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帆世のブログ一覧

2023年05月07日 イイね!

Turbo RS委託販売中です

Turbo RS委託販売中です最後まで手元に残しておくか迷ったTurbo RSですが、売却する道を選びました。一時帰国はあるとしても、長期保管になるのでコンディションを保つのが難しいだろうな、というのと、一応帰国予定はありますが、読めない時代ですからね。また、欧州では年式的にクラシックカーとして登録する形になり、個人で輸入する個体だと、実際はいろいろあるようで、、、連れていくのもリスクで。

調子は非常に良いんですけどね。
このエンジンは育てていく必要がありますが、帆世のクルマは適度に高速走行していたので、元気です。逆にいうと、適度に走らせてあげないと、このコンディションは保てないだろうなって感じます。この辺りは、年式的に古いクルマですし、かなり長いライフスパンで考えられているクルマですから、最近のクルマのようにはいけません。


そんなTurbo RSですが、かなり希少なクルマなのです。世界限定20台、そのうち、カーボン内装は8台、さらに外装ブラックガーネットとなると、データはないものの、世界に数台でしょう。日本には知ってる範囲で3台。3台とも色違いでブラックガーネットのTurbo RSはこの1台だけ。世界に1台の可能性もあります。ブラックガーネットはTurbo RSとともに出てきたカラーですが、その後、Continental T、Arnage Rでも選択された方がいらしたようです。この色はかなり気に入ってますし、色でいっても日本には数台しかないでしょう。

最近はいよいよ電動化も加速して、価値あるICE車はだいぶ少なくなってきました。ロールスベントレーを除くと、最後の純内燃機のV12 AventadorとFerrai 812はやはり気になって相場見てますが、Aventadorは強気ですね。。最後の780馬力仕様のUltimaeは1億超えの世界。SVJも限りなく億に近い。。。ただ、台数をみると、Ultimaeでもクーペ350台、ロードスター250台、SVJは900台と意外と多いことに気づきます。ロールスベントレーの感覚で言うと、限定車ではなく、カタログモデルの数です。

改めて、よく巡り会えたなぁって思います。
ベントレーの歴史上最も重要なモデルの1台、R-Type Continentalも208台なんで、その1/10ということになる。
最近抽選のあったMY24 GTRの人気グレードでも、倍率100倍とか。未だロイヤリティ販売でないのは謎ですが。。。
世の中、会社やら大学やら倍率なんて言われますが、超倍率企業でも1,000倍程度の模様、しかも、会社や大学は毎年門が開かれるし、中途の道も。
宝くじ1等の当選確率、1/1000万。あれ、Turbo RSに巡りあう確率より高いのに、当たらないのは何故だ🧐
Turbo RS、というか、ロールスベントレーの限定モデルに巡りあう確率は、数字で言うと奇跡に近いのです。

そして、奇跡は起こり、ちょうど4年ほど前にTurbo RSのオーナーとなったのですが、所有歴も一番長いクルマとなりました。理由はシンプルで、これ以上のクルマはなかなかないんじゃないか、と思わせるものがあるからなのです。これまでの所有車や検討車も皆素晴らしく世界観を持ってましたが、自分にとって、こーゆー気分になったのはロールスベントレーが初めてでした。最近思うこととして、そう思えた一因はTurbo RSだったのも大きいのではないか、と。もともと、ロールスベントレーでターゲットしていたのはContinental Tでした。Continental Tも決して数の多いクルマではないのでタイミングよく巡り会えず、巡り会えたのがTurbo RSですが、Turbo RSはContinental Tの1年前に発表されているのです。太めのステアリング、強化ブレーキ、スポーツセッティングのサスペンションなどがTurbo RSで初採用され、多くがのちのContinental Tでも採用されるのです。ボディ、エンジンチューン、タイヤ・ホイールサイズ、ホイールベースなど違いますが、Continental Tのデビュー前、一番近いフィールを持っていたのはTurbo RSなのではないかと。おそらく、自分がロールスベントレーに求める物を最も具現化しているモデルの1台なのです。


初めてロールスベントレーに触れたのは、もう15年以上前だったと思います。当時乗っていたのは、C215のCL600 Bi-Turboのフルブラバスコンバート。このCLで見に行った、ロイヤルブルーのTurbo Sが最初だったと思います。Turbo Sというのも405馬力仕様のSユニットを積む95年の限定車です。60台だったと思います。メルセデスのSというのもすごいクルマで、メカの集大成的な126、140、制御の始まりの215/220、その後、デジタル・電動化と現在に続きますが、いずれもきっちり最高峰を感じるクルマです。Turbo Sには、そんなCLが急にフツーに思えてしまう次元の違う質感を見せられた感じでした。そして後日、某高速でデビュー間もないW12のContinental GTにおいていかれ、ベントレーという存在が脳裏に焼きつきました。

上には上がいるというより、別の世界を見せたられたような気分でしたね。特に英国製世代に言えますが、ドイツ車とはベクトルの違いを感じます。CLのLuxuryは、新幹線のグリーンやグラン、飛行機のビジネスクラスとか、左脳で考えたLuxuryと近い物を感じ、産業的なんですが、ロールスベントレーは馬車の時代から続く貴族的Luxuryを形にした感じというか。クルマとして販売する以上、各種規制をクリアして型式取るので、少なからず似てくる部分はありますが、生い立ちも考え方も違う、別の世界から来たクルマのように感じます。


人間に深みを与え、大きくしてくれるのは、なんだかんだ言っても経験。クルマ好きになったからには経験しときたい世界がいくつかあって、ロールスベントレーは、その一つでした。また、いずれ、この世界には戻ってこよう。自分にとってはそんな世界なのです。

ちなみに、今回使用した写真はFLYING B Magazineを写したもの。帆世個体そのものです。
Posted at 2023/05/07 13:58:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bentley | クルマ
2022年12月31日 イイね!

2022年総括

2022年総括2022年も残すところあとわずか。
今年は一体何を成し遂げられたのか… いろいろ考えてしまう時期ですね。

みんカラも記事はゼロになってしまいましたね。
考えてみると、ログインしたのも数ヶ月ぶり。その間にフォロー、メッセージ頂いてた方、ごめんなさい。


クルマも自分のベントレー以外運転してない気がします。距離にして、1,000キロくらいですかね。こういう乗り方だと、低年式低走行のクルマが出てくるのも頷けます。

ちょくちょく中古車検索はしてましたし、新車も興味のある情報は見てましたが、今年は新車中古車ともに、買うのが難しい年だったと感じます。ネオクラの値上がりはだいぶ前に始まってましたが、新車も未だ続く半導体問題、情勢、まだ制約多きサプライチェーン等で満足に作れない。これが当年物や1年落ちとかに波及して、中古車も総じて高い。。。

え❓って思ったのが、Lamborghini Urus。
Urusって、そこまでプレミアムついてなくて、当年物や1年落ちのほぼ新車個体でも、3,000万を割り込んだりしてる感覚でしたが、いつの間にか、1,000万高くなっている😵 一皮剥けばCayenneやBentaygaとそんなに変わらん、というかオリジナリティ低めですが、試乗してきた方は、ちゃんとLamborghiniしてたと曰うので、それが相場にも現れてるのかもしれませんね。転売用に、なんかクルマ買っとけば良かった、と思ってしまう世の中です。

Urus、生い立ちはともかく、独特のクルマではありますね。DBX 707とは迷いそうですが。考えてみると、もはやどちらも自社製エンジンではないので、こういうクルマがあるだけマシという時代なのかもしれません。その点、ProsangueはFerrariの意地を感じますね。リークされた写真は微妙だったけど、実際発表されたものはカッコいいし。あとはトラックですが、Henessy Mammoth 1000とShelby Super Snake Sports。SUVから自分の興味が離れてきた気がしますね、スラスラSUVが出てこなくなりました。ビジネス的には本流でも、プランド的には本流でない場合がほとんどだし。

興味を引いたクルマは何台かありましたが、今年もロールスベントレーを差し置いてまで欲しい、と思えるクルマには出会わなかったです。次は2枚ドアにすると思いますが、Azure、Continental R/Tの売り物が出てきた時に湧いてくる感情が、なかなか他のクルマには湧いてこないのです。実際、Turbo RSは足回り、ブレーキともに、当時のラインアップの中では最もスポーツ仕立ての1台ですし、走りにも大きな不満はないですから。重心高いんでコーナーは少し気を使い、コーナリングスピードはも少し上げたいですが、ブレーキ、加速はフツーに乗るには十分。特に冬はパワー出てるので、動力性能でストレスを感じることは、ほぼないですね。そして、これ以上の内装のクルマはまずない。。。

乗ってる時に常に触れてるのが内装ですから、ステアリングの皮、シート、アームレスト等は重要ですが、この感じはコノリーが健在だった2002年に終わってしまいます。ロールスエンジンのArnageは整備性に難ありなんで、Seraph Last of Lineもいいと思います。走りはツインターボになってからのArnageですが、内装の差を知ってしまうと積極的にはなれない。


そんなわけで、来年も乗り続けます、と言いたいところなのですが、状況が変わってきました。永久ではない予定ですが、来年、ベルギーに移住することになったのです。



そこで、取れる策は三つ。

① 売却して、帰国時にロールスベントレーを改めて購入
② ベルギーに持っていく
③ コーンズリザーブに預けておく

まぁ、フツーに考えれば①かもしれませんが、世界に数台、日本国内には色考慮すると一台しかない個体なんで、一度手放すと二度と手に入らない可能性が高いのです。走りはContinental R、Azureよりはスポーティで一番いいとこにいそうですが、コーチビルドモデルの魔力も、また悩ませる。。。 ベルギーでは、日本国内ほどに程度のいい個体はなかなか手に入らないでしょうから、向こうで買うことは、あんまり考えてません。実は2ヶ月ほど前に、久々にブリュッセルに行った時、たまたまBentley T1の売り物を見たのですが、やはり、日本の極上の基準にはないですね。



そして、②。
帆世の個体は左ハンだし、クラシックカーに優しいヨーロッパ。特に問題ないだろうと思ってましたが、色々聞いていくと、輸入個体は排ガス規制・登録の問題があるようで、そんなに簡単な話ではないことが判明。最悪、置物になる可能性あり。。。となると、②はリスク高すぎで却下ですね。

③は実は最近知ったんです。
メンテナンスをしてくれて走れる状態を維持して保管してくれるサービスは、概ね月10万程度からが相場。コーンズはベースで年間150万弱。以外とリーズナブルなのです。どんくらいの頻度で帰国するか不明ですが、帰国時に乗れる状態のクルマがあるのは大きいので、魅力は感じますし安心です。実は最初、日頃面倒見ていただいてるお店に長期保管を相談したのですが、そのようなサービスはできずで。

数年後には、また日本に帰ってくるとは思いますが、その時にTurbo RSがいいか、コーチビルドモデルがいいのかが判断基準ですね。久々の海外生活でしばらく海外で暮らそうというモードになる可能性もありますし、Turbo RSの年代は結構気を使うので、置いとくなら新しい車の方が安心か、という考えもありますね。新しめのクルマで、世の中が戻ってもあまり値段が落ちないクルマ。かつコーンズに預けておく価値のあるクルマ。これはこれで限られますね 笑

どのみち、Turbo RSにはギリギリまで乗ろうと思ってましたが、昨日久々に洗車して、ふとフロントウィンドウを見ると、次の車検が令和5年2月であることを示す文字が😵 令和になってから、パッと今年が何年か出てこなくなりましたが、来年ですね😵 よくよく考えると、前回車検からそろそろ2年経ちます。

2月は出張等でほとんど動けないと思うので、1月中になんとかしないといけないですね。売却と思うと、急に寂しい気持ちになります。。。


そんなわけで、ちょっとドタバタした年越しです。


皆様、どんな1年だったでしょうか❓
良いお年をお迎えください✨✨
Posted at 2022/12/31 17:30:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bentley | クルマ
2021年07月18日 イイね!

Bentley Turbo RSの近況と維持費

Bentley Turbo RSの近況と維持費長らくTurbo RSの近況を書いてなかったので、久々の近況です。

Turbo RS、非常に快調です✨✨

ヘッドガスケットなど、エンジン周りに大きく手を入れて、しばらくは慣らしてましたが、ようやくエンジンにあたりがついてきた感じします。そして、オイルが減らなくなりました。メンテ前は2,000〜3,000キロで1L減ってましたが、5,000キロ目前でほとんど減ってません。汚れも以前に比べるとだいぶ少ないので、本来はさほどオイル依存度の高いエンジンではないのかもしれません。クーラントも高性能なものを入れてるんで、水温も安定してます。このくらいの気温になってくると、極力渋滞は避けますが。。。

納車から約2年。距離にして、15,000キロちょい走ってます。まぁ、入院が長かったんで、手元にいるのは正味1年くらいですが、さすがに、これだけの時間と距離をともにすると、馴染んできます。手足のような感じになってきました😁
この辺りの時間感覚は英国車ですね。

現代のスポーツセダンのような性能はもちろんないですが、程よい速さ、コーナリング性能、ブレーキ性能はあります❗️
首都高なんかでも、姿勢変化を乱さないようなライン取りをすれば、結構なペースを維持できますし、急な車線移動で姿勢が乱れることもありません。この辺の運動性能はSZ系セダンではRSかRTでしょうね。気を使うほどの速さとか敏感さはないので、ちょうどよく、気持ちよく飛ばせる感じですね。速さはないと言っても、0-100キロ6秒ちょいの加速力なんで、そこそこの速さはあります。

最高速241キロですが、今でもそこまで出そうな雰囲気はあります。215くらいまでしか試してないですが、全然余力ありそうな感じします。ただ、200キロくらいでも、風切り音は相当うるさいですね、、、200キロしか出てないのに、めちゃめちゃ飛ばしてる感覚を味わえます 笑 逆に考えれば、200キロくらいで飛ばしてる感覚を味わえるので、安全ですね。現代の高性能車では300まで出さないとこういう感覚はないでしょう。いや、300出してもないかもしれません。風がうるさく、重いだけで、怖さやクルマ的な危うさは全くないです。この足回りはかなり煮詰められてると感じます。SZ系セダンでは一番スポーツに振ってる足回りなので、意外とショックもダイレクトで、そこまで乗り心地重視ではないですけどね。路面見ながら走らせる必要があります。

そんな、Turbo RS。
今も気に入っていて、ロールスベントレーは常に1台手元に置いときたいと感じますが、維持費は結構かかります。まぁ、クルマの維持費は多分に主観的なものなので、いくらからが高いという絶対基準はないんですが、過去所有車の中ではトップクラス。

このクルマを購入するとき、お店からは1キロ100円と思ってください、と言われました。1万キロで100万。ガソリン代はもちろん別です。ちょうど、前車のハマーが1キロ106円でした。意外と維持費かからないのね、と思ってましたが、実際の維持費は約1キロ200円くらい。ざっと倍です😵 乗り方によっても変わってきますが、高速70〜80%くらいで、この数字です。

細かい電気系統が気まぐれな動きをすることはありますが、そういうのを除くと故障するクルマではないので、消耗品が年式的にいろいろ来てる感じがします。サイクル的に次来るのは、足回りとブレーキですね。エアサスほど高くないですが、エアサスよりも消耗速そうなので、長い目で見ると高いかもしれません。購入ガイドとか、手元にいくら用意しとけ的な記事も結構ありますが、漠然と備えるというよりも、消耗サイクルを見てという形が現実的かと思います。突然壊れて膨大な請求書が来るようなことはありません。少なくても、ここまでは😅

でも、それだけの維持費をかける価値のあるクルマであることは確かです✨✨
そして、乗りたくなる系統。乗るから維持費かかるんですけどね^^;

一番の弱点を挙げるとすると、自分的には塗装の弱さ。塗装自体は鏡面仕上げで非常にキレイなんですが、ドイツ車や国産車と比べると、飛び石とかキズがつきやすい。オリジナルペイントで若干浮いてきてる箇所もあるので、ここはいずれオールペンすることを前提に気にし過ぎないのがいいか、と思ってます。高速走行はどうしてもキズが増えますが、クルマ的にも高速走行してたほうが調子良くて、背反しますからね。

もちろん、乗りっぱなしにできるクルマではないです。液体類の状態・量のチェック、音や匂いの変化、エンジン周りや操作系の動きなど、五感を働かせる必要はあります。でも慣れます❗️ クルマとの対話、面倒を見る感覚の有無で、こうしたクルマをある程度日常的に乗れるかは変わってくると思います。


時代は電動化や自動運転、エコとテクノロジーの世界に向かってます。大排気量NAが貴重なんて言ってましたが、もはや、エンジン車自体が貴重というところに向かってます。あと10年は大きく変わらないでしょうが、20年先は規制等でフツーに乗れなくなるのかもしれません。

残りの時間何に乗るか、と考えた時、このクルマは上位に来ますね。ロールスベントレーではContinental T、Azure、Brooklands(2dr)はいずれ所有したいです。BrooklandsはArnageベースなんで操作系軽めだと思いますが、Continental T、Azureは乗った感じも大きく変わらない気はしますけどね。自己満の世界です。あとは、スーパーカー、いや、ハイパーカーは乗ってみたいですね。ハイパーカーとなると、新たにビジネスを始めて、成功させないといけないですが。。。
車格問わず、カスタム、チューニングできるクルマも欲しいです。

Turbo RSもボディサイズや真夏への適合性を考えると便利なクルマとは言えないですが、残り時間が限られるとなると、乗りたいクルマ以外に時間とお金をかけるのがもったいない気になってきます。これまでも結局は思い入れのある欲しいクルマしか買ってこなかったんで、この先も同じことを繰り返すだけなのですが (^^;
Posted at 2021/07/18 20:23:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | Bentley | クルマ
2020年12月31日 イイね!

2020年最後のプログ

2020年最後のプログ今年はなかなか気温が落ちないと思ったら、急に冬になりましたね☃️

外気温が3°C以下とかになると、インフォメーションパネルに「ICE」と表示されるようです。室内に温度計ないのに。。。

ピー音でインフォメーションパネルに何か出ると、「何が壊れた❓」ってドキッとするんですが、故障ではなく、外が寒いことを教えてくれただけ✨
そーいえば、ハマーもユーコンもルームミラーにICE表示出ましたね。法規なのかもしれません。


今年はこのクルマ、1ヶ月半くらいしか手元にないので、距離的にも2,000キロくらいしか乗ってません。


去年の今頃は、メンテ2ヶ月目くらいで、年明けには戻ってくるかな、くらいに思ってましたが、まさか1年の入院になるとは。そして、その原因の一つでもある、こんなパンデミックを生きてる間に経験するとは思ってなかったですね。


そうした意味で世界中の多くの人にとって、特殊な年だったのだと思います。なので、いい年だったかと言われると、必ずしもいい年ではなかったですね。

将来ばかり見て、今を犠牲にしてはいけないと思ってますが、今年はますますその思いが強まりました。


クルマの世界もその傾向が強まっています。今年は、クルマの将来像に対する変化がより一層アナウンスされた年だと感じます。クルマは歴史の中でパワートレイン変革が起きてきましたが、今もそうしたフェーズに差し掛かっていると言えます。20xx年から化石燃料を燃やすクルマの販売禁止というヤツです。今でもCAFEの罰金とか考えると、メーカーとしてもEV方向に振らざるを得ない。その傾向が、より一層強くなっていくでしょう。

帆世の周りは、帆世と同じように昔のクルマを好む人種と最新のBEVとかに乗りたがる人種に分かれている気がします。

しかし、今BEVに乗るのは、90年代にあった、やたらデカくて重いケータイ電話を持つようなもんだと思っています。確かに流行の先端には身を置けますが、5分もあればいつでもどこでも給油が完了するガソリン車と比べると、便利とは言えないし、制約も多い。それに、BEVはこれからどんどん増えてきますし、こちらがスタンダードになってくので、今慌てて乗らなくてもいいかなって思います。

逆に過去の遺産的クルマを日常的にフツーに楽しめる時間は限られてきたと思います。まぁ、施行される法律は完全なガソリン車/ディーゼル車を「売れなくなる」って話で「乗れなくなる」って話ではないので、その先も乗っていけるとは思いますが、制約もなく、市場にクルマがいる今のうちに乗っといた方がいいのかな、と思います。これから10年くらいの間ですね。

なんで、少なくても10年は今の路線を続けます。
そして、1台見てきました。


来年2月がTurbo RSの車検なんで基本は通すつもりでいますが、突然気になるクルマが現れたんで、一応、見とこうと💡

このクルマです。



実はこれ、フツーのArnageではないのです。
Arnage T Le Mansという限定車なのです。4本出しマフラー、サイドダクト、赤キャリパー、ヘッドレストのレタリングなどが専用品のようです。中身的には後期の前期というか、後期顔に4A/Tで昔ながらのインフォメーションパネルがついたモデルです。エンジンはツインターボで457馬力仕様です。6A/Tになった最終と比べると、50馬力くらい落ちます。0-100km/h 5.8秒、最高速270キロです。


Turbo RSに乗るまでは、1台所有でその1台にいろいろ詰め込みたいと思ってましたが、Turbo RSに乗ってからは少し考え方が変わってきてました。これまでは、ランクル、ユーコン、ハマーであっても走りを追求してましたからね。しかし、このTurbo RSはもうクラシックですし、飛ばすよりもエレガントに余裕を持って乗るクルマ。いずれContinental TやNew Cornicheなんかに入れ替えて、も少し新しいクルマを増車する方がいいんじゃないか、と思い始めてました。も一台にスピードとか日常性能を求めるのです。それに、この季節はいいですが、夏はクルマ的にも少し辛そうですからね。

なので、基本はTurbo RSキープで増車を考えてはいたのですが、ここにきて、この考え方に反するクルマが現れたのです。このArnage Le MansはVWの手がだいぶ入ったモデルなので、Turbo RSで心配するようなところは、ほとんど心配しなくて良いのです。整備性がよろしくないので、維持費は似たり寄ったりだと思いますが、日頃乗ってる時の心配度はだいぶ落ちると思います。

ただ、先月、ショールームでArnageに何台か触れて、妙に背高いし、ドアの感じもパスっと閉まって重厚感ないし、内装の質感もSZほどの作り込みを感じなかったので、なんか乗らなくてもいいかなって思ってたとこなんで、こういう展開になるとは思ってなかったです。


で、近所なんで馴染みのお店へ行ってきました❗️

まずは助手席からですが、なんかシートが薄い。。。 そして、SZの感覚で見ると、妙にプラスティック部品が多い。。。 このボタンってどこから持ってきました❓みたいな。。。 そして、一応コノリーなんでしょうが、手触りでわかるくらいグレードが落ちてる感じがする。。。いわゆる1枚皮ではなくなっちゃいましたしね。
走り出しますが、クルマの動きがだいぶ軽いです。そして、エンジンサウンドもギュイーン系でメルセデスみたい。。。目隠しして乗ったら、ドイツ車だと思っちゃいそうです。SZにある圧倒的な高級車感が、残念ながらそこにはありません。


しばらくして運転変わります❗️

まず、ステアリングの皮がしっとりしていない。しかも、1枚皮ではなく、どこぞのクルマのような薄いパンチングレザー。ブレーキは少し硬いですが、ステアリングも動きも軽い。アクセルも軽く、SZよりも開度に対してスロットルを開きたがる感じがします。Turbo RSも大きさ考えればハンドリング悪くないですが、こちらは軽さもあって、ひとまわり小さいクルマに乗っている印象を受けます。スイスイ曲がってきます。何かに似てると思いましたが、昔乗ってたC215のCL600です。なんかブーストのかかり方というか、パワーの出方もあれに似ている。。。
メルセデスでいう140と220の違い、レンジローバーでいう2代目と3代目の違いがSZとの間にはある感じですね。SZの感覚、というか、あのロールスベントレーの感覚からすると、も少し重厚なフィールを期待してたんで、期待とずいぶん違うクルマです。SZよりも同時代のSクラスや7シリーズから乗り換えたほうが違和感ないでしょうね。Turbo RSとは車齢10年差ですが、ある意味、クルマの運動の考え方が最も変わった10年なんで、こうも差があるんですね。

フィーリングや質感、それに最も重要なロールスベントレーに乗ってるぞ❗️❗️って感じは断然SZですが、Arnage Tの方がエンジンのキレ味もいいですし、スイスイ走りますし、フツーに乗るには、乗りやすいし安心なArnage Tなんでしょう。細かいとこ見ると、ドアミラーもちゃんと格納するし、ワイパーも高速対応だったり、現代車です。

使い方とかいろいろ考えると、Arnage Tの方が今の自分の生活には適しているのは間違いないですが、Turbo RSに初めて乗った時のような感動がないのです。誤解があるといけないですが、Arnageが決して安っぽいという意味ではなく、ドアだって市販車としては質感がかなり高いとこにありますが、なんかSZのようなベラボーなコストをかけて作られてる特別感がなく、非常に良くできた工業製品、もっと言うとビジネスとしてコスト計算した中での最上と感じてしまうのです。だったら、ベントレーじゃなくてもと少し思いましたが、ロールスの血の入ったエンジンを引き継ぎ、基本設計はロールスによって行われた最後のモデルというのが、このクルマの強みです。SZよりもドイツ系Lセグに近い印象はあるものの、ロールスベントレーとしての記号性を持ち合わせたクルマではあるのです。しかも、そのほぼ最終。Mulsanneはエンジンを引き継いだものの、ロールス設計ではないですからね。

Continental T、Azure、New Cornicheが向かう先にいるのは変わらないですが、そこまでTurbo RSを持っているか、Arnage Tにも乗ってみるか。Turbo RSはSZでは最もハンドリングがいいモデルですし、知ってる範囲で国内に3台。色まで入れたら、おそらく国内にはこの1台だけ。この色はかなり気に入ってるんですけどね✨
一旦手放したら、サヨナラを意味します。使い方を考えると、特に夏を考えると、Arnage Tに乗っといた方が何かといい気もするので、冬休みの宿題として悩むことにしましょう。



そー言えば、もう一台の候補車、R8も似たような値段から買えるような 笑 
しかも、こっちはクラッチくらいしか高いものないんで、維持費も安い✨


本年は大変な思いをされた方も多いかと思いますが、こんな時期に覗いてくださり、ありがとうございます。

どうぞ良いお年をお迎えください。


帆世
Posted at 2020/12/31 15:45:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bentley | クルマ
2020年11月23日 イイね!

久々です😵

久々です😵11月の頭、なんだかんだで1年くらい入院してたBentley Turbo RSが戻ってきました✨

長かったと言えば長かったですが、コロナによるパンデミックという特殊な状況のなか、通常の時間感覚でもなかったですからね。元宮内庁のロールスの主治医だった方が現在の主治医ですが、もう結構なお年のようで出勤率が少ないところに、コロナで国交が途絶えたりと、いろいろ重なっての1年なんでしょう。

このような時代なので、試乗や他のクルマに乗る機会もなく、ほぼこの代車で過ごしてましたね。


あ、そー言えば、こんなのは付き合い試乗で乗りました。

S3とも違うし、良くも悪くもBMWの乗り味ですね。このひと世代前よりもミッションの制御はだいぶ賢くなりましたね。総じてBMW好きのために仕立てられた乗り味です。

その他はこの1年、クレスタしか乗ってないような気がします。1年乗ってると、代車とは言え、バッテリー、オイルに玉切れの電球とか変えましたね 笑
世田谷の狭い裏道でも、ガンガン突っ込んでいけますし、慣れると便利なクルマです。反面、高速になると急に心許なくなりますけどね。


そして、Bentley Turbo RS✨

結局、ヘッドガスケット交換、エンジン半分はバラして、悪いとこ直してみたいな重整備で、部品と作業で50行近い明細が来ました😵
金額的にも、ガヤルドあたりのクラッチ交換が複数回できるくらいになっちゃいましたね。。。 まぁ、そんなもんでしょう。

エンジンにここまで手を入れると、少し慣らしが必要です。急がつくアクションは避けて、なるべく2,000回転台に抑えます。まぁ、2,000回転でも130km/h以上出ますが^^

全てに軽く動くクレスタに慣れてしまったのもあって、久々に乗ると、とにかく重厚で重く感じます。重たいドアを開けて、絶妙な力加減で閉めるところから、ロールスベントレーを感じます。実は今日、急遽バッテリーを換えに行き、ショールームで後期Arnageを見てましたが、ArnageのドアはSZと比べると、だいぶ軽くパスッと閉まる感じで、ドスっていかにも重たいドアが閉まる感じはSZまでなのかもしれません。内装の皮の厚みとか、プラスティックパーツの少なさからも、SZの方がだいぶコストがかかってて濃いですからね。

低速で走ると、重厚で動きが重い。交差点曲がる時も、ちょっとよいしょな感じです。ハンドルも少し意識的に戻してあげないと膨らんでいきます。パワステもさほど強力ではないので、切り返しが必要な狭い駐車場なんかでは、ハンドルが明らかに重くクルマが嫌がります。クルマを壊さないためには分かりやすくていいですけどね。

しかし、これが高速になると、意外なほど曲がるのです。クレスタの感覚でハンドルを切り込むと、結構曲がってインに入り込みすぎてしまう。あれ❓こんなに曲がったっけって感じです。街中では、デカイしハンドルのキレも悪いので、いわゆる手アンダーになりがちですが、高速になっていくほどオン・ザ・レールになっていく。わずか20台のために作った足回りですが、おそらく、SZではもっとも高速仕様なのかもしれません。そして、高速だと意外なほどハンドルの遊びがない。この形状、重量、重心高のクルマとしては、改めてよくできてる足回りと感じます。これはこれでスポーツサルーンなのです。

この時代のクルマは今と違って、重いものを軽く感じさせる仕立てではないので、常に重さは感じます。よく言えば、重くて硬いものに守られてる感じですが、時代を感じる部分でもありますね。人馬一体で意のままに軽く動いていく感じがあまりない。
先日、現行のw222 S300hロングのタクシーで帰ってきましたが、だいぶ軽く感じましたね。重量差は150キロ程度なので、そこまで差があるわけではないものの、500キロくらい違うように感じます。Sクラスも、いつ乗ってもSクラスで、動く部屋感はありますが、SZと比べると、ずいぶんと軽く感じます。SZは車重が3トンを超えていたハマーH2と同じくらい重い乗り物に乗ってる感じがします。

こーゆー時代なので、以前のように年間3万キロとか走る生活ではなくなりましたが、それでも、出張も少しずつ復活してきましたし、長距離走る機会もゼロではないので、慣らしながら走り込んでいきたいと思っています。

真夏は辛いのと、このペースで維持費がかかるんだろうかとか、他に気になるクルマもありますが、このクルマに関してはもう少し探求してみたいと思います。
Posted at 2020/11/23 18:36:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | Bentley | クルマ

プロフィール

「Turbo RS委託販売中です http://cvw.jp/b/1275714/46940475/
何シテル?   05/07 13:58
車好きにとって、車遍歴とは「自分の一台」を探す旅路ではないでしょうか? そんな一台に巡り合えた方は幸せだと思います。 自分のページでは、そんな旅の途中で起き...
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