先日、久しぶりに石神井公園へ散歩に行ったときに、今もカワセミが来ていることが分かったので、今度はコンデジではなくて、ミラーレスカメラでカワセミでも撮ってみようとクーガで出掛けました。
駐車場があるのは自宅と反対側の一番端ですが、それでも10分も掛からず、あっという間に到着しました。
本日は雨の天気で、また真冬に戻ったような気温ですが、昨日、土曜日は晴れていて、ポカポカと春の陽気でした。
野鳥の撮影は、10年少し前に自宅が火事になった時に、カメラやレンズが水を被ってからというもの、行っていませんでした。直ぐに乾かして、乾燥剤と共に保存してあったおかげで、レンズにカビなどは生えていませんでしたので、マウントアダプターを使って、EFレンズとM3を接続して使ってみました。
基本的にオートでフォーカシングが行えますが、M3とEFレンズの組み合わせでは合焦速度が遅く、動くものへの使用は難しそうでした。
とりあえず、カワセミと花でも試しに撮影してみようということで、500mm 1:4.5(シグマ)、とマクロレンズ 100mm キヤノン 1:2.8、M3とセットで買った EF-Mレンズ 55-200mm F4.5-6.3 IS の3本のレンズを持ち出しました。
望遠レンズを持って行くので、モノポール(一脚)を探しましたが、見つからないので、三脚にしました。公園内の木道上では通行の妨げになるため閉じた状態で使用せざるを得ず、使いにくかったです(三脚使用禁止なので閉じて使用するようにと監視員に言われました)。
1)石神井公園の駐車場にKUGA到着。
2)クッション入りデイパックと、三脚ケースを持ってきました。レンズが結構重く、まだ椎間板ヘルニアの後遺症で、腰に痛みと足にしびれがあるので、今までは徒歩で来ていましたが、今回はKUGAで来ました。なので、駐車料金が心配。
3)シグマの500mmにマウントアダプターを介してM3を接続。カメラが付いているようには見えず、ほぼレンズだけという状況。その分軽いのだけど、バランが悪いです。
4)それでは出発。先ずは石神井池を通り抜けて、三宝寺池へ向かいました。カメラを持った人が集まっているので、カワセミが来ている場所はすぐ判りました。
5)先ずはEF-Mレンズ55-200mmで撮影。撮像素子がAPS-Cなので、300mm程度の焦点距離に換算されますが、カワセミ程度の大きさの鳥ではやはり倍率不足。ただ、M3の画素数が2400万画素レベルなので、最大画素で撮影して、切り出すと、従来のフィルムレベルの画質でこの程度まで拡大できるのは使い易いかな。うまく行けば何とかAFが成立するけど、やはり基本はMFにしないと困難。そうなるとこのレンズのフォーカシングリングはおまけ程度で、使いにくいです。
6)シグマの500mmだと換算焦点距離が750mm程度になるので、同じ条件で切り出すとこの程度の大きさで撮影可能。こちらのレンズでは、AFは遅くて全く使い物にならない。フォーカシングリングはMF前提で作られているので操作はしやすいです。
7)ゴイサギがいたので撮影してみた。動きがゆっくりで、シグマ500mmでも、何とかAFで追えました。
8)シグマ500mmで撮影。この程度動きがあるとMFでないと難しかったです。
9)EF-M 55-200mmで撮影。ボケ足は割ときれい。AFで撮影しました。
10)EF マクロ100mmでかなり離れて撮影。二線ボケ感はそれほど酷くはない。但し、AFはイライラするほど遅く、結局MFで撮影。
11)もう少し近づいて撮影。この程度距離があるとシベ全体にフォーカスが来ます。
12) EF マクロ100mmで離れ目に撮影。このぐらいの奥行範囲でフォーカスする。
13)同様離れ目で撮影。
14)もう少し近づくと、フォーカスの範囲が狭くなってきました。
15)さらに近づいて蕾を撮影。
16) EF-M 55-200mmでぎりぎりまで近づいて撮影。まだ、シベ全体にフォーカスが来ていますが・・・・。
17) EF マクロ100mmで撮影すると、オシベ一つ分程度の深度でしかフォーカスしていません。手持ちでの撮影でしたが、ここまで来ると体を前後に動かしても欲しい部分へぴったりとフォーカシングするのは難しいです。三脚が欲しくなります。
18) EF-M 55-200mmだとこの程度被写界深度があります。
19) EF マクロ100mmだと、この程度離れてもある程度ボケがあります。
20) EF マクロ100mm。近頃のデジタルカメラは感度を上げられるので、手ブレは起こしにくいけど、ワンポイントのフォーカシング狙いは手持ちだと難しいです。
21)マクロだとこういうものも撮れるので、結構面白いです。
22) EF マクロ100mmで撮影しました。
23)近づいてみると、こんな感じ。
24)マクロレンズとはいえ、150mm程度の焦点距離の望遠気味レンズとして使えるので便利。単焦点なので、歪の少ない画像が得られます。
25)なんやかんやで、駐車場まで戻ってきました。駐車料金が1200円というのは高かったですね。
凄い久しぶりだったのと、変わった組み合わせで撮影したので、何かくたびれました。
ただ、技術の進歩は早いもので、10年程度前の35mmフルサイズ撮像素子を搭載した一眼レフカメラとAPS-Cの撮像素子のM3を比較すると、高感度での画像の良さ、jpgであっても出力された画像のラチュードの使い方はM3の方が優れているのが確認できました。
更にM5とかだともっとよくなっているのでしょうね。
何より、撮影枚数の制限がフィルムカメラみたいに無いのはデジタルカメラの良い所ですね。jpgであれば、一番良い画質に設定して32GBのメモリを使うと3000枚以上撮影できるとは驚きです。
ただし、EFレンズを使用していると、電池の消耗が異常に激しいので、予備電池が複数必要になります。
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2017/03/26 16:33:52