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iModelaでプリント基板の銅箔を切削中、モータがへたって交換したのだが、再開して暫く経つと、CAMソフト（winstar for iModela)が、iModelaで解釈できないコードを吐いて、iModelaが異常終了してしまいました。もう少しのところなので大変残念です！＜写真＞

書籍まで出版されて実績がありそうなのに、こういう問題が起こるとは信じられません。行き詰まりです！！

iModelaがGCODEを扱えるという記事があったので、別のソフトを探して、GCODEでやってみようか。

MOOZ2 CNCでプリント基板に再挑戦する前に、iModelaで再挑戦します。
あまり使えていないiModelaをもう少し使い倒せないかという考えからですが。

そこで、前回、プリント基板の切削で失敗した切削条件のうち、速度を遅くして、切削パターン幅0.26mm, V90度エンドミル 深さ0.1mm,速度0.5mm/secへ。

さらに、今まで、パターンの切削ばかりをやっていたので、気分を変えて剥離をはじめにしてみることに。

すると、いままでパターンが細く削られていた問題がなくいけそうです。＜写真＞

ところが、数時間で停止してしまった。

起動しなおしてモータをうごかしたら、このスーパーダッシュモータの正常時は、13000-14000回転だが、4000回転しかならない。

モータの使いすぎでへたってしまったんですね。ここまで明確に変化がでるとはしりませんでした。

＜写真＞
早速、モータ交換して再度やり直した。もうスーパーダッシュモータの在庫を使い果たしたので、純正モータにしましたが、回転がぐっと10900-11000へ落ちてしまいました。(実は、モータだけを交換して、切削を止まったところから再開できるのだが、知らなかった！)

これでめでたしとなるといいのだが。

MOOZ2でCNCの試し彫りができたところで、iModelaで今いちの結果だった、プリント基板の作成に再挑戦です。

iModelaと、MOOZ2- CNCの大きな違いは制御ソフト。iModelaは専用のソフトがあったが、MOOZ2- CNCは一般的なG-CODEしか扱えないのでフリーソフトを探すしかない。

とりあえず、ワーク（プリント基板）を保持する捨て板を作ろうと、ネットで面出し生成ツールを探す。
するとありました。
http://tetterablog.hatenablog.com/entry/2013/10/21/231729

手順は以下です：
1. 面出し生成ツールにワークの大きさを設定し、切り込み深さを設定し、使うエンドミルの直径3mmφを設定すれば完了。

2. いけているかは、webでアクセス可能のNCVCというGcodeビュアを使ってみる。

3. この面出し生成ツールは、出力がgcodeのテキスト。これを.gcodeというファイルとしSDに入れて、mooz2へ。
識別子に.txtが付いてしまったが、削除してOK

4. 結果、なんとか綺麗に捨て板ができました。やや縁が大きいのでもう一度やるか（汗）

昨年入手した3DプリンタのDOBOT社のMOOZ2ですが、3Dプリンタ以外にも買い足せば、レーザ刻印ができ、CNCになるというので、CNCのオプションを追加し、動かしてみました。
CNCへの変身の手順ですが、

1. 組み立て。作業台をCNC用に交換。水平は、例によりマイクロメータを使い調整したが、0.05mm程度に抑えられた。

2. ヘッドをcncに交換。このヘッドはドリルチャックがついている。
普通、精度の点でコレットだと思ったのだが、少し驚きです。
このドリルチャックに付属している半分割のビットをつけて試し彫りをする

3. ワークはiModelaの時買ったケミカルウッドを使うことにして、作業台へ取り付け。これは、簡易なバイスが作業台についているので簡単にできました。


4. とりあえず、ready to printのデータの中から、量の少ないドラゴンを選んで
本体にsdをセット。

5.ゼロ点をあわせてから切削。

なんとかできました。あれ、目がない！

MOOZ2でCNCを使った日本語の例はほとんどないのでこの記事は貴重かも（笑）
連休にもう少しいじってみようか。




＜写真は、初削りのドラゴン＞

4-5年前に3Dコンピュータグラフィックに挑戦した話をお話しましたが、3Dプリンタの利用と合わせて、延々と続けています。この辺りで、現状のまとめを書いてみます。

3Dコンピュータの世界は、大雑把に、製造の世界の他に、モデリングと、アニメーション、ゲームとシミュレーションという括りがありますので、それに合わせてお話します。

1. モデリング
これは、3Dプリンタでも必須ですので、2016年から、日本製のメタセコイヤ（有償）を使っています。テクスチャの設定に相当参りました！また、良くなりつつありますが、ボーンの設定、ウエイトの設定も苦しいです。

一方、数式モデルや処理はモデリングに有効なので、OpenSCAD（FREE)を使っています。データはメタセコイヤとSTLファイルで連携しています。これらを合わせたfusion360（商用版のフリー版）というのも選択肢です。

2. アニメーション
blenderを利用しています。メタセコイヤなどで作ったモデルをFBXファイルで読み込みます。重力、衝突、IK(逆運動学）などもでき、和服系のモデリングもできます。なめらかに動かすための仕組み「ボーン」の「ウエイト」設定はメタセコよりやりやすいのがちょっと嬉しいです。

しかし、設定が煩雑で、操作性に癖がありすぎ、雑多モデリングをする気にもならず、アニメもそんなに得意というレベルではないので、簡単なアニメーションを作って中断していました。

この他にも「初音ミク」にまつわるアニメ系のMMDや、FreeCAD,..トライしたソフトは数しれず（笑）。

3.ゲームとシミュレーション
アニメーションをもう少し本格的にやろうと物色して、unity（商用版のフリー版）に挑戦しています。これは、アニメやゲームに強く、衝突や重力などの扱いも得意そうです。unityはずいぶん前から知っていたのですが、メインが商用版のため、横目でみるだけでした。現状、フリー版も出て、ちょっとしたシミュレーションもでき、少し身近になってきました。
しかし、モデリングや「ボーン」の「ウエイト」設定は、他のソフトに頼る設計なので、結局、これはアニメ用に利用することになりそうです。ただIK機能はblenderに比べ人型モデルに限定されていてイマイチ感があります。その割にはFBXファイル経由の連携機能はバグの巣窟なので、痛い目にずいぶんあいましたし、相当な綱渡りを強いられています。もう少しできればと思いますが、追加は有償機能がメインのようです。

4.まとめ
世の中的には、unityが一押しという雰囲気ですが、実はやれる範囲は多くない。unreal（商用版のフリー版）も伸びてきたし、blenderが巻返しをねらって大幅な操作性の改善をするようです(今年2.8が出るらしいです）。blenderのβを使ってみたレベルでは、FBXファイル経由の連携機能はバグの巣窟でした。モデリングにはメタセコでも十分行けるので、当面が使うソフトが増えただけということでしょうか。

アクティビティモニタを見る限りでは、blender2.8は2cpu、unityは4cpuを使っています。unityではアバタを数個同時に動かしても普通に動くなど、マルチコアを使いこなす今風のソフトだと思います。

グラフィクスの話なのに画像がなくてすいません。