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2019年07月16日 イイね!

プチオフしました

プチオフしました昨日、この方とプチオフをしました。

目的はタイトル画像の、タイヤバルブキャップが固着してしまってタイヤバルブと共回りしてしまい取り外すことが出来ない状態を解決しようという件です。

彼女のN-BOXは純正アルミホイールですが、タイヤの空気の出入り口であるタイヤバルブにはゴム製とアルミ製があります。


一般的にアルミ製は高級な社外アルミホイールに使われて、普及品の社外アルミホイールやほとんどの純正アルミホイールにはゴム製が使われます。

ゴム製といっても、外見だけで中に真鍮製のバルブステムが内蔵されていて先端にはオスねじ山が切ってあり、そこにバルブキャップをねじ込んで装着します。

なぜキャップをするかというと、バルブステム内にあるバルブコア(内蔵されたスプリングが突っ張って充填された空気が漏れるのを防ぎ、空気を補充する際はスプリングが縮んで空気を入れる隙間を作る、ムシと呼ばれる物)を保護するのと、バルブコアが損傷してもキャップである程度の空気漏れを防ぐ役割があるためです。

で、ゴム製のタイヤバルブには、黒樹脂製のキャップが付属しています。これをおしゃれじゃないとアルミ製のバルブキャップに交換するとトラブルになることがあります。

異種金属接触腐食といって、異なる種類の金属が接触して水分に触れるとイオン化が発生して腐食が起きます。特に真鍮とアルミはその現象が起きやすい組み合わせで真鍮に腐食が発生します。

ではなぜアルミ製のタイヤバルブキャップが単品で市販されているのかというと、アルミ製のタイヤバルブに使用するためです。アルミ同士ならば異種金属接触腐食はまず発生しません。

彼女のクルマの場合は、まさに異種金属接触腐食でした。クルマからホイールを取り外して床に置き、共回りしないようにバルブキャップをラジオペンチで挟み込んで、バルブキャップに10mmのボックスソケット(大抵のバルブキャップは9.5mmくらいの6角頭をしている)を差し込んで力任せに回すと、固着が取れてキャップを回して取ることが出来ました。


取れたのはいいが、バルブステムには腐食(白く変質する)の跡があるので再使用とは行きません。まずタイヤをアルミホイールから分離して、


タイヤバルブは安いので新品に交換します。


タイヤバルブはホイールの内側からしか挿入できません。タイヤをアルミホイールから取り外したのは作業しやすくするためです。


再びタイヤとアルミホイールを組付けます。


もちろん樹脂バルブキャップに戻した方がいいよと言ったのですが、樹脂ではかっこいい商品が無くてどうしてもアルミ製を使いたいということなので、シリコーングリースをキャップ内部にごく少量塗って装着しました。腐食の進行をグリースで遅らせるためですが、当然滑りがよくなってバルブキャップが緩みやすくもなります。割合きつめに締めこんでおきました。


念のためバランスも取り直します。


クルマに戻します。ホイールナットはインパクトレンチで軽く締めてから、トルクレンチで108N・mの規定値で締付け。他の3本のタイヤバルブキャップは固着しておらず取り外すことは可能でした。ついでに全てタイヤの空気圧を2.4kPaに調整。

今後は2-3か月サイクルで、タイヤバルブキャップを固着せずに取り外せるかと空気圧をチェックするのを習慣付けることを勧めました。

ダメだったらバルブキャップかタイヤバルブを破壊するつもりで準備もしましたが、思ったよりも容易でした。


その後は近くのラーメン店へ。以前の黒耳会では食べ損なったのでリベンジに。ここのチャーシューはどんぶりからはみ出すくらい大きい。


※今回は本人の希望で作業をしましたが、先に書いたようにゴム製タイヤバルブとアルミ製タイヤバルブキャップを組み合わせての使用を推奨するものではありません。またタイヤバルブ内部にグリースを塗布する事も、量を間違えるとタイヤバルブからあふれたグリースがブレーキローターやブレーキドラムに付着して制動力の低下を招く場合もあります。もし参考にして作業をする際は自己責任でお願いします。
Posted at 2019/07/16 23:40:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | オフ会 | クルマ

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