![入院・手術してきました【※グロ画像注意】 入院・手術してきました【※グロ画像注意】](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/035/951/575/35951575/p1m.jpg?ct=2f2c35c1b56e)
ご無沙汰しております。何とか生存しております。
先週、香川に帰って入院・手術を受けてきました。
病名は「鼠径(そけい)ヘルニア」、要は「脱腸」です。「脱糞」ではありません。
数年前から、左の膀胱の辺りがシクシク痛む様になり、病院でCTを受けたり、ちんちんの先から管を入れられて小さな結石の結晶をとってもらったりしました。
結石だったんだと納得して生活しておりましたが、まだちょっと違和感があり、シクシクしてました。
そんな中、昨年の冬あたりから左の膀胱の辺りが膨らんできました。
これは膀胱炎か腎臓に異常があるかもと、GWに帰省したついでに香川に住んでいた時の掛かり付けだった病院で診察してもらいました。
内科か泌尿器かかなと悩みましたが、症状を伝えて内科で診察を受けようとすると外科に行ってくださいとのこと。
なんで外科?不吉な勘が働きましたが、やっぱりでした。
鼠径ヘルニアの典型的な症状で、薬で治るとか、鍛えて治るとかいうものではなく、手術が必要とのことでした。
本来ならお腹の中にあるはずの小腸などの一部が、ももの付け根(鼠径部といいます)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。患者さんは乳幼児から高齢者まで幅広く分布しますが、乳幼児(小児そけいヘルニア)の場合は、先天的な要因がほとんどですが、 成人(成人そけいヘルニア)の場合は、特にももの付け根の筋膜が弱くなる40歳以上の男性に多く起こるそうです。
手術は昔ながらの開腹手術と、群馬や千葉で話題の腹腔鏡手術の2種類が選択できます。
開腹手術だと手術代は8万円前後と安いのですが、5cm前後切るので痛みが長引き、跡も残ります。あと、右も発症しているかどうかは切らなければわかりません。
腹腔鏡手術だと倍の金額が掛かりますが、高額医療費制度の適用となります。
おへそにカメラ用の穴、両サイドに執刀用の穴と、計3ヶ所5mm前後の穴を開けるだけなので、身体への負担も少なく、跡も目立たず、早く日常生活に戻れます。
また、私の場合は左が膨らんでいましたが、右も同時に症状を確認することが出来、ヘルニア発生部位が左右の2ケ所にあっても同時に治療できるということなので、腹腔鏡手術を選択しました。
で、先週の月曜日から入院しました。手術は翌日、火曜日の午後です。
入院すると、色々書類をかかされます。医療専門学校の学生さんも実習で担当させるとの書類もあります。
今回は4人来ていました。
病室で入院グッズの整理整頓をして程なくすると、実習生2人と看護婦さん1人の計3人がやってきて、テイモウしますとのこと。漢字で書くと「剃毛」と書きます。お腹からちんちんの上まで、寄って集って剃毛されてしまいました。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/023/754/772/36fa347748.jpg?ct=bd5a0a877b25)
グロ画像ですみません。雑でちくちく痛かったです。。
クリームも何も塗らず、いきなりバリカンみたいなやつでジョリジョリやられてしまいました。しばらく温泉に行けません。。。(泣)
とりあえず、おっきしなくて良かったです。
第一関門突破です。
これから、下剤飲んだり浣腸したり羞恥プレイが続きます。
この病院では、鼠径ヘルニアでは初めての腹腔鏡手術だそうで、私が第1号らしく、ギャラリーが出るとのことです。脱糞しないように頑張りました。
手術当日は、全身麻酔に備えて浣腸やら、一番ぶっとい針を入れられて点滴されたり、手術服や弾性ストッキングを履かされたり、やられたい放題です。全身麻酔なのでおしっこが垂れ流しになるとまずいので、やっぱり尿道カテーテルが麻酔後に入るそうです。これが一番嫌です。。。(鬱)。。。抜く時が痛いので麻酔が効いているうちに抜いておいてもらえるようお願いしました。
で、13時から手術で、手術台に磔にされたら、あっという間に全身麻酔で意識がありません。手術後、HCUに1泊しました。手術自体は90分で終わったそうです。
18時くらいにお医者さんや嫁はんから呼ばれて麻酔から醒めましたが、ぼんやりしていてあまり覚えていません。暑かったことだけは覚えています。結局、21時頃、尿意をもよおしてはっきり起きました。
点滴スタンドを杖代わりにトイレまで歩いて行きました。おへそを1cm穴をあけたので、チクチク痛いです。両サイドの5mmの穴はあまり痛みは感じません。患部の鼠径部に至っては、何の違和感もありません。
何が痛いって、おへそよりもおしっこするときが痛いです。
案の定、手術中は管を挿されていました。
お願いしたとおり、術後に抜いて頂いておりましたが、
私のかわいい粗末な息子さんが管に痛めつけられてしまいました。
おしっこする瞬間と、最後の滴が一滴ずつ垂れているときがキリでちんちんを刺されたような疼痛です。流れているときの方がましです。おしっこが出た瞬間は、思わず口から「うぅぅぅ」って唸っています。麻酔後の眠気も一発で吹き飛びます。病室の相部屋の方によると全治2日半だそうです。
飲み物を控えておしっこになるだけ行かないように頑張りました。あと、今後の為に鍛えておく必要があると感じました。どうやって鍛えるかは未だに思いつきませんが。。。
ちんちんの手術をした訳ではなく、結局、本題の鼠径ヘルニアは、内鼠径ヘルニアで、左は大きく穴が空いていましたが、右も破れかけていたので、両方手術して頂きました。
左は完全に穴が開いてます。
右は破れかけ。。。
腹腔鏡手術を選択していて良かったです。ポリプロピレン製のメッシュで塞いで頂きました。
術後、次の日の朝から普通食が出て、点滴も外れて、HCUから歩いて病室に移りました。
病室には私以外にも2人、私とは別の手術で入院されていらっしゃいましたが、医療専門学校の実習生の4人がたらいに湯を張って病室に入ってきました。何事かと聞いたら、なんと足湯だそうです♪
みんなお風呂に入れないので、せめて足湯でさっぱりしてもらいたいと考えて用意してくれました♪
たらいに張ったお湯に足を浸からせて、若い女の子が2人がかりで足の裏から指の間からコシコシしてくれて暖かいお湯をかけてくれる極上のサービスでした。
ハーレムの王様の気分を味わいました。
特別オプションを選択したわけではありません。無料です。
延長料金を払いたかったです(はぁと)。
すごく気持ちが良かったので、見舞いに来た嫁はんに退院後にやってもらえるか聞いてみましたが、あんたもやってくれたことも無いのにアホかと怒られてしまいました。腹パンチを喰らうかと思いましたが、きちんと病人として気を遣って頂きました。
術後数日間は、ベッドの上で寝てばかりで動かないので、ガスばかり出て便が出ないのでお腹が苦しかったです。
お腹が張って苦しくて脂汗をいっぱいかいた時もあり、腸閉塞でも引き起こしたのかと思い、レントゲンで調べてもらいましたが、何と便秘でした。私はどちらかと言うと、便が柔らかい方で、便秘になったことはありませんが、ベッドで寝てばかりで動かないのと、相部屋なのでガスを我慢してたりして、便秘になった模様です。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/023/754/774/5bb3e79586.jpg?ct=931aa49cea6b)
お腹が固く張っていてパンパンです。
座薬を入れたり、下剤を飲んだり、便を柔らかくする薬を飲んだり、結構格闘しました。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/023/754/778/e480475457.jpg?ct=1522a649a7e0)
こいつは効きます。。。
踏ん張ると縫った所が裂けそうなので、踏ん張れないのがつらいところです。。。でも、ようやく下剤の効果が出て、無事、第1児を出産いたしました。。。結構難産でした。下剤の効果はものすごく、一度出ると連鎖的につわりが来て、その日はトイレとお友達になって第8児まで出産しました。お尻が痛かったです。
入院中は、暇だろうと思ってパソコンを持ち込んで、今まで忙しくてみんカラもご無沙汰だったので、オフレポやこの入院レポを書こうと思ってましたが、同室の方や実習生と盛り上がり、非常に楽しかったです。
意気投合して、カーテンもずーっと開けっ放しで話ばかりしていました。入ってくる医者さんや看護師さんもこの部屋だけ雰囲気が異なるとビックリしていました。
同室の方が、病院ではお酒が呑めないので、雰囲気だけでもと自動販売機に新製品で新しく入っていた甘酒を買ってきてごちそうになりました。乾杯して飲んでいると実習生が入ってきて、いきなり怒られてしまいました。
なんでも、栄養成分表の炭水化物の項目は実際は糖質であるらしく、多くの缶飲料・ペットボトル飲料では、「100gあたり」(または100mlあたり)と記載されています。つまり、実際に1本あたりに含まれている量は、成分表示に記載されている量から、350mlならば3.5倍、500mlならば5倍にする必要があります。スティックシュガー1本に3g入っているので、この甘酒にはなんとスティックシュガー9本以上の砂糖が入っているとのことでした。ビックリです!
スポーツドリンクなども1/3ぐらい希釈して人間と同じ浸透圧にして飲まないと、そのままでは糖分などが濃すぎるそうです。
その他、HCUとICUの違いやら、ささみが高たんぱく・低コレステロールが良いとか、色々と教えて頂きました。
こんな私たちを気遣ってか、実習生が退院後の過ごし方として夜遅くまでまとめたレポートを退院時にお祝いに頂きました。鼠径ヘルニアの術後の過ごし方、体重管理の仕方、食生活や栄養成分表についてなど色々書いてありました。
先週の金曜日に結局4泊5日で退院できましたが、この入院の期間、お医者さんや看護士さんだけでなく、実習生の皆さんにも色々とお世話になりました。
お陰さまで1週間がとても楽しい思い出となりました。
睡眠もしっかりとれて、病気を治しただけでなく、命の洗濯ができたような気がします。
ありがとうございました。
入院費や手術等、全部で16万円弱かかりました。
嫁の運転で帰宅しましたが、お腹が出っ張っているので、臍が揺られるとチクチク痛かったです。
このあと、6時間も運転することを考えるとゾッとしました。
岐阜に戻りたくなかったです。
で、先週の日曜日に香川を出発して、車で400km、6時間運転して岐阜に戻ってきました。
ほんとは、バスや新幹線で帰りたかったけど、重い荷物をコロコロ引っ張るとお腹が裂けそうな気がしたので、車で座ったままというのを選択しました。
車が揺れる度にお臍が痛かったので、腰痛用コルセットで固定したら楽でした。
咳やくしゃみをするとお腹を押さえないとズキッと傷に響きます。
で、翌日の月曜から出勤して、今週1週間は、無理をせず恐る恐る仕事を開始しています。
重い荷物は同僚に持って頂いています。ありがたいです。
お酒も内科では無いので飲んでも構わないのですが、
お医者さんからは酔うと血の周りが良くなって、痛みが増すことがあるかもとおっしゃってました。
痛みがわからなくなるぐらい飲んでいますというのは冗談で、びびってちびりちびり飲んでいます。
おへそもお風呂に入った後は、清潔な綿棒で水滴が残らないように、化膿しないようにふき取るよう言われてきちんと行っています。
はやく傷が完治して、毛も生え揃わないことには、
まだ、しばらくは温泉に行けないことだけが辛いです。。。(T_T)