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2019年11月21日 イイね!

Audi S3 Sedan✨✨

Audi S3 Sedan✨✨XF以来のレンタカーです。

Turbo RSは1番プラグがかぶり気味で原因究明のため入院延長中です。ガスケットは無事であることを祈りましょう。そんな中、裏代車E39で何百キロも走るのは酷だろうということでレンタカーです。最近は面白いクルマのレンタカーも増えているので、ちょっとした楽しみだったりします。

間際で選択肢が少なかったものの、選択肢の中に「S3 Sedan」が‼️ S3のレンタカーがあるのもちょいとビックリですが、一度じっくり乗りたかったクルマですし、迷わずS3‼️

結果は大当たり✨✨
久しぶりに乗って欲しくなるクルマに出会いました‼️



お借りしたのは2017年登録のAudi S3 Sedan。登録は2017年ですが、Sトロ6速でVirtual Cockpitではないので2016年式だと思います。

S3、めっちゃ楽しいです✨✨
踏み切れるパワー、ほど良いサイズ、破綻しない安定性、やる気の出る音、コンパクトと思わせない質感、いろいろちょうど良いのです (^^)
これが450馬力とかだとかなり速いでしょうが、今のウデだと踏み切れない場面もあると思うので、このくらいが楽しいのです✨
ちょっと意外でしたが、フィーリングもいい意味でクラシカルなところがあり、E36/E46あたりを思い出させる楽しさを感じます。

でも、第一印象は「うーん🤔」から始まりました。

レンタカー屋さんは路地にあるので、微低速で走り出しましたが、ステアリングもペダル類も異様に軽く、音も静かで走り出しは全然Sモデル感なかったのです。特にこの日はE39にも乗っていたので軽すぎると感じました。この軽さで結構クイックなので、慣れるまで少し気を使います。乗り心地も思っていた以上に柔らかめで、市街地を走る限りE39 Mスポのほうが硬いと感じます。そして、室内にいるとそんなに小さなクルマに乗ってる感じがしないので、そういう意味でもS3感が希薄です。車幅はないですが、内装デザインの曲線が多いのとミラーがデカイんで、そう感じるのかもしれません。質感的にコンパクトカーっぽくないのもあります。ステアリングはしっとり手に馴染む柔らかめのナッパレザーのような皮で、常に触れている部分の質感に気が使われているのはポイント高いです。シートも大きさ含めちょうどいいですし、全体にマテリアルも良く、安っぽさはありません。いいクルマ感あります✨



しかし、インターフェースは難解です。MMIとかステアリングのスイッチとか直感で操作できないのです。最初、トリップメーターが出ておらず、これを出すのにあれこれステアリングのスイッチを押してみて数分かかりました。。。 
あと、スピードメーターも左半分が0〜140キロ、右上半分が140〜300キロなので一定でなく見づらい。全体に文字小さくてゴチャゴチャいろいろ出てるので、慣れるまでバッと見で見たい情報をみつけるのが大変です。それに水温系も油温系も常時見える場所にありません。。。 ブースト計はあるのに。。。 コンピューター管理されているのでしょうが、クルマの状況に合わせて走行方法を調整するので、水温系と油温/油圧計は常時出ていてほしいところ。。。 それから、スイッチ類の配置も左ハンドル仕様のままのようで、右ハンドルだと、遠く感じるスイッチも複数あります。慣れますが、慣れても遠いものは遠い。。。 Audiにあまり数乗ってないのもあるとは思いますが、このユーザーインターフェースはイマイチな気がします。ウインカーの戻りも悪いです。

それから、も1つ気になったのが、アイドルストップからの復帰の遅さ。信号待ちで横から割り込んで来た原付を加速で負かそうとしたら、出遅れました😱

でも、前には行かせません‼️

車幅も狭いのでグッと踏んで隙間から前に出ましたが、なかなか速い✨✨
そして、ブレーキも効く‼️ 交差点の間で100キロ近く出てビシッと止まります‼️
原付はついてこれません 笑 
素晴らしい✨✨✨

この時の音がまた良い✨✨
グッと踏んでパッと戻すとエキゾーストがパンって言います (^^)
割り込んできた原付に聞かすには勿体無い音 笑

今やこうしたサウンドをスピーカーから流してるクルマも結構ありますが、S3はちゃんと排気系でサウンドチューニングされているのもエライ‼️
スピーカーものとは違って音がリアルだし、音が澄んでます‼️

だんだん面白さが見えてきました🙂

加速感も独特ですね。
2Lターボだと、前から引っ張られる系の加速感のクルマが多いですが、S3は不思議とそうではありません。かと言って大排気量車のように後ろから押される感じでもない。全体がスーッと前に出て行く感じです。これがQuattroの加速感なのかもしれませんが独特です。このサイズで車重は1.5トンを超えているので軽いわけでもないですが、普段重いクルマばかり乗っているので、十分に軽くキビキビ走るように感じます。

でも、スピード感は結構あります。メーターの文字も多めなので低速域だと見づらいですが、よく見ると思ったほど出てなかったりします。

性能的には285馬力/380Nm、0-100km/h加速4.9秒なんで速いんですが、手に負えない速さではなく、踏み切れるパワーと速さ‼️ 常に安定してますし、気持ちよく楽しく乗れるパワーと速さです。だから、等身大な感じがして楽しいのだと思います。ワインディングでも大きさに気使わないですし (^^)

さて、高速に乗ってみます。
まずは東京から300キロの旅。

ランプからの加速も速いと感じる速さ‼️
そして、アクセルを戻すと「パンッ」‼️

高速域になると、ステアリングも随分と重くなります。そして、レシオも少し変わっているかもしれません。ステアリングの重さに関しては、変わりようが大きい部類に感じます。少し慣れを要しますが、不思議と人口的ではありません。重くなると同時にインフォメーションも増えるので、結構煮詰められたチューニングと感じます。

エンジン回転は最近のクルマとしては高めですね。100キロで2,300付近、130キロで3,000付近です。ユルユル加速ではポンポンギアを上げてくので、もっと低いかと思いましたが、この辺りはスポーツモデルですね。燃費の面では不利かもしれませんが、走りやすさという意味では都合がよろしい。100キロ前後で流れに乗って走るようなシーンでも、6速固定で適度にエンブレも効くし、速度コントロールがしやすい。

ここから踏んでいくと、S3らしくなってきます✨✨
140キロくらいから、ロードホルディングの高さも明確に伝わってきて、フラットになってきます。路面追従性は高い、というか速いですね。140以上だと路面に吸い付き常に上下動してます。やはり、スポーツモデルですね✨ サイズ感と相まって、なんかE36/E46の頃のM3のような乗り味ですね。乗り心地はいいとは言わないですが、ドライバーは安心して踏めます。現行車ですが、意外にもDセグメントがまだ小さかった頃のような乗り味で、いい意味でクラシカルな一面があり、好感が持てます。特にこの個体は液晶三昧じゃないですし。いろいろと複雑な制御は入ってるのだと思いますが、結果できたものはすごく自然な感じに仕上がってます。少し昔のモデルの乗り味を知るクルマ好きが作ったクルマなんだな、って感じます (^^)

140から踏んでいって、200+αまですぐ到達します。この時の音がまたよろしい✨ もう少し優等生サウンドなのかと思ってましたが、いい意味で裏切ってくれます (^^) シフトダウン時の5,000〜6,000回転くらいからも厚みあるスポーツユニットの音を発します。

Drive SelectをDynamicに変えると、一段と音量がデカく乾いた感じのサウンドになります。でも、高速だと速さ的にはオートモードと大差ないような気がします。オートモードでも結構引っ張っていい音するので。コンフォートも試しましたが、路面追従が少しゆっくりめになるので、運転してる分にはオートの方が落ち着きます。乗り心地自体は大して変わりません。

この乗り味で、この日は渋滞も激しく、4時間半くらい乗ってましたが、ほとんど疲れません。楽しく長距離も行けるクルマです。1,000キロくらい走りましたが、今の使い方にも非常に合ってると感じます。好きな人向けのクルマであることはたしかですが、趣味性で何かが犠牲になっているわけではありません。

ちなみに燃費は、ほとんど燃費走法せず高速8割強で12.6km/Lでした。Turbo RSの約2倍。すごくいいとも思わないですが、楽しさから考えると十分だと思います。高速中心で燃費走法すれば、カタログ燃費(14.4km/L)は全然出せると思います。でも、燃費を気に使わず、そこそこの燃費が出ることが重要です。

Turbo RSとは全然方向性の違うクルマですが、久々に乗って欲しいと思ってしまいました。いろいろ重なってS3に乗ることになったのもあり、ちょっと縁も感じます。

このクラスのAudiは昔乗った先代TTSの印象が強く、クールに高性能なクルマであまりドラマティックだった記憶がなかったので、いい意味で裏切られました。ただ、自分で乗るならやはりこのサイズでも左ハンドルのほうが乗りやすそうだな、と感じます。TTS、TTRS、RS3、RSQ3まで広げて考えても、左を買えるのはRSQ3しかありません。RSQ3も機会があれば、見てみようと思います。Audiのスポーツユニットなので、実際所有するとなったら、オイル管理は少し気を使うかもしれません。予備オイル常備するでしょうね。

あと、電気系、というかソフトウェアの問題は起きるかもしれませんね。実は、しばらく駐車したのち、バックしようとしたら、操作系がハッキングされたようにフリーズする現象が一度起きました。ソフトウェア、というかプログラムの問題です。パソコンと一緒で「困った時の再起動」で元に戻りました。96年式のベントレーとは起きる問題も違います。ちょっと文章を書くだけでもタイプミスしたり漢字間違えたりするのが人間という生き物。その人間が書いたプログラムですから、そんなもの信用できるわけがありません。。。

いずれにしても、S3は想像よりだいぶ気に入り、最後返すときに寂しい気持ちになりました。。。 重いクルマばかり乗ってきたので、一度、この手に乗るのもありでしょうね⭐️

Posted at 2019/11/21 23:24:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | Audi | クルマ
2019年11月11日 イイね!

代車遍歴 33代目

代車遍歴 33代目さて、Turbo RSは定期メンテに出したので、久しぶりの代車生活です。今回はオイル交換、ブレーキ調整(または交換)、ちょっとした不具合修理などです。

そんなわけで代車ですが、ちょっと割り込ませてもらったのもあり、これは裏代車といってもいいかもしれませんね。チェックエンジンついちゃってます 笑
こーゆーパターン多いな (^^;;

こーゆーパターンは大概Jaguarで何かおきてましたが、今回はJaguarではありません。


2001年式 BMW 530i M-Sportsです。
いわゆるE39ですね。名機M54搭載のモデルです。後期ですね。E46と並んで油圧時代の集大成と言っていいクルマだと思います。

チェックエンジンもあるので、労って乗りましょう。まぁ、なんとなく乗ってるうちに犯人は見えてきましたが。。。


まず乗り込んで思うのは、あの頃のビーエムのニオイがする✨
もう18年前のクルマですが、ニオイはちゃんと残るんですね。

エンジンかけてみますが、アイドリングも安定してます。チェックランプの常習犯の1つ、イグニッションコイルではなさそうですね。もっとブルブルきますから。

走り出しても、なんだか懐かしい気持ちになります。日頃乗ってるのが96年式のクルマなので、それよりは新しいのですが。。。

今乗ると、操作系が全体に重く感じますね。ステアリングも重めですし、ビターって路面に吸い付いてるというか、バネ下が重いような感覚です。

エンジンもこの時代のは、今のようにフラットトルク型ではなく、回転とともに力が湧いてくるタイプ‼️
現代の制御バリバリの下から一定のトルクが出てるエンジンからすると、少し線が細く感じるものの、こっちの方がクルマらしい。231馬力/300Nmなんで、数字だけ見ると時代を感じますが、乗って気持ちいいのは、やはりこっちでしょう✨
今や、こーゆーフツーのグレードで、こーゆー感じのエンジンを味わえるクルマってないかもしれませんね。。。

このクルマ、全体にすごく自然で素直に感じます✨✨
乗っていてわざとらしい感じや人工的な印象を受けるところがない。そして、操作系にムラがないので、気になるところがなく、操作に的確に応えてくれる。電制になる前の方が、操作系の完成度高かったようにも思えてしまいます。

乗り心地も思ったより、いいですね。現役当時、Mスポの足は無駄に硬い印象もありましたが、今乗ると当たりも柔らかいですし、固すぎず柔らかすぎずのちょうどいい感じ。そして素直。17インチの45偏平とかなんで、大径超偏平が当たり前の現代の感覚では、むしろ優しめのサイズですしね。でも、コーナーは安定してます。Turbo RSの感覚で行くと、だいぶ進入速度速めても曲がっちゃいます‼️


比較的近めの出張先まで高速走らせてみましたが、高速でも自然だし、ちょうどいい感じの手応えですね✨
5A/Tで100キロで2,200回転付近なので、現代の多段オートマとは違いますが、アクセル抜いた時にエンブレがスーッと程よくかかる辺りは、この時代の美点です。多段オートマだと、ちょこまかシフトダウンかけないとエンブレかからないので、なんか現代車が失ってしまったもののように感じます。かと言って、燃費が悪いわけでもない。100キロ巡行だと、瞬間燃費計が15km/L弱辺りを指していたので、実燃費は最近のモデルと比較しても、そこまで大きな差はないと感じます。

しかし、本調子ではないのでシルキーシックスと言われると、少しガサツですね。。。
エアマスセンサーも怪しいですが吹けが詰まる感じでもないので、違うかもしれません。O2センサーかダブルVANOSのソレノイドバルブとかかもしれませんね。O2センサーがいってると混合比とか確かセーフモードのような状態になったと思うので。。。 どちらにしろ、突き抜け感が制限されている印象は受けます。まぁ、チェックエンジンが点くということは、空気を吸って、シリンダー内に送って、爆発させて、排ガス浄化して出すまでの工程のどこかに異常があると言うことですからね。。。

まぁ、でも、本調子でガンガン回せたとしても、そんなに速いクルマではないですね。気持ち良く走るクルマです✨✨ 速さはV8で直6は気持ち良さみたいな感じではないでしょうか。

それから、フリクションのない感じをシルキーと言うのであれば、S54やAplina B3Sが本流な気がします。この辺に比べると完調でも少し重い感じの回り方ではあります。それでも、効率重視の現代エンジンよりはるかに濃厚で、やはりM54はよかったんだなぁって感じます✨

M5の相場を見ていても、明確に上がっているのはこの代まで。久しぶりに、この年代のBMWに乗ると、その理由も分かる気がします。

E60もV10搭載で価値はあると感じますが、性能に振りすぎて複雑すぎるのかもしれません。その点、E39は比較的シンプルですし、今やクラシカルな濃厚さが味わえる最後の代でしょうから。海外で言うところのOld School最終世代という言い方がいいのかもしれません。

いずれにしても、この時代はスポーツグレードとかでなくても、濃厚なキャラがあったのだな、と感じます。この辺りのモデルはBMW、Mercedes、Jaguarも皆結構違いましたが、今はブランド表現してるとは言え、だいぶキャラ弱くなってきましたからね。。。

このE39を何百キロも走らすのは酷だと思うので、Turbo RSが戻ってくるタイミングによっては、何か新しいモデルを借りてみようと思います (^^)
最近は、いろんなクルマが借りれる時代ですからね、マニアックでない新しいクルマは借りるか試乗でいいかなって気がします。
Posted at 2019/11/11 20:08:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 代車 | クルマ
2019年10月01日 イイね!

Bentley Turbo RSの近況

Bentley Turbo RSの近況プログは時間があるときにちょっとずつ書き溜めていくのですが、随分前に書き始めたネタのアップです。今回のは長いです、多分 (^^;;

実はほとんど出来上がってたんですが、書き換えました。。。
というのも、8月の終わりにこんな雑誌を買いまして、、、



173ページに及ぶBentley特集を少しずつ読んで、少し心境が変わってきたからなのです。

これまで、Bentleyの歴史を知らなすぎましたね。。。
そして、本物のBentleyとはなんだろう🤔 という探究心が強くなりました。

今さら知ったのですが、創始者であるW.O.Bentleyが1919年に立ち上げてからの、いわゆるW.O.時代は1931年に終わります。わずか12年しかないのです。その後、67年間に及ぶRolls Royce時代が続き、1998年からはVW傘下です。なんと、オリジナルのW.O.時代よりも、今となってはVW時代の方が長いのです。。。なんか複雑。。。
Rolls Royceに買収された直後のダービー工場の時代からクラウド/SタイプあたりまではRolls Royceの"若干"高性能版モデルという位置付けでした。この時代に数少ない例外があるとすると、Bentleyイチの名車と言われるR-Type Continental Coupeだと思います。しかし、美しさはずば抜けていた反面、性能はずば抜けていたわけでもありません。このクルマはBentley専用ではあったものの、当時はまだシャシーを自動車メーカーから買い、ボディや内装は馬車時代から続くコーチビルダーから買うという買い方も根強く、ボディはH.J.Mullinerによるものです。R-Type Continental CoupeはH.J.Mulliner単独では最後の有名モデルと考えて良いのかもしれません。1962年にはMullinerとParkwardがくっつきます。ちなみに、Mulliner Parkwardのコーチワークによるボディを持つ最後のカタログモデルはContinental Tなのです。その後もブルネイの王様による特注モデルとかはコーチワークされているのだと思いますが。
標準モデルに目を向けると、60年代後半のシャドウ/TからはRolls Royceのグリル違い的な暗黒時代が続きます。Bentleyが再び脚光を浴びるには、82年のMulsanne Turboを待たないといけません。Mulsanne Turboの発展版であるTurbo Rからは輸出国が増え、再びRolls Royce以上のセールスを記録するにいたります。自分が初めてBentleyというクルマを認識したのもTurbo Rだったと思います。この時代からArnage、初代Continental GTへと続いたBentleyのトレードマークともういうべき丸目4灯はTurbo Rが最初だったと思います。あの丸目4灯がBentleyの顔って感覚がやはり強いです。帆世のクルマは、このTurbo Rのショードボディの最終形とも言えるTurbo RSです。SZ系は18年間も作られたご長寿モデルなのです。

しかし、こうした歴史を知った今、Turbo RSはBentleyではなく、Rolls Royceとして捉えた方がいいような気がしています。ま、実際、そうなんですが。。。
W.O.は言わばエンジン屋で、エンツォとは時代が違いますがレース屋。12年のW.O.時代の中でLe Mansを5回優勝しています✨ 今とは時代が違うことを加味しても、創立から数年でLe Mansを連勝するのはすごいことです。そして、作っていたクルマもグランドツアラーというよりも、レーシングカーと市販車の境目があまりなかった時代のスポーツカー。究極系です。W.O.時代末期の8リッターとか、スポーツ性能にラグジュアリーが加わったあたりから、Rolls Royceも本格的に危機を感じたのかもしれません。しかし、W.O.はRolls Royceとはウマが合わなかったようで5年後の1935年にはLagondaに移ってるくらいですから、もし、Rolls Royceに買収されずに単独で生き残っていたとしたら、Bentleyはスーパーカーメーカーになっていたように思えます。そういう意味では、VW製を少し毛嫌いしてましたが、初代Continental GTにあったスパルタン仕様のSuperSportsや2代目のGT3-Rのほうが、Rolls RoyceモノよりW.O.の精神に近い気がしてきました。この系統も一度乗ったほうが良いのかもしれません。さすがにW.O.時代のものに乗る勇気はまだないので😳 8リーターはちょっと乗ってみたいですが、、、

Rolls Royceと考えると、Turbo RSのスポーツグレードとしての仕立てにも納得がいきます。Turbo RSは専用のスポーツサスペンションとハイパフォーマンスブレーキを備え、SZ系サルーンとしては最もスポーツ仕立ての一台。
いわゆるスポーツサルーンには、スポーツカーからサルーンに来たものとサルーンをスポーツカーに近づけたものがあると感じますが、Turbo RSは明らかに後者。それもだいぶサルーン寄りです。たしかに柔らかくはないですが、決して固すぎることはない。ロールも少なく、収まりもいいですが、動きがゆったりしていて、見た目以上に重心が高い感じがする。あまりクルマとの一体感を感じる系統ではありません。この乗り味はハイドロのサスとブレーキという機構によるものもあると思います。ガンガン走るには少し物足りなさも感じる反面、長距離をほどよくスポーティに行くにはちょうど良い味付けと感じます。実際、長距離を走っても全然疲れないです。300〜400キロとかを一気に走ると疲れるクルマと疲れないクルマの差が顕著に出ますからね。

疲れないのはいいことなんですが、23年前のクルマなんで、頻繁に長距離を走るような使い方をして大丈夫なのかは気になるところ。。。
納車後5,000キロ近く走りましたが、まだ探り探りなんで。。。


実際のところ、SZ系、Arnage/Silver Seraphの場合、興味はあるけど、実際フツーに乗れるのか、維持費はどのくらいなのか的なところで躊躇してる方が少なからずいると思います。少なからずと言っても、全国に10名様ほどだと思いますが 笑

10名だと少ないかもしれませんが、売り物の数から言って、その10名様が真剣購入しようと同時に動き出したら相場に少し影響するような世界です。

とりあえず、ここまではフツーに乗れていて、維持費もかかってませんが、、、どうなんでしょうね。

維持費に関しては、車種よりもこだわりに依存する部分の方が大きい気がしてます。E/Gオイル1つ取ったって、1L/1000円以下のものもあれば、1L/4000円を超えるものもある。そして、その違いもちゃんと体感できる。ブレーキフルード、ATF、パワステフルードなんかもみんな同様で、日常的な交換だけで言っても軽く年間10万以上の差が出てきます。この調子でこだわりだすと、維持費は簡単に膨れ上がります。

フツーに乗れるかって部分は自分の場合、止まっちゃうような故障の頻度、メンテできる場所(人)、夏の暑さへの対応力、渋滞への対応力、悪天候への対応力などです。

まずは故障ですが、、、Bentleyと言えど、SZ系は80〜90年代に売られていたイギリス車😎 完璧を求める方にはオススメできません 笑
考えてみると、帆世の経験上、故障が最も多いのは揃ってイギリス車な気がします。クラシックレンジはユーモア溢れる電気系でしたし、Jaguarも電気系中心にいろいろ。この前お借りした新しいXFですら、突然iPhoneを認識しなくなるハプニングが😲 まぁ、インフォテインメントはどこかのサプライヤーが作ってるので、これはJaguarの故障と言っていいか微妙な気もしますが。。。

Turbo RSの入院の原因である冷却系は故障というより消耗・劣化な気がしますが、電気系も突然窓が開かなくなって元に戻ったり、パワーシートが時たま休暇に入ったり、イギリス車ぶりを発揮してます✨✨
冷却系は完璧になって戻ってきたものの、水温計の動きは若干怪しいですね。とりあえず、サーモスタットとかは大丈夫そうなので、次のオイル交換の時とかで良いかと思ってますが😊
"English Electrics"なんて言われ方をしますが、どうやら、Turbo RSも重症ではないにせよ、その仲間ですね 笑

エンジンの発熱量も多い方だと思います。冷却系を一新した後は、真夏の渋滞でも水温が上がりすぎるようなことはないものの、あまり気分的によろしいものではない。事実、発熱量の多い大排気量加給エンジンを積む古いクルマに暑すぎる真夏の渋滞が良いわけがありません。ゴム類とか確実にやられていきます。ま、どんなクルマでも過酷なことには変わりないのですが。。。
ホントか少し怪しい水温計を見てるとわかりますが、このクルマはある程度走行風を当てることが前提の設計のようですね。フェラーリもそうでしたが、自然とエンジンを極力冷やす走り方になります。

SZ系までのRolls Royce/Bentleyと言えば、特徴的なのは足回りとブレーキの油圧用のミネラル・オイルでしょう。規則的に補充するものではないですが、平均すると1,000〜1,500キロ毎くらいには補充してますね。突然減ったかと思えば、全く減らない時もあります。油圧のオイルが減るのは少し不思議ではあるものの、圧がかかり過ぎたらオイルを逃す機構があるようです。なんでオイルが逃げるシーンが多いと減ってきます。エンジンオイルも食う部類のエンジンのようです。自分の乗り方だと、2,000キロ弱で1L減る感じのようですね。まぁ、多気筒のスーパーカーに比べれば、半分程度の減り方です。

計器類も信じきれないですし、距離走る前や走った後、長期乗らなかった時は、エンジンルームの点検が必要です。液体が減ってないか、異常減りはないか。今回もクーラントの異常減りから始まりましたしね。音、振動、ニオイにも気を配る必要があります。自分の乗り方だとしょっちゅう点検したりオイル補充することになりますが、20年以上前のイギリス車ですし、ある程度のケアは必要です。まぁ、オイル類のケアは年式に関係なく、構造上、新車の時から発生してたはずですが。。。

操作面でも、急がつく操作、力を入れる操作、クルマが嫌がってるとこを無理にみたいなことは避けないといけません。Bentleyに限った話ではないですが。。。
やっとスマートにドアを閉めれるようになってきました。市販車では最も重いドアの1つだと思いますが、力を入れすぎると多分そのうち壊れます (^^;;

ケアが必要な分、クルマとの距離感が近いと感じる反面、使い方的には新しいクルマの方がいいのかなって思う部分も正直あります。Bentleyの場合、W12も発熱量多くて夏は少し気を使いそうなので、一番楽に付き合えるのは最近のVW製のV8モデルになるでしょうね。Mulsanneも進化してるんでしょうが、普段使いには全長が長すぎるのと何度見ても微妙な顔をしている。。。伝統と新しさからくる安心という意味ではMulsanneしかないのですが、、、顔見慣れるしかありません 笑
とりあえず写真よりは実車のほうが数段エレガントに見えるクルマではあります✨

Turbo RSで予想より数段良かったのは燃費ですね‼️
車重も2,390キロありますし、基本は70年代設計の空力なんで期待してなかったですが、今のところ、7キロに近い6キロ台をキープしてます。都内を走れば3キロ台とかだと思いますが、高速を120キロくらいでのんびり巡航すると、1,800回転ほどですし、7.5km/L以上走ってくれます。

この個体の問題なのか、130キロあたりから、タイヤのカーカスが痛んだ時のような振動がステアリングに伝わってくるので、あまり飛ばす気が起こらないのです。まだ180キロくらいまでしか出してませんが、125〜155キロくらいで振動が出ますね。140キロくらいから風切り音も変わってきて、なんとなく空力と連動してるような感じもします。でも、不思議と160キロくらいから振動も消えてきます。従って、快適な巡航は120キロ以下か160キロ以上で、間の常用域が使えない。。。
今回、タイヤバランス取ってもらいましたが、完治はしていないので、ゆくゆくタイヤ換えたり、いろいろ試してみたいと思います。タイヤは何が合うか、ちょっと考えないといけないですね。コーナーでも不安定ではないものの、若干重心が高い感じがして、剛性も現代の水準では高いわけではないので、ハイグリップ過ぎるとボディへの負荷とグラッとした揺れが出るような気もします。


正味3ヶ月ほど乗って改めて思うのは、走りというか加速の滑らかさ。
動く部屋的ではあるんですが、もすこし自然と全体が動いていく感じがします。密封されたキャビンが動いていく感じのSクラスがエレベーターだとすると、こっちはエスカレーターに近いですね。自然でスーッと走ってスピード感もないですが、外の世界との分離感は高く、自分のいる世界がスーッと動いていくような独特なフィーリングです。この感じなので速さは感じなく、データよりも遅く感じます。Rolls Royce製のBentleyはSilent Sport Carと呼ばれていた時代もあり、たしかに、そんな雰囲気もありますが、現代の目線ではいろいろと気になる音を発します。Silent Sport Carは静かなメカを作れなかった時代の言葉ですが、現代においては、意図的に音を出してるクルマを除いて、うるさすぎるクルマなんて、ほとんどありません。イヤな音のクルマは多々いますが。。。 Turbo RSもエンジン音や排気音、ロードノイズは静かです。無音ではないですが、エキゾーストからは控えめな、なかなかいい音が聞こえてきます✨

が‼️ 高速走行時は決して静かではありません。まず、風切り音が現代、いや、96年当時でもうるさい部類だと思います‼️
そして、剛性や建て付けも現代の水準では甘く、入力によってちょっときしみ音やビビリ音が出たりします。で、このきしみ音が温度というか熱によって微妙に変わります。この辺りは1980年から基本的なカタチが変わってないので、クラシックカーだと思った方がいいでしょうね。だんだん慣れます (^^)
クラシックカーという意味では、インパネやスイッチ類もクラシックですね。おそらく、ここから過去のモデルを辿った方が、新しいモデルに乗り換えていくより、違和感を感じないと思います。

気遣いは多いものの、身体的には長距離走っても非常に楽です。心なしか周りのクルマや人も気を使ってくれるので、そういう意味でも楽です。ほとんどクラクションを鳴らす場面にも遭遇しません⭐️
後ろのクルマも少し距離置いてくれることが多いですね✨ 最近増えてる"あおられ"運転みたいにブロック走行になる前に道譲りますが。

Turbo RSは96年の限定車なので、もう23年前のクルマで性能的には特にすごいとこはないですが、それでも、やはり、圧倒的なものを感じます。世界中のどのクルマにも影響されない、どのクルマにも媚びてないと感じます。メルセデスも昔は独自の道を行く圧倒感を持ってましたが、それはW126、W124までな気がします。SZ系に乗ってみてわかりましたが、W140はどこかSZ系になりたかったのでしょう。。。W140、今でも好きですが。。。

SZ系にもGMのミッションが積まれていたり、部品の共有化はあるものの、現代でいう共有化とは意味が違うと思います。もうこういうクルマは出てこないと思います。そういう意味でもクルマ人生の1つの終着点にしていいクルマだと感じています。楽にグランドツーリングできる性能は今でも健在ですが、そこにかかる手間を考えると、やはり、趣味のクルマです。趣味のクルマなら、サルーンより華のあるクーペ。一番欲しいContinental Tがやはり気になります✨ 乗り味はTurbo RSとそんな変わらないでしょうから、"Continental"という名前を買うようなものです。風格という意味ではエレガントなクーペより、いかつめに見えるセダンの方があるようにも思いますが、歴史を少し知ってしまうと、Continentalという言葉の大きさを感じてしまいます。
しかし、色やハンドル位置とかの仕様にこだわりだすと、数年に一度出会いがあるかの世界。もし、そのような個体が現れたら、考えるとしましょう。いずれにしても、Bentleyというクルマは何台(種類)か乗ってみたい気がします。
Posted at 2019/10/01 20:36:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | Bentley | クルマ
2019年09月21日 イイね!

Audi Q8 チョイ乗り✨✨

Audi Q8 チョイ乗り✨✨Turbo RSの近況も書いてるのですが、こちらを先にアップします。

クルマに求めるものは人それぞれではあると思うものの、個人的には、やっぱりスタイリングを気に入ることは絶対条件だと思います。クルマに限らずですが、見た目は何よりも大事です。見た目に惹かれないものに興味を持つことはないので、何も始まらないのが実際のところでしょう。

そうした意味で、最近のドイツ車は好きなデザインから遠ざかっている感じがしてましたが、ドイツ車では珍しく興味を引くデザインのQ8。厳密にいうと、ミュンヘンで見たe-tronが結構気に入ってたものの、EVはまだまだ自分の使い方だと現実的な選択ではないので、そのガソリン車版ともいうべきQ8は気になる存在なのです。

なんというか、こーゆーMuscularな感じのデザイン、というか、強い感じのするデザインが好きなのです。結構大きく見えますが、4995mm x 1995mm x 1705mmなんで、都内と長距離を両立するにはちょうど良いサイズ✨

Q8は国内だと実車を置いてるディーラーが意外と少なく、どこでも見れるというわけではないのですが、たまたま出張先近くのディーラーにあるのを発見し見てきました。

Turbo RSを売るつもりはないので、増車候補としての一台です。ロールス/ベントレーは自分にとっては1つの終着駅と思えるクルマなので、いずれContinental Tに入れ替えるかもしれませんが、ずっと手元に一台置いときたいです。Arnage T、Mulsanne Speed、Brooklands、New Corniche、Azureも素敵ですね✨ そして、理由はまた今度書きますが、Continental GT SuperSports、GT3-Rの系統にも一度乗りたいと思い始めました✨ Turbo RSは、冷却系を一新後、特にトラブルなく快調に走ってます。まぁ、電気系とか計器類とか多少の"English Electrics"はありますが、そこは23年前の英国車ですから 笑

現代車よりはいろいろと気を遣い、日常的にケアが必要ですが、身体的には長距離走っても非常に楽なクルマです。このクルマも問題なく長距離移動のアシになってくれてはいるものの、年々激化する自然災害や年々暑くなる夏を考えたり、ちゃんと触れる店が極端に少ないことを考えると、も一台新し目のクルマが必要と感じ始めてます。そうは言っても、なかなか忙しくて、月に一台見に行ければって感じなので、1年以内くらいを目処に探そうかと思っています。

そんなわけで、増車候補として興味のあるAudi Q8✨
フラッと入ったディーラーですが、ちょこっと試乗もさせていただけることに‼️
さすが御三家のディーラーですね✨ ちゃんとしたおまけもいただきました✨

試乗車はイメージカラーのドラゴンオレンジのluxury Package✨

乗り込んでみますが、グラフィックがインパネとをセンターで3面ありますね‼️
センターのグラフィックは選択するとクリックのような質感があります。レスポンスいいです✨ iPhoneとほぼ同じ感覚でいけます‼️
でも、この手の液晶は実際どのくらいの耐久性があるのか、少し疑問ではありますね🤔 iPhoneも基本2年で買い替えですからね。。。
Bang & Olufsenのオーディオはクリアで自然な音質でいい音してます✨✨ ホーム用もいい音してますからね✨

走り出します‼️

静かです‼️

エアコンの音を除いて、Turbo RSよりも静かに感じます。特に足回りからの音がうまくシャットアウトされているのと無駄な振動を伝えてこない点には感心します。微低速のコントロール性が高く、微低速でもキレイに走るところは高級車のようです。微低速でコントロール性高くちゃんと走るクルマは大概いいクルマです‼️

大通りに出て、少しスピードを上げてみますが、んん❓❓
これ、V6ですよね❓❓ 思わず確認してしまいましたが、なんかエンジン異様に軽い、、、言葉選ばず言うと、少し薄っぺらくて直4のようなエンジンフィールです。2.2トンの車重を感じさせないように、このフィールなのかもしれませんが、もう少し濃密に回った方が、高級感が出ると思いますね。。。
エンジンフィールだけで言うと、もうひとクラス下の直4勢とあまり差を感じません。。。

反面、8速ティプトロは良くできてます。グッと踏み込むと、一瞬のラグの後、加速してきますが、ここで何段落ちたのかわからないくらいスムーズです。加速感的にはステルビィオの2Lガソリンターボと同じくらい。ドッカンミッションのXFと比べると加速感はないですが、おそらくQ8の方が速いですね。キックダウン・加速については、今まで乗った8速以上の多段車で一番洗練されています。そして、アイドルストップと復帰も気づかないくらい静かでスムーズ。ドライブフィールがすごく洗練されてるだけに、少し軽々しく感じるエンジンフィールはちょっと残念ですね。。。

エンジンフィールは軽くても、ある程度の車重のクルマに乗ってる感覚はあります。まぁ、2,390キロのTurbo RSよりは実際以上に軽い感じしますが 笑
重心は低い感じしますし、足回りも洗練されているので、乗り味はいい感じです (^^) ずっと乗ってても疲れないでしょうね⭐️

そんなわけで、ちょこっと乗った印象では、非常に洗練されたクルマという印象です。
個人的に液晶メーターはあまり好きではないですが、ここまでグラフィックのオンパレードだと諦めがつきます 笑
Q8の液晶は安っぽくないというか、タッチも含めて質感高いので、これだったらいいかなって気持ちになります。

ディーラーに戻ってエクステリアを見てみますが、よく見ると微妙に変顔してますね 笑



そして、サイドシルも分厚くて結構胴長。。。 でも、そう見せないようにうまくデザインされてると思います。ま、少し遠くから見た方がカッコよく見えるクルマとも思いますが。。。

ディーラーを後にし、自分のTurbo RSで走り出しますが、いつも以上に重厚に感じます。これが高級車でQ8はプレミアムカーなんだなって感じてしまいます。

Q8、SやRSも控えてるそうですから、そっちの方が好みに合うのかもしれません。ただ、当然お値段も上がるわけで、兄弟であるCayenne Turbo、Bentayga、Urusにどんどん近づいていきます。RSまで行くのなら、独自性とエンジンのキャラの濃さからLevante Torfeoの方が面白いような気もして、なかなか悩ましいです。2,000万クラスまで行くとSUVも面白いクルマがかなり選べるようになりますからね✨

でも、値段的なことを言うと、素のQ8は結構魅力的に思えます。S Lineにすると、おそらく乗り出し1,200万前後なんで、金額だけを見てしまうと1,200万かぁ、、、と思うものの、このくらいの価格の新車で欲しいクルマが極端に少なくなっている現代においては、久々に選択肢が増えた気がします。特にこーゆー実用に振りすぎていないSUVでは貴重です。その他、前々から興味のあるLevanteもGrand Cherokee Trackhawkも、新車乗り出しだともう少し高くなっちゃいますからね。
そんなにオプションが豊富にないので、Velarなんかより安く見えます。Velarも300馬力仕様かV6にして、そこそこオプションつけると軽く1,000万円超えていきます。というか、ひとクラス下のE-PaceやNew Evoqueも300馬力仕様でオプションつけてくと限りなく1,000万に近づきます。。。
価格的に近く別のベクトルで面白いのはStelvio Quadrifoglioかもしれません。いずれにしても、クルマが高くなったもんです。。。
Posted at 2019/09/21 20:11:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | Audi | クルマ
2019年08月25日 イイね!

Jaguar XF 25t

Jaguar XF 25tTurbo RSは入院中で、現在、代車の空き待ち。この機会に興味のあるクルマを借りてみようということでレンタカーです。ホントはLevante借りたかったんですが、空きがなく、借りれる中で一番興味あるクルマを選んだ結果、Jaguar XFになりました。



2016年式のJaguar XF 25tです。
車名は25tですが、実際積まれているのは2L直4ターボです。

日本仕様の場合、JLR製のインジニウム・エンジンは2018年モデルからだったと思うので、フォード系のエンジンですかね。インジニウム・エンジンはジャガーエンジンらしく、AJ***の形式です。

レンタカー屋は隣の駅なので、まずは自宅までショートドライブ。今でこそ、このデザイン言語を見慣れましたが、X350/358までとは明らかな世代交代を感じます。

走り出しの印象はあまりよろしくないですね。。。 まず、気になるのはシームレスでなく効くポイントが極端なブレーキフィール。低速でカックンブレーキ誘発する系です。そして、加速側もキックダウンで2速か3速落ちるタイムラグあって、突然、結構な勢いで加速するので、昔のドッカンターボのようです。思わず笑ってしまいました、、、なんなんだ、このクルマはって 笑

エンジンもゴロゴロ系の最近の低排気量ターボにありがちな回り方で、音質も聞きたい感じの音ではない上、結構音が入ってきます。低排気量ターボになってから、みんなこんな感じの回り方をして、多段オートマがポンポンシフトしてくんで、無国籍調で安っぽく感じます。フラットトルクのエンジンは下から力で出る一方でドラマがないのです。。。

さて、ここから300キロほどの高速です。
高速へ向かう環状線は渋滞してますが、だんだん印象が上向いてきます。一瞬の隙にパッと車線変更して、右へ左へ行くが楽です‼️ こうしたシーンでも鼻が軽いなって印象を持ちますし、ステアリングもいい感じのクイックさ✨

そして、少し速度が出てくるとスーッと走る✨
なんか慣れ浸しんだジャガーの味に通ずるものを感じ始めます。スーッと自然にスムーズに少し軽く気持ちよく走る感じはジャガーならではの世界だと思います。このフィーリングはなかなか他のクルマでは味わったことがありません。

高速に辿りつき、ランプで加速してみますが、なかなか速い😃
キックダウン、グイッと加速って感じなので、X350のスムースにスーッと加速とは違いますが、先日まで乗っていたXJ8より明らかに速いですね‼️
そして、最近乗った2Lターボでは、この特性なんで、最も加速感が強い気がします 笑
体感だけで言ったら、Giulia Veloceに匹敵する瞬間的な加速感✨

高速巡航に入ってしまえば、エンジンも静かにしてますし、何気筒とか気にならなくなるので、スムーズです。140キロくらいがちょうどいい感じしますね✨ あまりスピード感もなく、そのままそこそこの勢いで加速します。210キロちょいまでは出してみましたが、落ち着いて巡航できます✨
燃費も130キロあたりがいいようで、メーター上ですが、14km/Lを超え、15km/L近くまで行きますね⭐️

足回りもよくできてます✨
乗り心地も程よく引き締まっていて、辺りもキツくなくショックもシュッと一発で吸収する。そして、始終フラットです。X350は速度とともにフラットになっていく感じしましたが、こちらは終始フラットな感じします。ロードホルディングもX350より上ですね。ピターッと路面に吸い付いてる感じします。XJ8は少し浮遊感あったので、こっちの方が安心感あります。
今月借りていたForesterとは大違い😔 実はみんカラ書いた後にForesterをハイペースで走らせてみたんですが、140キロ付近で急に破綻することがわかり、接地感も薄まり、なんかフラット感も何処へやらって感じになってしまいました。。。 ある程度のペースで走ると、全然疲れ方が違います。この辺りはやはり欧州のクルマです。

最初は少し縦方向に少し狭いかなって思っていた視界もシートを微調整しながらベスト・ポジションを探るうちにジャガーから見る景色に感じてきます。X350やX308ほどにどっぷり浸かったポジションではないものの、そこからの流れを感じるもので、視界の感じはジャガーのそれです。やはり、ジャガーというクルマは少し時間をかけて馴染んでくる感じなんだなぁって感じます。

ただし、Bピラーは少し視界の邪魔になりますね。。。
前後ともに窓が寝ていて、ドライバーの位置が少し後ろ寄りなので、Bピラーに視界を遮られる形になってしまいます。

ステアリングは高速で中立付近の遊びが少ないな、と思うものの、ちょうどいい感じで、街中では適度にクイックな感じします。このステアリング特性とターボ特性なんで、少し踏み気味に走った方が、しっくり来る感じです。ステアリングも正確でクイックだし鼻も軽くパッと曲がり、ジャガーらしく前後が絞り込まれたデザインなので、多少ギリギリでも安心してすり抜けていけます✨ 都内とか下手なクルマが多い時期の高速とか、この性能は重宝します✨ ただ、車線逸脱の機能はステアリングに修正が入り不自然な感じになるので、オフにしました‼️

デザインも大きく変わったように見えますが、よく見ると前後の絞り込み具合とか、長さを使った伸びやかさとか、ジャガーの基本言語は変わってないと感じます。



Meridianのオーディオも上級グレードのものではないと思いますが、最近の軽めの音質ながら重低音も出ていて、なかなか良いと思います。しかし、ジャガーのインテリアながら、お借りした個体は全くウッドがなかったですね、、、ウッドにしても、面積はだいぶ少なそうな感じします。



しばらく乗っていると、ジャガー感をだんだん感じてきて、印象も良くなってきます。このクルマでも何の過不足なく乗っていけると思います。XFはあまり見かけないのもプラス要素です。

相対的にはジャガーの乗り味があるし、2Lターボの前から引っ張られる系の少し強めの加速感と適度にクイックなステアリングで足回りもついてくる。なかなか運転していて楽しいクルマで飛ばし気味に走った方がしっくりくるクルマではあるんですが、ジャガーサルーンに期待する乗り味かってところでは考えるものがあります。もう少しゆったり気持ちいいエレガントな乗り味を期待してしまいます。軽快感は無くなりますが、やはりV8と思ってしまいます。でも、旧型ではあったV8が現行型にはないんですね。ジャガーに限った話ではないんですが、なんか時代の変化を感じてしまいます。

全体的にはなかなか気に入り、このセグメントの中では好きなクルマになりましたが、X350/308あたりがジャガー感の中心なので、"薄味ジャガー"って感じがしてしまいます。しかし、新しい分安心できる要素もあるし、より過酷になっていくであろう気候の中でも大丈夫そうだし、時代的にはこのクルマくらいがバランス点な気もします。でも、このクルマなら乗りたくなったら買わなくても借りれますね⭐️
Posted at 2019/08/25 20:39:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | Jaguar | クルマ

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