知らない顔

仕事上がりに いつものドライブ･･････････

外は雨の降り始め

ここ最近変な集中力が出ていて･･･････昨日なんかは ついにどんなにゆっくりと運転してもペットボトルが水が傾く前に吹っ飛んでいく始末･･･････

そして今 その集中力が生み出した 今の走り･･････
２ヶ月苦悩に耐え ここ一週間で仲間の重さ
あったかさを知り その中でいられる幸運

自分の現状･･････････

更に上を見始め一歩を踏み出した俺自信･･････

この走りは いままでよりも重さが格段に違う･･････････････････
どんな精神状態だろうが
どんな体調だろうが
今までやってきた
だって走るのが好きだから

ひとつの曲がりに対して掛ける集中力

まるで今までのはなんだったんだろう的な

圧倒的な質のちがい･････
そして鳥から伝わる何かを 全身で受け止めながら駆け抜けた･････････

いや

この時だけは
鳥と俺の意識が一つになる

車は機械･･････
言われればそれまで
俺はこいつに 凄く魅入られてる

それでも良い

俺の集中力と こいつから伝わる集中力が混ざり合う なんとも言えない 感覚

そして 窓に映った自分を見た･･････

おまえは･･････だれだ?

凄く冷静な目
本気の顔･････････

こんな顔できるんだ････俺････････

走り終わっていつものコンビニ･･････････

無事で良かったってのと
集中しきった充実感
闇の中 一人で浸りながら タバコを一本
こいつから降りてふかす

俺とこいつだけの
飛びっきりの時間

飾り無し
掛け値無しで

なんか充実してる

一つ 何かを超えるってのは きっとこういうことかもしれない

だけど これで満足するのは大間違い｡
放たれた壁はまだまだ高い

でも
いつかは越えなきゃならないもの

だから

また 俺は 走る･･･････

闇という道を･････