承知で買ったんです。
フイルムカメラが好きで、できればさわらないようにしていたデジカメですが、
こうもフイルム代や現像代が高価になると、やはり使わなくなってきました。
直してもらえるうちに、と調子の悪いニコンF4を4台、
一気に修理してもらったことにより、フイルム機については、
ニコン、ミノルタ、コンタックス、その他のオールドカメラで、
モノクロメインで撮っていくことになりそうですが、
いざ手にしたデジカメも、これはこれでお手軽に面白そうではないですか!
第一、ちょっと前のデジカメは家電製品の常で、
性能は悪くないのに寝落ちが激しい。
よし、次はニコン買ってきますかねー。
Posted at 2024/04/25 17:51:28 | |
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