メーカー/モデル名 | マツダ / デミオ XD ツーリング Lパッケージ(MT_1.5) (2018年) |
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乗車人数 | 3人 |
使用目的 | レジャー |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
4
|
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満足している点 |
1.日本で買える唯一のディーゼルMT やっぱりデミオの魅力はこれにつきる。 動力性能と経済性は相当高い。 MTとしても現代の車の中ではトップクラスの扱い易さ。 シフト操作もフィーリングが良く、 適度な節度感と操作の軽さは特筆モノ。 2.クラスを超える装備水準 レクサスでもメーカーオプション扱いの安全装備が 標準設定されるなど小さいからというエクスキューズが無い。 オプションだがアダプティブハイビームが着けられる点も優秀。 田舎住まいだが、妻の通勤で毎日一度は作動しているはずだ。 私も使うが、本当に明るいのに対向車にすぐ反応してくれる。 レーダークルーズコントロールもMTにも設定があり イージードライブも堪能している。 3.内外装のデザイン マツダ顔が嫌いな人は嫌いだが、 私は許容レベル。妻は気に入っている模様。 内装は狭い幅をワイドに見せる ベンチレーターのデザインが秀逸。 加飾も十分で競合車と較べてもアドバンテージあり。 4.しっかり5枠を守った車幅 今住んでいる住宅地や妻の通勤路では困らないが、 保育園の近所の旧市街地や 妻の会社の駐車場は狭いので デミオのボディサイズが武器になる。 キャビンの狭さを指摘する人も居るが、 ドラポジの自然さのお陰で窮屈感は無い。 5.所有欲をくすぐる仕掛け ドアロックを解除したら灯火類が点灯するが、 地下駐車場や夜の駐車場では無意味に テンションが上がる。 ホーンが渦巻きホーンなので ついつい鳴らしたくなる。 外装もラジエーターグリルの奥を黒く塗って 中見えしないように配慮するなど、 しっかりと所有する喜びが得られる。 安い部品を使っていても安く見せない工夫など よく研究されているなあと感じる。 |
不満な点 |
1.子育て世代には辛い対傷付き性の低い内装トリム トリムの硬質プラスチックは 傷付きに対する許容度が低い。 ちょっとリュックサックのジッパーが ちょっと当たっただけで目立つ傷が容赦なく入る。 2.意外と早くお尻が痛くなるシート 長距離が楽しい車なのだが、 シートはちょっとお尻が痛くなる。 腰が痛くなるカローラGTと違い、 デミオはお尻が痛くなるので シートと言うものは難しい。 3.右折の機会を逸するi-STOP復帰のもたつき 停止後、クラッチを踏むと再始動する。 Nで惰性で進んだ際に 再始動のタイミングが合わない時があり、 発進がもたついてしまうことがある。 4.アダプティブハイビーム時のレバー位置 田舎暮らしなので装備は大活躍しているが、 常時ハイビーム位置にレバーがあるので 指が短い私には操作しにくい。 (最新のマツダ3では改善済) 5.エアコンの風が顔に当たらない 猛暑の夏に運転中、冷風を顔に当てたいことがあるが、 吹き出し口の角度調整幅が狭く、 顔まで風が飛ばない。 スポット風好きの私には不満。 6.ISOFIXバーの位置が奥過ぎる 納車後の取付け時、CRS取り付けが困難を極めた。 一度取り付けてしまえは困らないが、 他の車でデミオほど着けにくい車は無かった。 |
総評 |
1年、2万kmデミオと生活したので、 記録として残したい。 走り屋では無い妻が通勤で乗れるMT と言うことで我が家にやってきたデミオ。 月曜日~金曜日は、妻が息子を保育園に送り、 会社に通勤し、帰宅時に保育園へ寄り、 買い物へ行く。 土曜日~日曜日は、(敢えて)遠くのスーパーへ 買い物へ行ったり、帰省や旅行を楽しむ。 私の職場が変わってRAV4の走行距離が伸びたことから、 休日は私もデミオにばかり乗っている。 納車から大きなトラブルも無く距離を重ねてきたが、 大いに悩んで購入しただけのことはあり、 乗り換えたい!と思うほどのミスマッチは無い。 ちょっと予算オーバーでも「欲しい」と思える車を選んでよかったと思う。 近所への買い物は小柄さゆえの機動性がありがたいし、 遠方への移動はしっかりした走りに助けられて 基本的に疲労が少ない。 細かいクオリティ面ではトヨタとは違う種類の 配慮の無さを感じたが、 デミオは好きな人にはぴったり嵌って 満足度が高くなるような車だ。 DJ系デミオ(2)としては後期に当たる年式のはずで、 熟成が進んで内容が充実していた仕様で購入できてよかった。 E/Gやバッテリなどの各種消耗品の耐久性など不安が残るが、 2年後の車検の頃に印象が どんな風に変わるかも改めて書き残す予定。 |
走行性能 |
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1080kgの軽量ボディに
220Nmのトルクで引っ張るので 家族3人と旅行の荷物を満載しても 余裕のある動力性能だと言える。 名阪国道も、中央道の上り坂も 力不足を感じさせない。 運転しにくいMTが増えている中で、 デミオは昔の感覚で運転できる貴重な一台だ。 ハードなスポーティネスを訴求しないので クラッチも軽くて日々の買出しや 保育園の送り迎えでは 5枠Bセグとしての素性の良さが楽しめる。 信号待ちからの発進もクラッチを踏めばE/Gが再始動。 ヒルスタートアシストが備わり 上り坂で信号待ちをしても 2秒間姿勢を保持してくれて 初心者にもベテランにも優しい。 一方、ディーゼルゆえに低速で強いイメージがあるが デミオはそこまで低回転が得意だとは感じない。 むしろ通常走行時は2000rpm近傍を多用する。 ワイドレシオなギア比をネガティブに感じる人もいるようだが、 私は市街地走行なら3速や4速で走らせることが多い。 高速道路でもよっぽど条件が良くないと6速は使わないで5速のままで済ませる。 実は燃費性能も上げ気味の方が 良い結果を出すことも分かっているので不満は無い。 |
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乗り心地 |
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走らせると正確で面白いが、
街の荒れた舗装路の路面の 凹凸をいなす快適性があるかと聞かれると 実はあまりない。乗り心地は堅い。 ミラココアから買い換えた時は 飛躍的に快適だと感じたが、 自分のカローラやCセグのモデルに乗った後では 明らかに堅さを感じる。 トーションビーム式は車体とビームを繋ぐ ブッシュが前後力を受けるが、 寿命まで切れてはいけないので ゴム硬度を上げざるを得ない。 ゆえにトーションビーム式の乗り心地は ゴツゴツした印象になりがちだ。 とは言え、長距離を走らせると ビシッとした乗り心地と感じられるので 私にとってはBセグとして十分納得できる範囲内だ。 |
積載性 |
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Rr席が狭い、荷物が載らない
というのがデミオの基本性格だ。 覚悟してデミオを買ったが、 荷物が思うように積めなくて困ったのは 増税前に電子レンジと炊飯器を買った際に、 RRドア開口から電子レンジが入らなかった事くらいだ。 バックドアには既にベビーカーと食料品が満載だったので 食料品を後席足元に置きなおして 電子レンジを縦に無理やり積んでやり過ごした。 これ以外では家族3人で旅行しても困ることは無かった。 さすがにお土産はRrシートのスペースに 載せなければならなかったが、 昔両親が乗っていたスターレットSEでも ルーフキャリアに荷物を積んで帰省しており、 自分もいつかルーフボックスを買う日が来るかもしれない。 |
燃費 |
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カタログ値30km/Lだが、燃費計の表示では、
30km/L以上をマーク出来る。 実際は定期的にDPF再生(煤焼き)する際に ガクっと燃費が悪化するので、 遠出でも満タン法で26km/L程度まで落ちる。 妻の通勤オンリーだと20km/Lを切るだろう。 ただ、燃料が軽油なのでお財布に優しい。 RAV4の燃料費は月々2万円程度だが、 デミオは同等の走行距離なのに1万円を割る。 毎月1万円以上ガソリン車のRAV4より安く乗れる上に 十分以上な動力性能が得られるので文句なし。 |
故障経験 |
まだ故障が起こる段階ではないが、 毎日、通勤や買い物、レジャー、旅行等に 使用した結果、生活に伴う傷がたくさん着いている。 FRパンパーに飛び石チッピング傷 FRカメラのコーティング剥がれ フードにチッピング痕 FRドアトリムのピアノブラック面磨き傷 RRドアトリムに擦れ傷 RRドアエッジに当て傷(タッチアップ) グローブボックス線傷 RRホイールアーチに擦り傷 私見だが、デミオのトリムの硬質プラスチックは 傷付きに対する許容度が低いように思う。 特にドアトリム上部はお見せするのが 恥ずかしくなるほど傷だらけだ。 このあたり、私のカローラのドアトリムは 肩口付近はソフトなので 手触りだけでなく耐傷つき性も高い。 足元はカーペットが張られていて これまた耐傷つき性が高い。 ちなみにマツダ3は前後とも柔らかく、 カローラツーリングも最廉価グレード以外は 前後とも傷がつき難い柔らかい素材だ。 一方、ファミリー層もターゲットに入るCX-30は FRのみ柔らかく後席は割り切られている。 ブランド価値を高めたいのなら 長く満足感が維持できるよう、 こういう部分に投資することは 中古車のヤレを減らすことにつながり、 中古車価値の向上に一役買うのではないかと思う。 また、タコメーター部に埃が入り気になっていたが、 保証で対応してくれるとの事で来月再入庫予定。 シフトレバー3速の渋さ(スティックスリップ感)と テールパイプ溶接部の錆は様子見。 この他、RRドアウェザーストリップ外れが 発生したが、クリップがドアに刺さったまま ウェザーが外れてしまった。 他メーカーならクリップに加え、 両面テープで固定していたなと思い出すと、 こういう部分でコストを抑えているなと感じた。 ちなみにホワイト内装で汚れを気にしていたが、 意外なほどまだ拭けば落ちるレベルを維持できている。 |
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