先月以来,埼玉から僕を呼ぶ声が聞こえていたのですが,厳しい残暑もあって出かけるのが延び延びになっていました.
気にはなっていたのですが,ここにきてようやく涼しくなってきたので,満を持してさいたま新都心までひとっ走りしてきました.
行き先は,大宮の盆栽村.
旧武蔵国一ノ宮の大宮氷川神社に隣接する大宮公園の北側一帯,閑静な住宅街ですが,町のいたるところに大きな松が植栽されていたり盆栽園も何件かあったりで,盆栽を趣味とされる方々にはたまらない町なんでしょう.
そんな盆栽町の一角に今回の目的地,
さいたま市立漫画会館はあります.
今,ここで開催されているのが,
「魔夜峰央原画展」
今年で画業50周年を迎える漫画家,魔夜峰央さんの原画を中心とした企画漫画展です.
魔夜峰央さんの画といえば,イギリスの耽美主義の画家,オーブリー・ビアズリーに影響を受けた独特の画風で,特にその盛り上がったようなベタ塗りには,ため息が出てしまいます.
ビアズリー「サロメ」
最近では,「翔んで埼玉」で,それまでコミックには興味が無くても,そのお名前を知った方は多いのではないでしょうか.
魔夜さんのデビュー以来,50年にわたってファンを続けている自分としては,何を置いても行かねばなりますまい.
いざ,参る!
展示室内は撮影禁止なので展示物は紹介できませんが,「パタリロ」「ラシャーヌ」「翔んで埼玉」を中心に,とっても美しい原画や関連資料,愛用品などが展示されていて,展示そのものはこじんまりとしていましたが,意識が時空を超えて飛んでしまったようなひと時でした.
自分も今や,殿下と変わりないプロポーションに?!(涙
各種展示の他には,ほとんど全てのコミックスが揃えてあって,ずーっと読んでいられるコーナーもあります.
また,魔夜さんといえば薔薇の世界ですが(笑),室内には薔薇農家とのコラボによる天然の薔薇の香りが満ちています.
そういえば玄関には,あの巨匠からの花束も!
記念スタンプを押して会場を出た時には,満足感とともに心地良い疲労感で満たされたのでした.
さらに驚くことには,こんな素晴らしい展示が,なんと無料なんです!
さいたま市民の皆様,ありがとうございます.m(_ _)m
せめてもの御礼に,些少ですがさいたまの経済活動に寄与させていただきました.
今シーズンのカキフライ初め(笑
Posted at 2023/10/08 23:11:46 | |
トラックバック(0) |
お出かけ | 趣味