Arnage Tは結構迷ったものの、Turbo RSを車検に出すことにし、その代車としてやってきたクルマです。最終的にTurbo RSの乗り味の方が好き、というか、自分がロールスベントレーに求めるものに近いというのが決め手です。実は、もう一台見ていて、こちらについては継続検討中。乗り換えではなく、できれば増車したいと思ってます✨✨
さて、やってきたクルマは、Jaguar X-Type 2.0 V6 SEです。車検証を見ると、2005年式のようです。
このクルマは元祖❓ベイビージャガーになるんでかね🤔
たしかデビュー時はFRじゃないJaguarってとこにかなりの抵抗があったようで、苦肉の策の4WDのみだったと思います。エンジンは当初ガソリンは2.5と3.0のV6のみ。
この2.0 V6 FFは少ししてから追加されたモデルだったと思います。まぁ、2.0といっても、実際には2.1Lに近く、スペック的には159馬力/200Nm。そして、この排気量なら、直4と思いがちですが、実はV6なのです❗️
もう最終年式から数えても10年以上経ちますが、10数年前でも2.0LをV6で作るケースは珍しかったでしょうね。JaguarはV8も含めて比較的低排気量のマルチシリンダーを最後まで生き残らせていた部類だと感じます。
じゃあ、直4に較べて、乗り味が全然いいかと言われると微妙なところ (^^;
たしかに4気筒よりは繊細なフィールでガサツさはないですが、音もヒューヒューいうし、そういえば、V6なんだなぁってたまに感じるくらいです。最近の下からトルクが出る制御の進化によって出てきた乗り味と比べると、V8もそうでしたが、回して力が出てくる感覚が残ってますね✨
この時代のJaguarはXJR乗ってましたし、XJ8も長期借りてて、合わせると5万キロ近く乗ってるんで、どーしても、あの感じを期待してしまいますが、あのフィールに通ずるものは感じられません。ちなみに、X350/358は、今もかなり好きなクルマ達です。。。
Jaguarとしては、初Dセグ車となったX-Type。初セグメント参入車の宿命で、このクルマもホントにJaguarなのかって、ずいぶん言われてたと思います。
ベースとなるのは、Ford Mondeo。Europe Fordの大衆FFセダンです。大衆FFセダンベースのJaguarと聞くと、誰もいいイメージは持たないでしょうが、Mondeoがベースというのは好都合だったりするのです。この頃のEurope Fordはシャシーの神様、リチャード・パリージョーンズ氏が舞い降りた頃で、Mondeo、Focusと飛躍的にハンドリング向上していた時期なのです。そういう意味でベースの素性はいいですし、その意味で帆世も興味を持っていて、一度乗ってみたかったクルマなのです。
世の中この状況なので、遠出はできず、近場だけですが、ハンドリングは非常に素直です。路面の轍での挙動、発進時のトルクの掛け方で、時たまFFが顔を出しますが、フツーに走っている限り、気になるところやムラもないですし、ちょうどいいインフォメーションと正確さです。Jaguarらしい太さと径のステアリングですが、このクルマに関しては、ほんの少し径と太さを落としてもいい気がします。その方が、よりスイスイいけると思います。そして、FFながら、最小回転半径5.3mとハンドルのキレもなかなかなのです✨✨
そして、もう一つMondeoベースの良さがあります❗️
それはトランクの広さ❗️❗️
X350/358のXJより明らかに広いですし、実はXJよりトランクの狭いTurbo RSと比べると、奥行きとか倍くらいあるんじゃないかって感じです😵
開けてびっくりしました (@_@)
英国車のデザインって長さを使って、両端・四隅を絞って伸びやかに見せるカタチを好むので、相対的にはトランク狭いんですよね。。。
X-Typeの場合、この時代のJaguarのデザイン言語に則ってるものの、小さい、というか短いので、デザイン的には寸詰まり感ありますが、パッケージングはしっかりしてるんで、これはこれでいいかと思います。誰がどこから見ても、ちゃんとJaguarには見えますから 笑
話が前後しますが、X-Type走りはじめの印象は、あまりよろしくなかったのです。
まず、ポジション、というか、ペダルオフセット。シートを合わせ、アクセルペダルを踏もうとすると、そこには何もない😵 え❓❓って思って思わず確認しましたが、ペダル類がかなりセンター寄りにオフセットされているのです。運転しにくそうだ🙃 まぁ、このクルマもおそらく左ハンドルを主軸に開発されたのでしょう。英国車なので右ハンが主軸と思いがちですが、生産台数比率を考えれば、左ハンが主軸でも不思議ではありません。これはホイールベースについても言えることですが、やはり、主軸に置かれたハンドル位置、ホイールベースが一番いいのです。
そして、Turbo RSの感覚でアクセルを踏むと、グンっ前に出ます😵
いや、これ、アクセル開度に対して、スロットルをガバって開きたがるタイプですね。。。 そういえば、XJ8も少しこの傾向がありましたが、アクセルペダルも軽いんで、慣れるまで少しギクシャク。運転の下手な人みたいです。。。 しかし、コツを掴めば、ハンドリングと相まって割とキレイに走ってくれます。最初、ちょっととっつきにくいのもJaguarらしいと言えば、Jaguarらしい。
このクルマで一番Jaguarらしいのは、インテリアだと感じます。
ドアロックの音、ドアノブの音なんかもXJに近いです。内装パーツも結構共有してるものがありますね。X350からの流用と思いきや、X-Typeのほうがデビュー早かったんですね❗️ Bentleyのようにホントのフルレザーではないので、質感が高いわけではないんですが、センスがいいというか、居心地がいいのがJaguarですね。サルーンに乗ってると感じる数少ない存在がJaguar。ロールスベントレーは目で見て、実際に触れて高級、豊かさを感じるインテリアですが、Jaguarはマテリアルにすごいお金かかってるわけではないんで視覚的に楽しむインテリアって印象が強いです。そして、着座位置に対して、周りが結構高く、浸かってる感じがするのもJaguarらしいですね。XJほどではないにせよ、居心地の良い空間です😊
インテリアで残念なのは、Jゲートの操作感ですかね。XJの程よい重さで、ちゃんとした素材がスムースにぶつかり合っていく感触からすると、いまいち節度感がない。
XJのように乗ってると優雅な気持ちにさせてくれるクルマではないですが、居心地がいいクルマではあるので、これはこれでいいかもしれません。インテリアの仕立ての一番いい3.0 Sovereignなんて、今乗っても、結構満足度高いかもしれません。こういうクラシカルで少し暖かみを感じる雰囲気の英国車って、もうないですからね。 個人的な好みでいくと、XEよりもX-Typeですね。でも、買うなら、やっぱり、X350/358 XJを選ぶ気がします。自分的には一番気に入ってるJaguarですから✨✨
Posted at 2021/01/24 20:38:56 | |
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