オーナーでは既に経験された方も多いと思いますが、1st N-BOXターボ車(N-ONE、1st N-WGN)のターボ車のインタークーラーガイドクリップが脱落する事例が多発しています。
原因はエンジンの上に載ったインタークーラーの空気取り入れ口のダクトが、ボディ側のバルクヘッドに固定されていて、エンジンの振動で固定用のクリップが緩み脱落するというものです。
私が調べたところ、1st N-BOXターボ車用のクリップは、
1回目 2012年モデル 91512-SX0-003(Aとする)
2回目 2013年-2016年モデル 91512-R21-013(Bとする)
3回目 2019年に上記を変更して 91512-5K7-003(Cとする)
の3種類があります。しかし今の時点(2019年12月)では、1st N-BOX全モデルとも検索するとCの品番が表示されます。
そこで3種類のクリップを実際に取って見比べることにしました
どれもサイズはほぼ同じですがあえて違いを探せば、頭下の形状と、台座にある溝がAとB=2個 C=4個くらいです。
頭を台座に押し込んだ状態で、足が台座の爪に噛みこむ具合も、3種類共に違いはありません。
しかし静的状態で違いが出なくても、実際に取り付けると振動や高温にさらされるので、違いが出るのかも知れません。いや、品番を変更するのはその対策のためだから違いがあると信じたいですが。
ところでうちのN-BOXはN/Aなのに、なぜターボ用のクリップをこんなに手間を掛けて調べているのかというと、
うちのフィットハイブリッドの、クーリングダクトのクリップが脱落したからです。
このクリップは現時点で補修部品を調べるとBと同じ品番でしたが、実際にはAのクリップが付いていました。フィットハイブリッドはこれまでボンネットの交換はしていないので、A→Bへの品番変更が行われたと推測出来ます。
となるとBの品番を使えといわれても、1st N-BOXターボでクリップの脱落が多発しているのを知れば、Cが存在する限りBを使う気にはとてもなれません。
もちろんCのクリップは在庫で持っていたので、フィットハイブリッドのクーリングダクトにはCのクリップで全数交換しました。
この脱落多発に懲りたのか、2nd N-BOXのターボ車以降(N-VAN、2nd N-WGN)は、インタークーラーガイドはクリップではなく○印のボルト固定に変更されています。これでクリップのような脱落は無くなるでしょうが、エンジン振動がダクトに影響すると、↑のジャバラ部分に亀裂が入るかも知れません。
うちのステップワゴンは、エアクリーナーケースにつながるこのジャバラ部分が弱くて5年毎に新品交換を強いられています。
このあたりのダクトはうまく振動を吸収するのは困難なようなので、自己防衛のためには、定期的にボンネットを開けて点検するのがよさそうですね。
Posted at 2019/12/05 00:27:27 | |
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