久し振りに車購入欲が復活しているので、VW・アルテオンの試乗に行って来ました。
以前の所有車のシロッコRでVWの2.0Lターボに好印象を持っていたのに加え、東京モーターショーでその美しいスタイリングに惚れ込んだからです。
妻を誘ったのですが、「今日は忙しい」と断られてしまいました。
カタログスペックを紹介します。
全長4865mm×全幅1875mm×全高1435mmで、車重は1700kg。
エンジンは2.0L直4ガソリンターボ(280ps/35.7kgm)で、310ps/40.8kgmのゴルフRをデチューンしたものになります。
AWDの湿式7速DCT。
燃費は13.3km/Lで、最小回転半径は5.5m。
ベースグレードと、デジタルメーターやヘッドアップディスプレイなどの装備が充実した「アドバンス」の2グレード。
ACCやレーンディパーチャーウォーニングやナビなどはどちらも標準装備です。
ベースグレードが549万円、アドバンスが599万円。
試乗車は外装色がパールホワイトでした。
グレーのホイールですので、この色はとても合うと感じます。
横から見ると背が低くて全長が長いことを実感。
リアからの眺めもカッコ良い。
クーペを名乗っていながらも見た目はセダンと変わらない車が多い中、この挑戦的なデザインを選んだことを称賛したいです。
内装は良くも悪くもVWの世界。
ナビの画面は大きく、変に太過ぎないステアリングホイールに好感が持てますが、もう少し色気も欲しいところです。
予想以上に前後幅があるのが後席。
大人でも優に足を組むことが出来ます。
さすがに天井は低くて圧迫感があるので、オプションのサンルーフがあると良いかも。
荷室も奥行きがあり、外観からは想像できないほど実用的な車です。
ハンドルを握るとシロッコを思い出して懐かしくなりました。
アイポイントが低くて幅広な割りには見切りは悪くありません。
スペックの割りには軽快感に欠けるように感じましたが、スポーツモードにすると印象が一変。
エキゾーストも勇ましく、心地良い加速感を見せます。
ハンドリングもクイックになり、足も硬くなりました。
20インチの35扁平を履いている割りには乗り心地は悪くないですが、それでもスポーツモードでは結構な突き上げがあるので、1人の時に楽しむ用でしょうね。
それよりもスポーツシートが薄くて、腰痛持ちにはちょっとキツい。
なんちゃってマッサージ機能が運転席には付いているのが助かります(笑)
また、スポーツモードでは低速の時にDCTがちょっとギクシャクすることがありました。
アドバンスではアクリル板に映すタイプのヘッドアップディスプレイも標準装備です。
更にメーターもデジタルで、アウディなどと同じくナビを表示させることもできます。
これは助手席の人がテレビなどを観ている時に一々切り替えなくて済むためのものだとか。
そのためにはキャンセラーが必要ですが。
アドバンスでは殆どフル装備ですね。
VWのエンブレムが無ければイタリア車のようにも見える優雅さと小気味良い走りを両立した意欲作に感じました。
ベースグレードは受注生産なので、日本に入って来る殆どのモデルはアドバンスになるそうです。
アドバンスにサンルーフのオプションを付けると、乗り出しでほぼ700万円。
値引きがどれぐらいあるのか見当が付かない車です。
また秋にはラグジュアリー感が増した「エレガンス」が追加設定されるそうです。
アドバンスよりも値段が上がる見込みだとか。
以前にあったVW CCのの後継だと考えますとリセールもあまり期待できなさそうですが、他者とは違う車に乗りたい人にはうってつけだとも思います。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2018/07/11 23:00:23