9/23秋分の日は兵庫県北部の峠道を転戦するツーリングへ出かけました。
中国自動車道のPAに4台が集合。
■ターボクラス
GDAインプ
GDBインプ
■NAクラス
AE86トレノ
86
播但道の神崎南ICで下車し、峰山高原へと向かいます。
NAクラスが先頭で、ペース配分が余裕なターボの2台が追い上げるという順番。
■SS1 峰山高原~砥峰高原
峠までののアクセス路はなかなかいい塩梅のワインディングですが、軽自動車のペースカーがコースを完全ブロック。
「こっちは遠いとこからわざわざ走りにきてんから、楽しみを台無しにせんとってくれや〜。ちょっとは後続車に気を使って道を譲ってくれや〜。どんくさいのお。」
という自己中心的な心の叫びをよそに、かなりのおいしい区間を極低速走行の刑に処せられました。
まあ、これこそが煽り運転ドライバーの心理そのもので、制限速度を守り、安全運転しているドライバーに罪はありません。
異常なのはリスク承知でコーナーを攻めたい、速く走りたいという自分達の欲求なわけで、速い後続車に道を譲ることや、ツーリングを楽しみにきた連中を満足させてあげようという思いやりを他人に期待すること自体が間違いなわけであります!
参加者はそれくらいの自己分析と対処法を理解している山の走り屋だけの構成としているので、全車我慢の走行となりました。
どうでもいいことを考えているうちに、峰山高原の峠付近に到着。
ここからホテル方向の道を右折し、さらに砥峰高原へ続く1.5車線の道を選択。
ススキの間を進みますが、ススキで見通しが悪く、対向車を見切り難いのと、ハイカーがいたり、チャリンコ乗りも走っているので、注意が必要です。
ススキの名所砥峰高原へ。
明治時代は軍馬の放牧地だったとか?
映画「ノルウェイの森」や大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケに使われたりして、メジャー化してきたのか、立派な建物や有料駐車場も完成していました。10月ごろには多くの観光客が来るでしょう。
■SS2 福知渓谷
ここからは険道が続く福知渓谷を抜けて西に向かいます。
道を横ぎる溝のフタなどのギャップがあり、後続のGDAインプのchoop号からは、フロントリップを痛めつけているであろう、バキバキという断末魔が渓谷に響き渡っています!
SSとは言いがたい徐行に近いペースで渓谷を抜けました。
■SS3 富D野峠
富D野峠を越えて、1円電車でPR中の日本遺産「明延鉱山」を過ぎていきます。
明延鉱山は、申し込み制で探検ツアーをしており、ヘルメットを被ってガイドさんの説明を聞きながら見学ができます。
今回はスルーしますが、暑い日に、ここだけの観光で来るのもありです。
■SS4 加H坂
次に1.5車線の加H坂を南側から越えて国道9号線へと向かいます。
昨シーズインの雪山遠征第1戦は、スタックしまくりで登れずに敗退したこの峠も、ターマックだとぐいぐい登れます。
今回は、ワンメイクレースのお下がりタイヤであるRE07Dを装着し、Sタイヤ並みのグリップを発揮していいペース登っていけますが、後続の5バルブ搭載のAE86も、アジアンタイヤ装着ながら、ぴったりと追走してきます。
道の駅ハチ北で小休憩。
冬の夜間以外に寄るのも珍しい・・
■SS5 Hチ北県道89号
ここからHチ北の県道89号を越えていきます。
途中で左折していくと、雪山遠征時でさえ4速に入ってしまう区間があるほどのコースです。
今回はいつもは雪壁で閉ざされている奥地へ初めて進撃します。
途中までは2車線の高速区間ですが、最後の方は狭路が続きました。
■SS6 春K峠
ここから春K峠にある蕎麦屋「そば処春来てっぺん」へ向けて、ヘアピンが続く峠道を抜けていきます。
タイトな登りヘアピンだと、86用にセットされたOSのLSDは効きがマイルドすぎて、一瞬イン側のリアタイヤが空転してトラクションが抜けてしまいます。
(白昼からLSDの効きが甘いと感じる運転をしてはいけませんが・・・)
山奥の集落にあるお店ですが、有名なのか結構流行っています。
ちょうど昼時で、30〜40分ほど待ちました。
待っている間に蕎麦の手打ちを見学できるので、期待感が高まります!
大盛の蕎麦定食をいただきました。
次に来た時は蕎麦ぜんざいにチャレンジしたいです。
■SS7 神鍋高原周辺
ここから食後のデザートを求めて神鍋高原の道の駅へ。
レストランで食券を買い、ソフトクリームの補給に成功。
床瀬方面へ抜けるまあまた走り応えのある峠を下り、雪の昨シーズンに鹿狩りをした峠(シェア号インプで大物の鹿を跳ねて、インプ号はバンパーとボンネットを中破するというアクシデントがあった)を抜けて、コウノトリ空港へ。
この辺りは走り込むコースというよりも、通過して楽しむ感じのエリアです。
■SS8 県境の名もなき峠
ここから京都へ抜ける名も無き峠をいくつか探索。
1つめの名もなき県境の峠は、地図上は冬季通行止めの×印がついており、恐らく冬場は除雪が入らずに閉ざされるルートかと思われますが、道幅も広くてコースレイアウトもいい感じでした。
2つ目は狭道「加悦奥峠」です。
これはただの狭い峠道で、もう通ることはないかも。
この他、大江山方面へ抜ける林道へは、防獣フェンスを開けて進撃するも、途中で通行止め・・
まあ、こんな事にも慣れてきました。
■SS9 大江山
最終SSは大江山を宮津側から越えて南下するルートです。
北側はタイトコーナーが続き、峠付近にはスキー場があり、南側は片側1車線のまあまあ広めのコースをダウンヒルしていきます。
86は軽量&低重心が効いて、ノーズの入りが良く、不慣れでRが読みにくいコーナーへも突っ込めるので運転が楽しいと感じられます。
日も暮れて、対向車をライトで見切れる時間帯になってきたので、最後に快適なクルージングができました。
夜は三田市内のラーメン屋で、富山ブラックといわれる濃い色の醤油ラーメンをいただき、解散となりました。
この日は450kmを走行。
結構な疲労感でした。
10月か11月ごろに、年内ラストのツーリング大会、11月10日はFLAT杯の86BRZワンメイク走行会をこなしていきたいと思います。