夏季装備への換装が完了したので、燃費測定の実戦に行ってきました。
今回の目的地は、未だ玲ちゃんで行ったことの無いエリアを検討した結果、新潟エリアに決定。
新潟『県』自体は良く行くんですけどね。上越エリアまでなら。そこから北東の中越・下越エリアはあまり行かないんです。
去年の東北オフ以来でしょうか。その時も通過しただけですけど。
さて下越エリアで何があるかと言えば・・・思いつくのは水族館「マリンピア日本海」でしょうか。
その後はとりあえず後で考えるとして、まずは水族館に行くことにしました。
出発は、珍しく早朝4時。
ちゃんと寝て、すっきりした状態で走るべきという意見からです。
そんな訳で、まずは給油。
タイヤやオイル交換などの諸々整備と慣らし期間分です。
燃費記録は後ほど。
これは捨て燃費ですけどね。
順調に走行していたのもつかの間。
白馬を過ぎて、南小谷で問題発生。
なぜか大渋滞。全く動きません。
暫くすると動き出し、少しづつ進みだしました。
後々ニュースで調べたところ、4時半前頃に大型トラックとタンクローリーの正面衝突事故があった模様。
https://pikarinnews.net/post-118156
運転手はどちらも生きていたらしいですが、双方正面がグッチャグチャに。
衝撃的な光景でした。
池袋でのプリウスの事故が大きく話題になっていましたが、信州でも大事故があったのです。
その後は、順調に新潟まで侵攻することができました。
今回のルートは、敢えてメインのR8/116を使わず、海岸沿いのR352/402海岸ルート。
SKさんの『海岸沿いの国道を走った方が、信号が少なく、勾配も緩いため燃費には良い』という教えを忠実に守ったためです。
しかし、このルートには欠点が。
度々走っている、異常なまでに遅い車に引っかかってコンボイになる、ということ。
まあ、99%軽なんですけどね。
軽トラだったり、普通の軽だったり。
スピードを出せとは言わない。せめて後ろの長蛇に気づいて道を譲ってくれ。そう思います。
水族館には、ちょうど開場直後くらいに到着できました。
おかげで、駐車場空いてるし、開場した後なので、チケットを買うのに並ばずに済む。
理想的な入り方でしたね。
暑くなりそうだったので、サンルーフを開け、リアドアガラスを少し開けておきました。
こうしておけば、少しでも熱が逃げていくでしょうから。
館内で撮った写真はこちら。
イルカショーは、動きのダイナミックさと水しぶきから、写真撮影の良い素材になります。
なかなかタイミングよく撮るのは難しいですけどね。
ラッコ、可愛すぎる。
クラゲもいいですねえ。幼生体が星のように見え、幻想的です。
うん、海じゃ会いたくないですけど。
そうそう、偶然やっていたので、「にいがたフィールドガイド」に参加してみました。
ここマリンピア日本海では、水族館ですが、田んぼや小川などが再現され、実際に米も作っているそうです。
そんなフィールドを模したエリアで、生き物解説をしてくれるんですね。
残念ながら、時期が早すぎたのかあまり多くの生き物は見られませんでしたが、こういったフィールドワークは面白いものです。
この中に魚が居ます。さて、どこに居るでしょーか?
水族館を後にしたら、次の目的地の検討。
ここまで約270km。車載燃費計の値は19km/L。
多分半分には足りません。
*エコからの参戦規定は、タンク容量50%以上を給油した時の値で投稿する事になっています。
可能な限り平坦な所で、かつ面白そうな場所。
見つけたのは、笹川流れ。
景勝地ですね。
到着は夕方ごろになるので、良い写真が撮れるかも。
そう思い、道の駅笹川流れを目指して一路北上します。
今度もまた海沿いルート。
しかしながら、新潟市街地を抜けるまでが大変でした。
お昼なので地味に混んでいるし、遅い軽がうじゃうじゃいるし。
道の駅笹川流れに到着。
山ありさんに倣い、スバルの法則で停めさせてもらいました。
やっぱ似たサイズ感ですよね。こっちの方が幅あるけど。
時刻は夕方・・・というにはちょっと早い15時頃。
写真を撮るには非常に難しいシチュエーションです。
また、道の駅から奇岩の数々には地味に距離があったようで、訪問は止めておきました。
観光のために燃料を無駄にはできません。
今回は実戦なのです。
昼食を抜いていたので、何か食べようかと思っていたのですが、あまり魅力的に思えるものが無かったのでやめました。
一食くらい抜いても何とかなります。
夕方。そろそろ日が暮れる頃。
この日は、自宅に帰るつもりもなかったので、どこかで車中泊と考えていました。
調べてみると、ちょうど近くに道の駅朝日があるじゃないですか。
ここは、食堂もあり、温泉もあって、車中泊にピッタリです。
夕食には、地元村上市の村上牛の牛丼をチョイス。
流石にうまいですねえ。
温泉は、まほろば温泉の名があります。
『まほろば』とは、古事記にある「やまとはくにのまほろば・・・」から引用されたもので、平場の中央にあり、最も優れた良い所、の意味から命名されたものだそうです。
その名の通り、弱アルカリ性低張性温泉で、ヌルヌルとしたお湯で、温泉らしさ抜群でした。
景色も、夕暮れの紫に染まる朝日連峰が抜群の景勝となっていました。
ただ、内湯は加温されているのか熱めのお湯だったのですが、露天風呂が非常にぬるい状態でした。
なにせ、口元から出てくるお湯の時点でぬるいんです。
よく見たら、HPにも『冬季間につきましては、温泉温度低下のため、ご利用いただけません』とあります。
時期は4月。入れるっちゃ入れるけど、といった所だったんですね。
ここで出会ったおじいさんといろいろ話し込んでいました。
聞くと、栃木の方の方だそうで、どこかのマラソンの帰りだったとか。
フルマラソンに出てたり、自転車のレースに出ていたりと、70台にして現役のアスリートおじいちゃんでした。
やべえ、勝てない(笑)
温泉の後は、久しぶりの車中泊。
車の中のように、狭いところは落ち着きます。
ただ、時期が時期なので、乾燥がひどく、あまり快眠とはいきませんでした。
これは花粉症などのアレルギー体質であることも理由の一つなので、どうしようもないですね。
翌朝。
4時ごろ出撃。目的地は自宅(笑)
というのはもったいないので、途中にある寺泊の市場にでも寄ってみようかと思ってました。
うん、この時はね。
出発直後に燃費が落ちるのはどうしようもないので、理解しています。
しかし、その後エンジンが温まってからも、なかなか燃費が伸びない。
車載燃費計で18km/L台前半まで落ちてしまい、相当焦ってしまいました。
燃費が優先目的。寄り道はあくまで手段。
よって、寺泊は無し。というか、ちゃんと調べて行かなかったせいで、到着した時点では朝が早すぎ、やってませんでした。
そのまま寺泊をスルーし、一直線に自宅まで帰ってしまいました。
道の駅朝日から約350km。時間にして約7時間。いつものごとく休憩無しです。
このような過酷な運用でも、水温は92℃までを維持しており、問題ないことを確認できました。
流石純正プレミアムオイル『LES PLEIADES ZERO 0W-30』。
さて。
旅の話はこれで終わり。
燃費の話をしましょう。
まずは、出発前の給油記録から。
4/20 599.6km 45209km ENEOSハイオク @149円 43.21L ⇒13.88km/L
カタログ燃費達成率:105.2%(13.2km/L)
ま、タイヤ交換やオイル交換他の整備をやってましたし、タイヤの慣らしもありました。
いろいろな条件に跨った記録であることで、燃費の根拠が超複雑なんですね。
故に、捨て燃費です。
カタログ燃費超えてるので、良しとしましょ。
次は、今回の実戦旅の記録。
4/21 735.6km 45944km ENEOSハイオク @149円 44.76L ⇒16.43km/L
カタログ燃費達成率:124.5%(13.2km/L)
今回は、車載燃費計上では過去最高の値を維持したままゴールできました。
経験上、車載燃費計の値は、満タン法実燃費と1.0~1.5km/L程の差があります。
今回もそれに同じくでしたね。というか、悪い方に振れてしまっています。
満タン法最高値を記録した際の車載燃費計の値は17.8km/L。
それを上回っているはずなんですけどね・・・。
難しいものです。
今回の旅で、この夏仕様の様々な面が見えてきました。
○長所
加速が非常にスムーズであり、流れの良いルートであれば、高い車載燃費計の値を維持できる。
実際、マリンピア日本海までは19km/Lを維持しており、その後燃費の低下があったとはいえ、その低下率は緩やかなものであり、良好な燃費で走行することが可能である。
○短所
ある程度燃費が上がりきった状態(18km/L以上)の領域においては、流れがスムーズであっても燃費の維持が難しい。
具体的には、速度で示すならば50km/L以下では、燃費を維持する指標としているアクセル開度5%以下を維持したとしても、燃費が伸びない。
エコゲージがプラスに振れるのは、60~70km/L以上であるらしい。
そのことから、今の仕様は高速型であると推定される。
元々ハイギアードで長距離GTとしての性格が強いレヴォーグであるが、その面がさらに強化されたものであると考えられる。
この大きな要因は、0W-30の低粘度オイルにある。タイヤ交換後、5W-30のオイルの時点では、このような特性は示していなかった。最も、その時点で5000kmを走破しており、オイルがやれていた、ということもあるのだが。
また、燃費が伸びない理由はルートも大きな要因である。
今回は新潟エリアを走ったが、中越エリアはアップダウンが激しく、燃費にはいい環境ではない。
別エリアを走ったときに同じような特性を示すのか、要検証である。
なにせ、今回は夏仕様初実戦。データの分母が足りなさすぎる。
一応、対策案は考えてある。
燃費高速型仕様であるならば、より低速トルクを補ってやれば良い。
そのために最も適切なチューニングは、パジェロミニ時代に実証済みのプランAとプランO。
その内、施してあげましょうかね。
今回の記録は、期待値が高かっただけに、がっかりしてしまったことは否めない。
冬のマイナスの中走ったときと値が大して変わらないのだから。
このままでは、偉大なる先代パジェロミニの記録を超えられない。
パジェロミニ時代に記録した最高記録は、満タン法実燃費19.33km/L(134.2%)。
今のままでは、実燃費はおろか達成率も及ばない。
軽オフローダーと、水平対向エンジン搭載ハイパワーワゴン。
どちらが燃費に対して有利か不利か。車種が違い過ぎて一概に言えないだろう。
一般論では、どっちも燃費悪い、といった所か。
しかし、真冬でさえ120%台の達成率を叩き出している『玲』。
まもなく平成が終わり、令和の時代となる。
その令和の王たるべく、この記録に満足してはいけない。
偉大であったが故に、超えるべき大きな壁となっているパジェロミニ。
エコから悪魔の部を制し、次なる永世名人の座を得るために。
その壁は、越えて征かなければならない。
まずは、エコから4月分ランキングだろう。
精進せねば。