• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

かわねこのブログ一覧

2024年05月22日 イイね!

連休は馬鹿走り -2-

連休は馬鹿走り -2- 出発して国道をのんびり北上、雄信内からは少し東にそれた道々で、幌延へ向かいます。

 途中には、北緯45°通過点の看板が。海沿いのオロロンラインのそれは知っていますが、内陸にもあったんですね。このあたりは、道北らしく酪農家が点在していて、のんびり走るのに、気持ち良い道です。

 幌延に入りスタンドへ行ってみると、遠隔地なので仕方ないとは言え、十勝よりリッター当り12円も高いのにはびびりましたが、給油さえしてしまえばこっちのもの。
alt
 さてどうするか。ここから稚内までさらに北上しようかとも思ったのですが、特に稚内に目的があるわけではありません。それなら、内陸を猿払村まで抜ける道々を走ることにしました。
 稚内~豊富の道々は、かなり昔にオートバイツーリングで走った記憶がありますが、猿払へ抜けるこのルートは、たぶん初めて走るのです。
alt
 ここは、起伏のある草地を抜ける、道北らしいいい景色のルート。稚内からの道も、こんなかんじだったのを思い出しました。
alt
 標識を見ると、猿払村には「鬼志別」なる地名があります。道内地名で「鬼」が付いているだけでも珍しいですが、別に怖いところではなく、由来がアイヌ語の「オニウㇱペッ(またはオヌウㇱペッとも)」と発音する、鬼志別川から取られたからのよう。しかしこの音に「鬼」の字を当てた、開拓当時のセンスもすごい。これが本州だと、鬼の伝説があったりしますが。

 鬼志別には、猿払村役場が置かれていますが、このルートが初めてだったので、猿払の中心街は海側の国道沿いではなく、西側内陸のここだったことに気づきました。海沿いの国道は何度も通っていますが、どおりで店もほとんどなく、さみしい感じだったわけです。
alt
 しかし、海沿いに出てみても、残念なことに昨日から引き続き、どんにょり空に相変わらずごうごうの強風で、海も荒れているので、景色はイマイチ。

 なので、浜頓別まで南下して、そこからは内陸を走ることにしました。その昔、名寄方面から浜頓別方向には、なんどか走っていますが、逆走はこれもたぶんはじめて。

 内陸の中頓別に入ったところで、ちょうどお昼になりました。
 さすがにちょっとお腹も空いてきたので、地図アプリでお店を探してみます。ここからは山深いルートになり、途中で食べるのが難しくなるので。
 すると幸い、町中にお店を見つけたので入ってみました。
alt
 ここ、カフェのようですが、お昼のメニューはお茶漬けセットのみ。梅か鮭を選べるので、鮭をチョイス。疲れた胃にこんな最適なお昼はないので、これはラッキー。

 お腹も落ち着いたので、山間に入り、国道には戻らずのんびりと、ひたすら道々を走って、歌登を目指しました。
alt
 そこからは、美深中頓別線を抜けます。国道は以前仕事で何度となく走っていることから、とかく既視感があるので走りたくないのです。その点道々を乗り継ぐと、あまり既視感がないので、遠方に来ている感覚になれるのです。これ一種の職業病なのかもしれません。

alt
 下川へ向かうと、ふいに大きな湖が現れました。下川と言えば、これは…と思ったら、やっぱり2018年に出来たばかりの、サンルダムです。
 その昔、ダムのない時代には、この道を走った記憶がありますが、ダムが出来てからの新しい道は初めて。
 新しいだけに、なんとなく夕張のシューパロ湖の風景に、雰囲気が少し似ているような気がします。

alt
 ここからもさらにひた走り。午後になってもあまり天気が良くないままで、停まって写真を撮ろうという気にもなれなかったので、純粋に走りだけを楽しみました。
 下川からは、岩尾内湖をかすめて愛別へ抜け、ここで国道に戻ります。

 当初は翌日まで休みがあることから、もう一泊してさらに走ることも考えていたのですが、風邪が抜けきっていなかったこともあり、連休最終日は基地でゆっくり過ごすことを選んでしまったのは、やっぱりもう◯なんでしょうかね。(笑

 そんなわけでここからは、仕事以外ではふだんはあまりしない、往路をそのまま戻る帰路となりました。
alt
 天気は相変わらずどんにょりでしたが、少し蒸し暑かったのと、糖分補給にアイスなう。ソフトを売っているところがなかったので、コンビニのアイスで妥協します。と言ってもセブンのこのアイス、なかなかに美味しいので好きなんですよ。
alt
 三国峠も来たときと違って少し暖かくなっており、クルマやオートバイで賑わっています。ほとんど途中で停まらなかったこともあり、思ったより早く帰投完了したのでした。

 てなことで、ひたすらに淡々と走っただけの連休後半でしたが、のんびりドライブと、セッティングが完調になったオーディオで音楽を楽しめたので、これもまた良しでしょう。

 ところで帰投後、データを確認していたら、今日の走行距離は721㎞。あれ、もしかしてと思ったら、やっぱりこれ、エスクでの1日の走行距離を更新してしまいました。(笑

 ちなみに歴代2位は、2014年のGWに、オホーツク海から宗谷を回って増毛まで走った696㎞。3位は僅差でこの時

 我ながら馬鹿ですねえ。やっぱり。



Posted at 2024/05/22 21:42:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2024年05月18日 イイね!

連休は馬鹿走り -1-

連休は馬鹿走り -1- 幕営会が終わっても、かわねこの旅は終わりません。せっかくの連休なので帰投せずに、そのままあてのない旅に出ることにしたのです。

 もっとも、連休前半がドタバタしすぎて、本当に何も考える余裕がなかったので、文字通りまったくのノープラン。
 ちなみに昨年も幕営会以外の記憶がないなあ、と思ったら、あ~るくんの配備直後だったので、まっすぐ帰投して、ひたすらバラしと、かわねこ仕様化を進めていたからなのでした。(笑

 そして一昨年は、オホーツク海側へ抜けてから、海沿いを南下していました。海沿いは昨年夏にもぐるっと回ったので、漠然と今回は内陸部を走ろうと思っていたのです。
alt
 そんなわけで、さらに遠くへと、まずは北上。幌加内を抜け、朱鞠内湖へ寄ることにしました。
 ここへ来るのは、本当に何年ぶりでしょう。もう記憶にないくらい昔です。(笑
alt
 その広大さと自然環境から、自然湖のように見えますが、実はこの下流に「雨竜第一ダム」がある人造湖です。現在でも湛水面積としては日本一を誇りますが、竣工が昭和18年なので、実に81年前。自然湖のような風景になるわけです。
 道内の釣人のメッカでもあり、ここから見えるだけでも、釣人が点在しているのが確認できるほどの人気スポット。
alt
 ついでに北にある「雨竜第二ダム」と、それによる宇津内湖も見ようかと思ったら、残念ながら通行止めでした。
alt
 朱鞠内湖にもキャンプ場はあるのですが、食料などを何も買っていなかったこともあり、買い出しをするため美深町に向かい、道の駅の隣りにある「びふか温泉」へ行きます。
 町営なので、500円とリーズナブルなお値段。今回は焚き火を満喫したぶん、エスクの車内が薪臭くなるほど、燻されてしまっていたので。(笑

 温泉の横はキャンプ場なので、ここへ泊まっても良かったのですが、人気なだけに、思ったより場内が賑わっており、8割方サイトが埋まっていた印象だったので、もう一か所目をつけていた場所へ行ってみます。
 美深からもう少し北上すること約25㎞。音威子府町の「リバーサイドキャンプ場」です。ここは行ったことがなかったのがいちばんの理由ですが、シャレた名前だけど、オートキャンプ場と謳っていないぶん、昔ながらの簡素なサイトではないかと読んだのです。
alt
 で、行ってみると、ここ、天塩川温泉のすぐ裏なのですね。これならこっちで温泉に入っても良かった、と思ってももう遅い。(笑
alt
 しかし、肝心のサイトは、空いているどころか人っ子ひとりいません。
alt
 これは…と、トイレを確認すると、やっぱり。まだサイト開場前でした。
 予想通り、場内はシンプルなつくりで、予約はおろか受付不要の無料キャンプ場なだけに、おそらくは7~8月しか開いていないのでしょう。自治体管理のキャンプ場だと、最近のようなキャンプブーム以前は、夏前に開けたところでよほどのもの好きしか来ないので、夏しか開いていないのも珍しくはありません。
alt
 まあ別に車中泊でも良かったので、ここでそのまま寝ても良かったのですが、トイレが温泉にしかないため、夜は閉館してしまうのと、人の気配がないながらも横の建物前にクルマが停まっており、なにか言われても嫌だなというかんじだったこと、なによりかなりの強風が吹き荒れており、コンロを出しても使えそうにないので、やむなく移動。
alt
 さらに北上すると、駐車帯があったので、そこにエスクを停めました。
 道沿いでお世辞にもロケーションの良い場所とは言えませんが、実のところ温泉に入って以降、疲れたのか、かなりの眠気におそわれていたのです。
 駐車帯ゆえに、コンロを出してお湯を沸かしたりするのもはばかられ、それ以前にここでもかなりの強風だったので、火器は使えません。食材は買い入れてあるので、適当に食べるつもりでしたが、その前にクルマを停めた直後から意識が飛びそうになるので、まずはちょっと仮眠でもするか、と、シュラフにもぐり込んだのが18時過ぎ。

 …どれくらい時間が経ったのか、肩の辺りが寒くて目が覚めました。途中、駐車帯に出入りするクルマの音や人の話し声はなんとなく聴こえていたのですが、思ったより爆睡していたようです。

 1~2時間くらい寝たのかな、と、時計を見ると、なんと深夜0時を回っています。しかもまだ頭がぼーっとしており、朝からの爆食が効いていたのか、お腹も空いていないので、毛布とカイロを引っ張り出して、再度寝ることにしました。

 こんな早くに寝たら、夜中に目が覚めるのでは、と、思いつつ寝たのですが、明るさに気づくと明け方5時過ぎ。しかも、なおも目が覚めず、これもしかして、風邪が悪化して、体調がやばいのではなかろうかと、ちょっと頭の片隅で思いつつ、こうなったら寝られるだけ寝たほうがいいなと二度寝して、目が覚めたのは7時半でした。

 起きてみると、別に身体に痛いところやだるさ、片頭痛などもまったくなかったので、単に眠かっただけらしい。おかしいなあ。キャンプ場でもあれだけ爆睡したのに。昨夜もカイロを3つ入れて寝たら、夜中に少し暑かった記憶もあるくらいなので、暖かさもあって爆睡したっぽい。どうも前日の幕営会ではしゃぎすぎただけのようです。(笑

 いまだお腹も空いた感じがあまりしないので、菓子パンとヨーグルトで軽く朝食。ただひとつ残念だったのは、前日夕食用に買い出したちいさめの弁当を、クーラーボックスに入れ忘れて寝てしまったこと。買った時はすぐ食べるつもりだったので、見切り品だったこともあり、消費期限を9時間ほど過ぎています。
 これが基地でなら、少し口にしてみて違和感がなければ食べてしまいますが、この遠方で下手にお腹を壊すと帰投できなくなるので、泣く泣く諦めました。
alt
 そしてエスクの方も燃料残量が心もとなくなっています。これまでだと、十勝で満タンにしてから出発するので、余裕で稚内まで行けるのですが、今回はどうせ途中で給油するからと、少し減ったまま出発したのです。
 調べると、幌延にセルフスタンドがあることがわかったので、向かうことにしました。いよいよとなれば別ですが、基本的にはセルフで給油したい方なので。

alt

Posted at 2024/05/18 21:18:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2024年05月16日 イイね!

春の幕営シーズン到来

春の幕営シーズン到来 連休前半は、ひたすらにガレージ整理とクルマの整備に明け暮れていたのですが、それもこれも、後半の日程をのんびり過ごすため。

 しかし、この時期特有の日中と日暮れ時の気温差にやられて、体調を崩してしまいました。
 幸い熱はないので、ただの風邪のもよう。少し大人しめにして回復を図ったので、出発までに小康状態までなりましたが、そのため前夜までなにも準備しておらず、ドタバタと積み込みをするハメになったのでした。
alt
 5月3日当日は、空も晴れ渡り、気分良く出発。いつもの牧場でオヤツを仕入れて、北上します。
alt
 糠平を抜けた先、幌加除雪センターで、トイレ休憩を兼ね、夏タイヤに換えた折なので、ホイールナットの増し締めをします。
alt
 しかしこのあたりから、空はどんにょりし始め、ついにはぽつりぽつりと、落ちてくるものが。
 北の空は明るめなので、通り雨なんだろうなと思いつつも、一ケタ台まで下がった気温に、これがオートバイだったら停まってカッパを着るか、そのままやり過ごすか、悩ましいところでしょう。で、停まるのがめんどうで走り続け、いいかげん濡れたあたりで諦めてカッパを着ると、雨が上がるところまでセットです。(笑
alt
 そして大雪ダムのあたりでは、雨どころか、霙になってしまいました。今季の温かな気温では、さすがに白いモノは降るまいと思っていたので、けっこうビックリですが。
alt
 とは言え、上川まで降りると、幸いなことに霙もあがりました。
alt
 今宵はいつもの飽食野営になるのが必至なので、お昼はあまりガッチリ食べるつもりはなく、セイコーマートのミニパスタで昼食。このサイズ感が良いのです。
alt 
 思ったより交通の流れも良いので、比布までは高規格道路にも乗らず、幹線国道をひたすらのんびり走って、それでも時間が余りそうだったので、比布からは北部を大回りする農道を走ったのですが、どうもこれ、予期せず最短ルートを走ったようで、ホームには14時半に到着してしまいました。
 当然いちばん乗りだったので、ギア類を降ろしていると、意外にもみんなすぐに集合となりました。

 ただ、この日は風が強めで、テントを張るのも難しいほど。しかし夕方には止む予報だったので、まずはテーブルと椅子を出し、さっそくオヤツタイムとなるのでした。
alt
 予報通り日が傾き始めた頃には風も収まったので、さっそく展張を開始。
alt
alt
 しっかり薪も積んできたので、焚き火もスタート。これですこれ。
alt
alt
 夕食はこれまたいつものジンギスカン。食べるものも、話す内容もいつもおなじようなコトやってますが、これが楽しいのだから仕方ありません。
alt
 今回、デザートに牧場のロールケーキを調達してきました。これ、3月にプリンとパウンドケーキを買いに行った際「ロールケーキは要予約」との案内を見て、ずっと気になっていたのです。今回あらかじめ予約を入れて仕入れてきましたが、このロールケーキ、実に絶品でした。切るのが難しいほどふわふわで、生地と生クリームの味わいが深いのにくどくなく、これは作り置きできないのも納得です。
alt
 風が止むと星もきらめき始め、夜が更けるとぐっと冷え込みますが、焚き火の暖かさが心地よく、日付が変わる頃まで楽しんだのでした。

 翌朝、テントの中が明るく、暑いので目が覚めたのですが、時計を見るとまだ5時台。寒いと思って全閉していたベンチレーターを開けるだけにとどまらず、入口もメッシュにしてちょうど良いくらい。シュラフの上に毛布をかけ、カイロを4つほど放り込んでいたのですが、これならカイロは1~2個でも良かったかも。
alt
 そんなこんなで当然二度寝に入り、起きたのは8時半。テント内の明るさと暑さから、てっきり日が差しているのだろうと思っていたら、意外や曇で風も冷たい。
alt
 なので、朝から焚き火第二弾。
alt
alt
 今回の朝食メニューは、れいぽんさん謹製のカレーライス。カレーももちろんですが、炭火で焼いたソーセージに、サラダまで付く豪華版。
alt
 意地汚くおかわりまでして、さらにデザートもいただいたので、すっかりお腹いっぱいになってしまいました。いつもながら、本当にごちそうさまです。

 昼前ころになるとぽつぽつと、3組ほどの、おそらくはデイキャンプのグループが見えましたが、それまで貸し切り状態でした。ほんと、どんだけ穴場なんだここ。
alt
alt
 でも今年も、桜に間に合ったのは良かったなあ。
alt
 そんなこんなで、今回の幕営会も無事楽しく終了したのでした。






Posted at 2024/05/16 22:02:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2024年05月02日 イイね!

あ~るくんと1周年

あ~るくんと1周年 本日で、あ~るくんがかわねこ基地に配備されて、1年になりました。

 ほぼ毎日乗っているので、まだ1年なんだっけ?というくらい馴染んでいますが、同時に、というかだからこそか、未だにエスクやシェルパくんで出かけて帰投する時、駐車スペースに停まっている青いワゴンRを見ると「何だあれ?」と一瞬思ってしまうのも事実。(笑

 本日現在のオドメーターは29,000㎞。乗り出しが14,000㎞だったので、15,000㎞ほど走ったことになります。
 おそらく昨年までの13年間、ほぼほぼ車庫で眠っていることが多かったあ~るくん、それがたった1年で13年の走行距離を超えるほど、馬車馬のように北の大地を走らされるとは、思っていなかったに違いありません。(笑

 毎日稼働と言っても、もちろんほぼ仕事で、幸いにしてというべきか、昨年フロントガラスが割れた事件以外は、定期整備くらいなので、特にトピックはありません。
alt
 さて、1年乗っての感想は「やはり仕事車は軽にして良かった」に尽きます。小回りが効き、仕事先で駐車スペースが狭い時や、ふだん使いでも気にしないで使い倒せるサイズ感は、大きなメリットです。
 厳密に計算すると、なにかと手を入れていたぶん、昨年は当初の予想より掛けた費用がかなりのものになってしまったので、怖いから見ないフリをしていますが、燃費の良さからのガソリン代がかからないのは、仕事車としてはもちろん、ふだんの足車としても、本当に助かります。
 昨年は帰省することも多かったのですが、フェリー代を始めとする費用が安く済んだのも、これまた軽ならではのメリットでした。

 仮にエスクを仕事車兼務にしたままでいたら、仕事の際はいちいちベッドキットを外さねばならないとか、ランニングコストや、各部の消耗にけっこう悩まされていた可能性が大です。
alt 
 と言って、これが乗っていてガマンを強いられるような性能でもなく、意外と長距離もこなしてくれるのは、やはり2駆のMTにして正解だったと、つくづく思います。仮にこれが、たまに代車で乗るATのモコだったとしたら、加速のだるさとつまらなさ、燃費の悪さに、今ごろ真剣に乗り換えを考えているのは間違いありません。(笑

 気を使わずに仕事の資機材をガンガン積み込め、その内容によってシートレイアウトを変えられるのも、とても便利なので、このユーティリティのためにワゴンRを選んだ価値はありました。
alt
 逆に不満点は、例の補修失敗による、5mクオリティの外装くらいでしょうか。(笑

 もちろん、細かな部分の不満点はあれど、コツコツ改修をして潰していき、先日のホーン交換で、大方の「かわねこ仕様化」はだいぶ進みましたが、懲りずにまだもう少し、ちいさなアップデートも予定しています。
 もっとも、手を掛ける時間がなかなか取れないので、いつになるやら。
alt
 目下の課題は、昨年中古で購入した夏タイヤがそろそろ交換時期なこと。5月中くらいに交換かなあと、なんとなく目論んでいますが、また中古タイヤを探すか、いっそのこと新品にしてしまうか、検討中です。

 今月後半も、ありがたいことに遠方での、ちょっと大きな仕事をいただいたのですが、移動がそう苦ではなく、むしろロングドライブが少し楽しみくらいなのは、わがあ~るくんならでは。
alt
 これからも、ガンガン付き合ってもらいましょう。頼むぜ相棒。




Posted at 2024/05/02 22:09:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2024年05月01日 イイね!

さらば旅友よ

さらば旅友よ GSFを手放しました。

 GSFは、GSX-R系の油冷エンジンを積んだビッグネイキッドですが、90年代後半当時、それまで国内販売を自粛していた750cc以上が解禁され、各社がリッタークラスを投入。ホンダCB1000SFやヤマハXJR1100など、大柄なボディで押出感のあるデザインがもてはやされる中、最後発のスズキGSFは、リッタークラスとしては最小のボディサイズが災いしたのか、不人気車の代表みたいな知名度の低さで「何に乗っているの?」と聞かれて「GSF」と答えると、相手がオートバイ乗りでさえも95%の確率で「なにそれ?」と返ってくるほど。(笑
alt
 GSFがちいさいのは、ボディが専用設計ではなく、海外仕様のGSF600のものをベースにしていて、それにGSX-R系の油冷エンジンを、1100から1200にボアアップして積んでいたからです。
 「えっこれ1200なの?意外とちいさいね」とはよく言われました。
alt
 ちなみに、海外仕様は最初から「バンディット」を名乗っていて、まごうかたなきバンディット系列のモデルなのに、なぜ国内でも250/400クラスでネーミングが浸透していた「バンディット」を名乗らず「GSF」となったのか、未だに謎です。2000年のモデルチェンジ以降はなぜか「バンディット」に変更されたり。まあ今さらどうでもいいことですが。(笑
 
 しかし、コンパクトゆえに当時クラス最軽量で、取り回しが良ったのは美点で、かわねこが選んだのも、そこが大きな理由のひとつでした。
alt
 2000年当時、それまで乗っていたカワサキGPz400Fが、13年を経過して乗り換えを考え、いちどは大型に乗るのもいいかな、と思って中古車を探している時に、たまたま見つけたのがGSFで 1年落ち、99年式最終型のワンオーナー車を購入したのです。
 本当は1200ではなく、さらに軽く、ジムカーナで大活躍していた兄弟車のGSF750の方を探していたのですが、こちらは1200以上に希少車なので、当然見つからず。そしてGSFの中でも途中からバリエーションとして加えられた、ハーフカウル付きの1200Sだったことも、ツーリング好きなかわねこの琴線に触れたのです。
alt
 そしてこれが人生初のスズキ車でした。別にそれまで避けていたわけではなく、単に機会がなかっただけなのです。
 乗ってみると、当時はまだ馬力規制がかかっていた、97psの国内仕様でしたが、そのぶん怒涛のトルクでの凄まじい加速フィーリングをはじめとする、じゃじゃ馬のような性格と、回転を上げるとカムチェーンが唸り出す「ヒューン」というエンジン音、ノーマルマフラーでもじゅうぶんなず太い音に、すっかり魅了されてしまいました。
 あまり大きな声では言えませんが、ふわわ㎞オーバーの世界を初めて見せてくれたのも、このGSFです。
alt
alt
 購入当初は、ボディカラーがあまり好みではなかったワインレッドなこと、ツインエンジンのツアラーかアドベンチャー系のモデルに乗ってみたい意向もあったので、次の車検まで2シーズン程度乗って乗り換えるつもりでいたのですが、すっかり虜になってしまい、結局気づくとあれから24年間も手元にありました。
alt
alt
alt
alt
 走行距離も、購入時はわずか6千㎞ほどでしたが、道内は北は稚内、南は函館、西は積丹、東は根室と、ほぼ全域を走破し、道外にもいちどだけですが、帰省を兼ねて東北地方を走っています。そんなツーリングを重ね、オドメーターは3万㎞以上まで伸ばしました。

 十勝に移転してからは、主に経済面で乗ることが叶わなくなり、それでも最後の油冷エンジンに固執して手元に置き続けましたが、あれから8年が過ぎても、未だにエンジンが掛かることはなく、今現在再び乗るのならば、素人のメンテナンスではなく、レストアが必要なのでは、という状態になってしまいました。

 昨今は少しだけ余裕も出てきたとは言え、しかしシェルパくん1台でもなかなか乗る時間を取れず、ちびくろKSRに至っては、3年ほど前にエンジンが死んで以来、まだ手をかけてやれさえしていない状態で、GSFまでとても手が回らないのが現状です。
alt
 これまでも、なんどか手放すことを考えましたが、そのたびに頭の中でカムチェーンが唸る音が響くと、未練がましく思いとどまっていたのですが、まだ当面は手をかける時間が取れそうにないことから、ここまで来ると、新しいオーナーのもとで走らせてもらえるほうが良いのではと、考えたのです。
alt
 数年ぶりにガレージから引き出したGSFは、カバーを掛けていても埃まみれになってしまっていたので、長年旅の友として付き合ってくれたことに、感謝の思いを込めて、洗車して各部を磨き上げました。

 というわけで、某買取業者に査定してもらいました。しかしなにしろ不動車。廃車扱いではとあまり期待していなかったのですが、ガレージ内でカバーを掛けて保管していたのが良かったそうで、エンジンはキャブオーバーホール程度で息を吹き返すのではとのこと。そのため、思った以上の買い取り値が付きましたが、値段よりも再販されることのほうが嬉しく、決断したのです。
 業者によれば、不動車の場合、野ざらしのものも多く、外装が傷んでいると再販化に高額な修理費が掛かることから、エンジン不動よりも外装の状態がポイントなのだとか。年式も古いものの、走行距離も多い方ではないので、じゅうぶん再販可能だそうです。
 いずれにせよ、新しいオーナーの元で元気に走ってくれることでしょう。

 もちろんオートバイそのものは、未だ降りる気などさらさらないので、これまで通り、20年目を迎えるシェルパくんを愛でつつ、天気の良い休日には走りたいものです。

alt
 これで少しは雑然としたガレージ内も余裕が出きて…ないなあ。おかしいな。連休前半、3日もかけて整理したはずなのに。(笑



Posted at 2024/05/01 21:42:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記

プロフィール

「ネタはあり過ぎるほど溜まっているんですが、書く余裕がありません…。^^;」
何シテル?   06/09 19:39
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

To all the GRANDVITARA users 
カテゴリ:ESCUDO
2013/04/25 00:50:33
 
TREK FIELD 
カテゴリ:震災支援
2011/04/27 21:50:38
 
SSER ORGANISATION 
カテゴリ:震災支援
2011/04/10 23:28:28
 

愛車一覧

スズキ エスクード スズキ エスクード
外遊びの相棒として、約20年乗ったD21テラノの後継機として、2012年8月4日より就航 ...
カワサキ スーパーシェルパ シェルパくん (カワサキ スーパーシェルパ)
街乗りから林道散歩、ツーリングまでなんでもそつなくこなす、オールラウンダーな相棒です。 ...
スズキ ワゴンR あ~るくん (スズキ ワゴンR)
池から自転車で飛び出したり、自分でゴハンを炊いたりはしないけど「あ~るくん」です。(笑 ...
カワサキ KSR-II ちびくろ (カワサキ KSR-II)
1991年にわがやへ来て以来、林道探索に活躍。現在はそのコンパクトさと2ストの加速力で、 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation