去る3月30日、ホンダHPにてN-ONEの生産終了が告知されました。
1st N-ONEのフレームナンバーによる生産台数を調べたところ、
2013年モデル (2012.11-2014.5) 143,791台
2014年モデル (2014.5-2015.7) 30,314台
2016年モデル (2015.7-2017.12) 41,034台
2018年モデル (2017.12-2020.3) 32,514台
合計 247,653台
フレームナンバーを連番でクルマを製作したという仮定での数字です。飛番があれば少なくなります。
同時に2nd N-ONEが今年秋に登場予定ということも発表されました。
今年1月の東京オートサロンに展示された、N-ONE CAFE RACER CONCEPTこそ、2nd N-ONEのプロトタイプです。
特に外見上は変更点が少ないのでマイナーチェンジ?と思えてしまいますが、インストルメントパネルの構造が全く異なる、電子制御パーキングブレーキになっているなど、2nd N-WGNのフロアパネルをベースにしているのではないかと推測されます。
代わり映えしないスタイルには賛否があるでしょうか、6速マニュアルミッションも設定されるようで、選択肢を増やすのはよい事です。装着されたエンブレムを信じるならば、CAFE RACER CONCEPTのグレードは1st N-ONE 2018年モデルで追加になったRSのようです。
以前も書いたのですが、N-WGNがあるのだからN-ONEはもっとスポーツ路線に振って、TYPE-SとかTYPE-R のような硬派なグレードも設定してほしいものですね。せっかくN-ONE OWNERS CUPというワンメイクレースを継続してきたのだから、参戦用ベース車両となるグレードも供給する必要があるでしょう。
それから書くのが遅れましたが、N-BOX/も2月で販売終了となりました。
N-BOX/のフレームナンバーによる生産台数も調べたところ、
2015年モデル (2014.12-2015.12) 24,438台
2016年モデル (2015.12-2016.9) 5,648台
2017年モデル (2016.9-2018.1) 7,885台
2018年モデル (2018.1-2020.2) 11,235台
N-BOX/ 合計 49,206台
これで1st N-BOX系列は全て生産が終わりましたが、
1st N-BOX 990,931台
N-BOX+ 67,847台
N-BOX/ 49,206台
1st N-BOXシリーズ 合計 1,107,984台
N-BOX/の生産台数は5万台弱、1st N-BOXシリーズ(型式JF1、JF2のシャーシーを持つクルマ)N-BOX、N-BOX+、N-BOX/を合計の生産台数は110万台余りと思われます。
N-BOX/の販売終了で、次期モデルと予想されたこのSUVモデルの出現も微妙になりましたが、もしホンダでSUVテイストの軽自動車を出すならばスポーティをコンセプトにしたN-ONEをベースにするのは止めてほしい、これだけ売れているのだからN-BOXの派生車で出すべきだと思います。
スペーシア ギアやekクロス スペースへの対抗策と、フリードとフィットのクロスターが予想より受注を集めていることから、ホンダの軽自動車SUVモデルの発売は必要でしょう。
1st N-BOX 2016年モデルにホンダアクセスが販売した、エレメントスタイルパッケージ、これを2nd N-BOX標準グレードに格上げして発売出来ないものでしょうか。
個人的意見ですが、おそらく一般のユーザーは雰囲気を買うのであって、4WDの需要に対してもホンダのシステムは「スタンバイ4WD」なので、例えばジムニーのようなパートタイム4WDの踏破力を必要とするならばそちらを選ぶはず。そうであれば「少しだけ見た目がSUVちっく」で一向に構いません。これなら最小の投資で実現可能だと思うのですがどうでしょう。
新型コロナウイルスの影響で自動車メーカーの生産遅延が起きている昨今ですが、せめて2nd N-ONEは予定通りの発売を期待したいですね。
Posted at 2020/04/19 18:00:02 | |
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