2ドアハチロクのブログ一覧

1月20日（日）に開催された「セントラルタイムアタックチャレンジ（CTAC）」の86BRZクラスに参戦してきました。

タイムアタックに特化した年1回のイベントで、それはもうモンスター級のマシンが集まるイベントです。



1分20秒を切るようなマシンが多い中、86BRZクラスはライトチューンが多く、ノーマルエンジンが主流なので、他のクラスと違って参加のハードルも低いです。

過給機付きは、ガチで走るとブローする事例が多いからか、みんな参加車両はNAです。

８６専門雑誌には、ショップのデモカーが多く掲載されているに、結果が求められる走行会にはデモカーが出てこないのは何故？？

チューニングショップというからには、飾っておくのではなくて、走って結果を出して客集めをしたらいいのに・・・
そんな時代でもなくなってきたのでしょうかねえ。




昨年はBSの71Rを履き、ベストは1週目にマークした1分30秒7。
2週目から謎のパワーダウンに見舞われました。

今年は30秒切りを目指して、準備をしてきました。

86号は普段乗りにも使うということや、コスト面も含めてやり過ぎないように、自主規制として、ノーマルマフラー、羽根無しで行くと決めているので、この範囲でがんばることにします。

しかしながら周囲の86BRZは既に30秒切りが数台いるし、これでは心もとないので、最強のラジアルと思われるヨコハマA052を投入しました。



このタイヤ・・・

そこらへんのSタイヤより値段が高い！

普段りや山で消耗するのはもったいないので、もう1セット、ホイールを導入しました。
17インチで２５５幅が履けるホイールは、そんなに多くありません。

ＴＥ３７は理想ですが、高い・・・

ということで、Ｓ耐の86に使われていたり、ニュル24Hの86に履かされている画像を見て、エンケイの「NT03RR」にしました。

サイズは17インチ９Jインセット４０　をチョイス。



純正ホイールメーカーが鋳造で作るので、RAYSとかの鍛造ホイールの半額で買えます。

エンケイの「NT03RR」はタイヤ（A052)より安く、ネットで12万円ちょいで購入できました。


さて、ホイールとタイヤに散財して挑んだCTAC当日は残念ながら雨・・・・・



午後には雨は小康状態になりましたが、ウェットのまま、ドライの3～4秒落ちくらいのペースの走行となりました。



それでもA052のグリップ感は良かったです。
ウェットの1週目でも安心感がありました。




しかしながら、大枚はたいて挑みましたが、結局天候はどうすることもできず、路面は乾かずにタイム更新の機会はありませんでした。

ありがたいことに、帰ろうと思っていたらタイム順の表彰式があり、86BRZクラス1位のカップを頂きました！



といっても、表彰台の1位から3位までが0.08秒以内という、仮に並んで走るとバンパーの先っちょくらいの差のバトルでした。



社運や人生をかけているかのような改造をしてきている方々は、雨で残念だったでしょう。
タイムアタックのイベントは難しいですね。

次回は2月23日（土）の峠最速決定戦で、再びセントラルに挑みたいと思います。

おわり。

=====作業2日目====
翌日、気を取り直して作業を再開しました。
他の原因をつぶすために、クランク角センサー、各角センサーを旧エンジンの物と交換し、プラグも純正に戻していきます。

水平対向エンジンのプラグ交換の面倒くささを実感しながら、付いていたプラグを外すと・・・
カブってます！！
4本とも燃料でビチャビチャです。

オイルを各部に行き渡らせるためのクランキングでカブったか、初爆失敗でカブったのか？

プラグが原因であることを祈りながら、万感の想いを込めてセルを回します。

(今度こそ…)

キュルル～、ブオ～ンと見事にエンジンに火が入りました！！

このままではオーバーレブ！！

6千回転手前ぐらいでキーＯＦＦし、載せ替え直後の最速ブローは免れました。
スロットルのアクセルワイヤーを引っ張りすぎていたのが原因でした。

これも夜叉の祟りなのか、いたるところに罠が潜んでます。

そして冷却水を注入し、エンジンをかけてエア抜きをしていきます。

アイドリングも快調！
天は我々を見捨てていなかった！

・・・・かと思われたその時！！

エンジンがストップ！

再度エンジンをかけるも、すばらくするとストップ！

もう心が折れそうです。
一同は絶句…
我々はクルマの神様に見捨てられのか？

原因が判りません・・・

ここでぎゃんぐ君がオイルレベルゲージを引き抜いたところ・・・

乳化したような？シェイクされたような？オイルが付いてます！




こっ、これは!?
エンジンオイルと冷却水が混ざっているではないか！！

エンストの原因は、オイルパンが冷却水で満タンになり、エンジンが止まったようです。


「終わったな・・・」

しばらくして40万キロシェア号の管理者ＡＭＭＹさんから連絡が入りました。

「ヘッドから出ているブローバイホースと冷却水系のホースをテレコに差し込んでいる！！」

とのことでした。

これは明らかに人災。

なので加圧水タンクに注いだ水は、ブローバイホースからヘッドor戻りパイプを通じてオイルパンに流入し、クランクシャフトやオイルポンプで拡散＆ミキサーされて、オイルが乳化したようにシャイクされた、と推測しました。