時間調整間欠ワイパーの導入(2)

前回の続き。
飼い犬にやられてあっけなく死亡した部品が未着なのでその他の部分を進めていきます。

まずは時間調整ユニットの作成から。
この辺のユニットはCEPはじめ結構色んな所から発売されてるので市販品を使用してもいいんですが、今回は久々に自作をしてみたくなったので感光基板で作ります。

回路は15年くらい前にネットで開示されてた方のものをマネしてデルソルに実装していたものの改良版です。
FIAT500のワイパー信号は10mAくらいしか流れてないようなのでリレーを使わずFET駆動にし、各部品を面実装化したので非常に小型になってます。
今回もまた面取りの関係で大量に出来てしまいましたｗ。ダレカカッテヨ…

可変抵抗はRA1オデッセイのレバーをバラして流用してます。
これは30kΩなのでユニットの設計上では2～12秒の無段階可変になります。
本当は入手が楽で安価なRB1あたりを使いたかったんですが1kΩの抵抗値なので使えず。

ボリュームを外付けにしたい人は100kΩのVRとかを使えば35秒くらいまで遅くできます。

ここで皆さん「なぜツマミを流用したキューブの物を使わないのか」という疑問が湧いたかと思いますが、日産のは段階切替え式（切替えスイッチの集合体みたいな物）なので、今回の回路に使うには複雑になるので却下してます。
やはりここは一般的な手法を取ってるホンダ謹製がいいんですｗ。

とはいえRA1用の可変抵抗は径が細く、シャフトを入れるには寸法が合わないのでバラして内径拡大加工します。
結構パターンギリギリだったのでアクリルのシャフトの干渉部分も若干削って動きが渋くならないように逃げを作りました。
ツマミは内側の余分なモールドを削って平らにして、回り留めの切欠きをABSで作り接着してます。
レバー基部の方は可変抵抗のリード線を通すための穴加工を施しました。

先行してワイパー基部のコラムユニットに手を加えます。
それぞれのピンアサインは図のとおりで、各ワイパー信号(+12V)をスイッチ経由でGNDに落として動作されるというマイナスコントロールになってます。

なのでINTのパターンを途中でカットしてユニットのIN/OUTに接続しますがGNDはウインカー側にしか端子がないのでその辺を追っかけて接続します。

今回加工したコラムスイッチassyは現状のものと交換して使うべく、これにもオートライト切替え機能を搭載します。
ライトスイッチについては過去の記事があるのでそちらを参照してください。
この加工は慣れると超簡単なので加工済みassyをキット化したらニーズありますかね？まぁ商売する気ないので気分次第ですがｗ

時間調整ユニットは小型化したおかげでコラム部分に内蔵できました。まぁこれが目的で小型化した訳ですが。
先の入力部の加工もこんな感じになってます。
パターンの切り離しはライトスイッチの加工とおんなじ要領です。
電流は10mAとLEDの消費電流より小さいのでAWG24のリード線を使ってます。

こんな感じで残すは未着部品のみとなりました。
次回でいよいよ完結なるか！