shirakabaのブログ一覧

奈良の旅の2日目は、山野辺の道。









はじめに、三輪　大神神社(上の写真）へ。空にはオーラか？　祭神は大物主神。下の写真は巳の神杉（巳は蛇の意味）。

その後、箸墓古墳（下写真）へ。宮内庁は「大市墓（おおいちのはか）」として倭迹迹日百襲姫命（やまとととびももそひめ）の墓としている。卑弥呼の墓説もある。見るとそんなには大きくはないが、木は相当大きくなっている。木がなければ綺麗な形の古墳なのだろう。前の池には水は入っていなかった。モモソヒメの夫は大物主神で、[三輪の？]蛇の姿になったという言い伝えがある。能楽の演目「三輪」もこうした話が下敷きになっているのかもしれない。

また、近くの国津神社、ホケノ山古墳（下写真）、慶運寺裏古墳へ。ホケノ山古墳の上から見ると、箸墓古墳が近くに見え、耳成山、畝傍山など一望できる。慶運寺では、棺の蓋の裏に地蔵像が彫られた石棺仏がある。このあたりは小さな古墳もたくさんある。

仕事の帰りに奈良へ。桜の季節なので、吉野山へ。2018年にも行ったが、もう少し咲いていたような。
今回は、人形浄瑠璃義経千本桜をテーマを設定した。風景は、まさに人形浄瑠璃や歌舞伎の書き割だ。

義経千本桜4段目「道行初音旅」には吉野山と静御前が登場する。義経を追って吉野で彷徨っていた静御前が金峯山寺の僧兵に捕まって舞ったという勝手神社と舞塚がある。しかし、神社は5-10年前に火災で消失し、その後、柵ができていたが、撤去されていて、荒れた感じ。前回来た時は、ここは公園かと思い素通りしていた。
舞塚は表面がゴツゴツしていて静御前のイメージとは程遠く、「義経公静旧蹟・舞塚」(左下）とあるが、よく読めない。能舞台のようなものがあるのかと期待していたがない。


昼食は、肉うどんセットで、名物全部のせで、葛切り（人形浄瑠璃にも「狐葛の葉」という演目がある）と、柿の葉寿司（義経千本桜3段目「すし屋」の段にでてくる押し寿司が元かも。ことしはこの柿の葉寿司が奈良県的に押し出されているように見える）が付いている。付近の近鉄吉野線下市口駅の近くには、義経千本桜3段目すし屋の段のすし屋という「つるべすし 弥助」がある。一人は無理のようなので、今回は行けなかった。

久しぶりのさくらの定点観測の話題です。
私の桜定点観測場所は、3月21日撮影で、満開手前。写真は例年に比べてやや感がありますね、満開はその後3-4日あとで、3月25日ぐらいでした。






このブログの記録では、満開時期は、
2023 3/25
2021 3/31
2019 4/7
2015 4/2
2014 3/31
2013 3/24
2012 4/8
2011 4/10
2010 4/2
2009 4/1
2008 4/3

なので若干早かったのかもしれない。