最初にお断りしておきますが、
この救済方法は あくまでks流です。。
プロの方からは色々批判もありますでしょう。
でも、「お前、馬鹿か!素人め! 」と
論点を曖昧にしたまま
抽象的な批判することで
ご自分のスキッと感を得て終わるのでなく、
YouTubeのコメントに
「僕ならこうする」、「この方法の方を推薦する」という感じで
書き込んで頂けるとうれしいです。
さて、本題、、、
↓動画で詳しく解説していますす。
★★台風などで車が水没したら★★
・車は浮く。(しばらくお尻を写真の様に上げて浮く)なので、
落ち着いて行動しましょう。
ドアを開けて脱出しない。
ドアを開けると、水が入るし、第一、水圧でドアは開きません。
後ろの窓は1枚だけ下げておく。(脱出するときは、ここから)
雨水でつかったぐらいでは、まだ、パワーウインドーなどの電気部品は動きます。
車は前が重いので、必ずお尻が上がって浮きます。
水がガラスの高さをこえると、今度は水圧で
パワーウインドーが動かなくなるので、
後ろのガラス1枚だけ先におろしておく。
↑ これ重要!!
最後に脱出するときは、この浮いている後ろの窓から脱出する。
・エンジンを止める。 ただし、ボンネットを超えない深さなら、エンジンを止めない。
★エンジンが回っている限り、排気ガスが出続ける限り、
絶対に水はマフラーからエンジンには逆流しない。★
安心してください。
・水位が高くなっても、どうしても走らないといけない場合はバックで走る。
(ボンネット=エアークリーナーに水をかけない。吸い込まさない)
空気の吸入口はボンネットに近い高さにあるので、
これがつからない限りはエンジンは回り続けられるが、
水位が高い中で前進すると、車で押した波で、ここから水がエンジンに入る。
・水を吸って止まった場合は、以下の復元処置をしない限り絶対セルを回さない。
(空気(混合気)は圧縮できるが、水は圧縮できないので、
セルを回すとコンロッドが折れて、復元不可能になる!!)
だから、一度水を吸って止まったエンジンは、絶対セルを回さない。
・もし、車が浮いてしまったら、後ろの下げている窓から出て、
落ち着いて浮いた車を押して、車を陸に着ける。
(流れが無ければ浮いた車は軽く動きます) ボクのワイフは実際にやりました(^^;)
と、いうより、ずっと前に相模川に前車(デリカSG)を落としたのですが、
浮いた車(デリカ)を、ワイフは軽々押して陸まで押して行きました。
そこでめでたく、デリカは復活!
【ここから、水を吸って止まってしまったエンジンの復元編】
上の写真は 車のエンジンではなく、僕のジェットスキーのエンジンの写真です。
ジェットスキーでは 、エンジンに水を吸って止まってしまうのは、
ままあるわけで、この記事を書けるわけですが、
プラグ周りの写真はこっちの方が撮りやすいので、
ジェットスキーのエンジンで説明させていただきます。
・ガソリンエンジンの場合、まず スパークプラグを抜きます。
・ディーゼルエンジンは グロープラグかな?
どなたか 燃焼室の圧力を抜きやすいプラグ位置を書き込み頂けるとうれしいです。
・最初の大量の水抜き
水は圧縮できないので、コンロッドが曲がらないように、スパークプラグを抜いて
セルモーターはチョイ回ししてEng内部の水を抜きます。
これでほとんどの水は抜けますが、まだ、水の飛沫は出続けます。
・スパークプラグを抜いて、プラグ穴に指を突っ込んでセル(クランク)を回すと、
負圧でエンジン内の水が排出される。
プラグ穴が指で半分ぐらいにつぶされることで、
ピストンの上昇ではき出された空気の流れで負圧が発生し、
エンジン内部の水が勢いよく外に吸い出されます。
鯨の潮吹きの様に水が出ます。
びっくりしないでセルを回し続けます。
その後、負圧で霧吹き状になって水がでます。
・水が出なくなったのを確認して、プラグを入れてセルを回す。
・かからない場合は、プラグの電極に水のブリッジが架かってないことを確認。
残っている水が、電極に引っかかってくるので、何回かプラグを抜いて、
息を強く吹いて、水を吹き飛ばします。
これを何度か繰り返す。
・最後に、プラグ穴からブレーキクリーナーを吹き込んだ後、
プラグを入れて、エンジンをかける。
ブレーキクリーナーのガスは、ガソリンより引火(点火)し易いので、
多少、プラグに水のブリッジがかかっていても 点火します。
・なお、これでも、エンジンがかからない場合は、
エンジン内がすでに破損している場合があります。
コンプレッションゲージを使うと、
壊れているかどうか(圧縮があるかどうか)が判断できます。
CX-5も、新車購入の1年後に 現状の圧縮比を測りました。
カタログの圧縮比は13ですが、
コンプレッションゲージ圧の実測としては
13.5kgが出ていました。
CX-5の吸気口って、小さいんですよね!
特にガソリンNA(Normal Aspiration)エンジンなので、
吸気口が小さいと、そのまま リストリクター (Restrictor 吸気制限器 ) になってしまいます。
ターボで無いNAエンジンは 上流から 攻めるべき!とおもうのですが、
この吸気口の小ささを見ると泣けてきます。
実は、
吸気口のその奥の 曲がっているところは もっと狭くなってます!
マツダさん、3DーCADで設計するなら、もっと空間を最大限に使ってほしいですね!
ただ、とはいえ、マツダさんも設計で良く考えているのはわかります。
吸気を、エンジンルーム内の暑い空気を吸わないように、ボンネットのD-パッキンの前方側に吸気口をだしていること。
水を吸わないように、ボンネットの前方のリップの内側になるように、かつ、ボディー側から、
僅かに盛り上げて、ノリ上がった水を吸い込まないようにしていること。
ただし、後述しますが、
リゾネーター(吸気音消音用チャンバー)の底の水抜き穴から 水を吸っちゃうじゃ無いですか!!
これは、「SUVだから、車高が高いので、少々の水位でも、走れるよね!」と 思って水に突っ込むと、
意外と、この「水抜き穴」から エンジン側に水を吸っちゃいます。
この水抜き穴は、ラジエターより低い高さの位置にあります。
なので、マツダ系の皆様、ご注意ください。
まずは、エア・クリーナーBOXの上側を外します。ゴム製ホースのホースバンドから上側のケースは取り除いた方が下側のエアクリーナーBOXを外しやすいです。
↓下側のエアクリーナーBOXは 3本のピンがゴムのグロメットに刺さることで固定されています。
上側に強く引くと、このピンが抜けて 全体を引っ張り出せます。
全体を引っ張りだすと、2ピースで構成されていました。
一つは エアクリーナーBOX、
もうひとつは、
リゾネーター兼 気水分離ダクト。
ただし、それぞれに水抜き穴が空いています。。
でも、特にリゾネーターは下に伸びているので、
ここに穴があると、
大雨で 深い水たまりに突っ込んだ時に
このドレン穴から、直接エンジンに水を吸ってしまいます!
この穴の位置は、ラジエーター下部に近い位置なので、
深い水たまりに入ると、この穴から 水を吸ってしまいます。
全然SUVではありませんね!!
ワンウエイバルブを2ケ購入
キジマ(Kijima) ワンウェイバルブ ダイヤフラムタイプ 9-10mm 汎用 ポリプロビレン/バイトン 105-15003
1ケ830円x2ケ
タイトルには「0円!」と書きましたが、このワンウェイバルブのみ購入しました。
ワンウェイバルブが届いて、
どのぐらいのヘッド(水の溜まり水位)で 水が外にながれるか、チェックしました。
チェックバルブの開閉の硬さが硬いと、
だいぶエアクリーナーBOXに水が溜まらないと、外に水が流れないことになります。
ワンウエイバルにに水を流し込むと、
わずか1cm(ワンウェイバルブの筒の高さのヘッドでも、水が流れ出します。
これなら、エアクリーナーBOX内に水が溜まっても、 水位が高くならないうちに一方向の外側に水は排出されて、
もし、レゾネーターやエアークリーナーBOXが水に使っても、
底からは水は入ってこないことになります。
水抜き穴を ワンウエイバルの太さにしっくり来る太さに穴を拡大し、
少し穴をヒートガンで炙って穴を柔らかくしてからワンウェイバルブを押し込みます。
↓こんな感じで 2箇所にワンウェイバルブをきつく差し込みます
さて、次に吸気口の拡大です。
単純に丸いドライバーの柄を 一番狭い 曲がり口に差し込みながら、
ヒートガンで炙って、どんどん柄を奥くに差し込んで行きます。
Before
ドライバーの柄は奥まで入るほど拡大出来たので、
次はジュースの缶を突っ込んで炙ります。
After
↓下側に大きく拡大しているので、吸収するように 柔らかく厚めのスポンジを敷き込みます。
↓狭かった奥も、円形に膨らんで断面積はほぼ2倍になり、 吸気効率が良くなりました。
さて、肝心のの走りは
多分、バリバリ プラシーボ効果で 気持ち良くなるでしょう。
何より、自己満足です!!
【実走行後の追加ブログ】
○燃費計測用 郊外のいつもの道路を100km走行し、
実燃費で過去最高記録(13.2km/L これまでの最高は12.1km・L)を記録!
なんと、10%近くも燃費がアップ!
これは数字なので、プラシーボ効果では無し。
○大きく踏み込んだ加速な なんとなく良いような。。(これは完全にプラシーボ効果でしょう)
それにしても、 標準の水抜き穴が すごく低い位置に気がつけたことは重要です。
今回、吸気効率の制限撤去より、こっちの方がks的には重要に思えます
繰り返しますが、 ラジエター下端の高さに この水抜き穴があるので、
豪雨や台風で、l無理に深い水たまりに突っ込むと、 この穴からエンジンが水を吸ってしまいます。
豪雨のニュースで、
意外と低い水位で CX-5がエンジンがかからなくなって放置されているシーンを見ましたが、
これで納得しました!!
CX-5 (いや、最近のマツダは設計が共通なので、 今のマツダは全車共通で)は水に弱い!!
YouTubeの中で、エアクリーナーユニットの細かな解説はしておりますので、YouTubeの方を参照ねがいます。
整備手帳版:
車が水没した時の対処法(ks流)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2405511/car/1914334/3913911/note.aspx
ブログ: 0円! ks流 吸気効率2倍化!
Posted at 2020/06/09 17:02:24 | |
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