先日のSuperに引き続き、Veloceに試乗する機会がありました。左ハン、四駆モデルのほうです。国によってはTIと呼ばれているモデルです。
外見はホイールとエンブレムくらいしか違いがなく、室内に乗り込んでもトリムがカーボン調なのと、シートのサイドサポートが少ししっかりしてるかな程度で基本はSuperと一緒。
まずは友達がステアリングを握り、自分は助手席へ。なんか足元の先が壁になってます。狭くはないですが、この先にトランスファーとかが詰まってるんですかね。。。
ディーラーを出て試乗開始‼️
んん?? 助手席でも、Superと比べると、なんかフロントが重い感じがするぞ‼️
そして、脚も若干ですが硬い感じがする。硬いと言っても、程よいもので乗り心地は悪くないです。助手席にいると、なんかフィーリング重いなぁって感じがします。
そして、しばらく走ると台風は過ぎ去ったはずなのに、雨、、、それもゲリラ級の (^^)
四駆性能を試すには、もってこいの天候です (^^)
ユーコンもハマーも豪雨でも全然平気だし、カイエンターボも何事もなく豪雨の中、200キロオーバーで走れるクルマでした(^^) 昔借りたレガシーも豪雨の中150キロからベタ踏みして、ちょっとだけ身震いしてリミッターまで突進し四駆性能のすごさを感じたのを思い出しました。
Giuliaの四駆はどんな感じ何だろうか。
で、自分へドライバーチェンジ✨
あれ??
Superより速いし元気あるぞ‼️
力がある感じではないけど、元気のある感じ✨
クルマがもっと踏め‼️、もっと飛ばせ‼️と訴えかけてくるようです (^^)
友達よ、大人しく走ってないで、クルマに応えてあげないと。。。
相変わらず豪雨ですが、そこは帆世‼️ クルマに応えてガンガン踏んでみます‼️
街中なんで、100キロ前後しか出てないですが、全然ついてくるし、グリップも良好 (^^)
ある程度踏んだほうがしっくりくる感じがします。280馬力なんで、街中で踏み切れる程よいパワーって感覚です。クルマ的にも、このくらいのパワーは全然手名付けてますね。
2Lターボなんで前から引っ張られるような加速をしていき、ミッションとエンジンのマッチングも良い。反応もいいですし、ギア選択でもたつくようなこともなく、自然なパワーデリバリーです。先週乗ったカマロが少し残念に思えるポイントだったので、余計にそう感じます。
加速フィーリングだけを見てしまうと、ドイツ勢の2Lターボの速いほうのグレードとも非常に近いですし、インプレッサWRXなんかも遠からずな感じがします。ちっちゃいエンジンを加給してパワー絞り出して、多段オートマで無駄なくパワーデリバリーしようとすると、フィーリングが似てしまうのでしょう。こうしたクルマの場合、一種のセコさを感じることもなりますが、Veloceではあまり気にならないです。
次第に晴れてきてしまいました。。。
やはり、Superと比べるとフロント重いですね。体感でわかるくらい違いがあります。冷静に見ると、重量そのものというより、フロントのバネ下が重い感じがします。フロント側のロードホルディングもVeloceのほうが高いですし、想像以上にSuperとは違うキャラクターが作り込まれています。
そして、ブレーキのタッチはSuperよりいいですね。ショックなく止める際の止まる寸前のコントロールとか、Veloceのほうが数段しやすいです。というか、特に気遣うことなく、キレイに止めることができます。ありがちな話として、これはSuperとVeloceの違いではなく、左ハン・右ハンの違いのような気もしますね💡
そしてそして、このVeloceで一番強烈だったのは、クイック過ぎるハンドリング‼️
いやー、思わず笑っちゃいました (^^)
そこそこのスピードでちょこっと切っただけで、隣の車線に横っ飛びします 笑
Superでは、あまり感じませんでしたが、こちらは笑っちゃうくらいクイックです (^^)
四輪とも横向いたんじゃないかって感じで、曲がるというより飛んで行きます 笑
よくここまでやったなって気もしますが、楽しい楽しい (^^)
ただ、Superと比べるとフィーリングが少し不自然で、ステアリングレシオというより、駆動系の制御で無理やり曲げてる感じがします。おそらくトルクベクタリングが入っていて、曲がる際の駆動力配分をいじって、横っ飛び感出してるんでしょうね。あとで調べたら、やっぱり、トルクベクタリング入ってました‼️
そこそこの加速・減速力とこのクイックなハンドリングで、街中で動くパイロンの間を縫いながら走るには非常に乗りやすいです‼️ ステアリングをよいしょって切ることもないですし、車庫入れとか狭い路地とかでない限り、まず、90度以上切ることはない気がします。数十メートルの隙間で抜いたり、15メートルの隙間を抜けるとか、ハマーだと気遣うシーンが楽勝です (^^) 10メートルの隙間でも、これだったら全然抜けれちゃうでしょうね (^^)
でも、その時に煩わしいのがウインカー。最初のクリックで5回点滅する機能が非常に邪魔です。街中をそこそこのペースで走ると、数秒間に何回も車線変更するわけですから、左行って右戻るのに、まだ左ウインカー終わってないみたいな。。。
それから、ミラーに三角形が出てくる死角にいる後方車ワーニングもいらないですね。全然入れる距離でも三角形出てたりします。これはオフにできそうですが。この手の機能はハッキリ言って邪魔なだけですね。車線逸脱とか。。。
しかし、一番の問題はここではありません。
Giuliaのクルマそのものの問題ではないのですが、Apple CarPlayのナビ。はっきり言って、道案内が片言過ぎて何言ってんだかわかりません。。。
Camaroを試乗した際、ディーラーの方がCarplayをHDDナビに入れ替える方がいらっしゃるとおっしゃってましたが、こーゆーことかって感じです。まぁ、コネクティビティの部分は、まだまだ発展途上で今後改善されていくとは思いますけどね。BluetoothオーディオもまだまだCDのレベルとは言えないですからね。。。
Veloce、走りに関してはなかなか楽しいクルマです。自分で買うならSuperよりVeloceです✨ Superと違って不自然に制御で乗り味出してると感じる部分もありますが、こちらの方が自分のドライビングスタイルにはあってます。d/n/aになってからのAlfaで、Veloceが一番dynamicモードでも乗りやすい、というか低速でもギクシャクせずに走らせられる感じがします。楽しいのはVeloceで、気持ちいいのはSuperって感じでしょうかね。Superのほうが全体に軽やかで自然な動きします。
Veloceで遅くて困るようなことはまずないと思いますが、自分で買うなら、も少しパワーあって速くてもいいかなって気がするのも正直なところ。エンジンもエキゾーストも嫌な音はしないものの、静かで快音がするわけではないので、クイックなハンドリングと合わせて快音ともっと反応のいいエンジンが欲しくなります。
そうすると、Quadrifoglio✨✨
でも、こちらはFRですし仲間ともかぶるので、StelvioのQuadrifoglioですかね。First EditionはVeloceを少し重く高くした感じだと思うので、候補には入ってこないですが、Quadrifoglioは興味ありますね。。。
アメリカではベースが80,000ドルくらいで、Giulia Quadrifoglioと5,000ドル差のStelvio Quadrifoglio。日本でいくらで出してくるか興味深いです。おそらく、1,200万を超えるあたりと思いますが、今度はMaserati Levanteと価格的にかぶるので、ここでまたどちらの方向がいいか迷いそうですが。Grand Cherokee Trackhawk Hellcatも遠からずの価格で持ってこれそうですしね。
Stelvio Quadrifoglioにも興味が出てきましたが、キャラクターの好みで言ったら、やっぱり、V8のCamaro SSのほうが好きな気はします (^^) Veloceの感じからいくと、データ差以上にQuadrifoglioが速いと感じると思いますが、余裕を感じるパワーデリバリーではやはり大排気量V8なのです。ユーコン、ハマーもそうですが、やはり、5L、6L級でないと力ある感じにはならないですからね。そこに速さを加えると、CTS-Vなんかも面白いでしょうね (^^)
そうは言っても、フェラーリの手の入ったエンジンやエキゾーストの官能性次第では、Stelvio Quadrifoglioは急浮上する可能性はあります。アメ車もいろいろ乗りましたし、ハマー買ってから、次はSUVでも違う方向のクルマに行きたいって気持ちもありますし。ただ、おそらく金額がCamaro SSの倍近くになるはずなので、Camaroのデキを考えると、相当に良くないとダメですね‼️