潮風＠ＯＴＺのブログ一覧

SEVEN160が日本で販売開始される前によく囁かれた噂。
「SEVEN160はエンジンが日本製だから壊れない」
(　´∀｀)ノ　はっはっはっ、そんなわきゃねえだろ。
だってSEVENだよ。
壊れるよ。
エンジン以外の部位が。
日本車ではおおよそ考えられない部位が。
いともあっさり壊れる。

クラッチ踏むとワイヤーが千切れるとか、ワイパーのスイッチを素早くON/OFFするとヒューズが飛ぶとか、ブレーキペダルを踏んでもブレーキランプが点かないとか、ラジエーターが割れてお漏らしするとか、純正のリレーがヘッポコですぐに壊れるとか、サイレンサーの付け根やマフラーステーがエンジンの振動でひび割れるとか……
OTZ

マフラーに関しては納車してから昨年の車検時までに二度ひび割れている。
その度にクルマ屋で溶接して応急処置してもらっていたのだが。
主治医の話では「サイレンサーの材が薄すぎて溶接しにくいし、溶接できてもすぐに割れる」だそうだ。
割れないようにするには補強が必要。
ということで、昨年の冬にサイレンサーとエキパイを固定する補強を入れてもらいました。

これがなかなかの優れもので、1年近く使ってみましたがかなり丈夫です。
サイレンサーの付け根が割れません。
ビビり音もありません。
もうこれでいいんじゃね？とも思いましたが、これはあくまで試作品。
見栄えも良くないし。
どうせなら見栄えも良くて、エンジンの振動ごときではひび割れないような丈夫なマフラーを作ってもらおう！とDINKY御用達のマフラー屋さんにワンオフマフラーの製作を依頼しました、
それが、つい先日完成しました。



材質はステンレス製で、サイレンサーの形状はキャブトン型です。
試作品が標準のサイレンサーに3本のブリッジを付けて補強していたのに対し、ブリッジではなくグルリと一周補強を入れた形のキャブトン型の方が丈夫になるんじゃね？という思惑から。
ついでに、マフラーステー（後ろ側）も割れにくいように補強を入れてもらいました。


依頼から完成まで時間が掛かったのは、試作品で走行して補強の効果を確かめてから本格的に設計・製作に移ってもらったのと、マフラー屋さんの本職の仕事の合間に作業してもらっていたからです。
音量とか音質とか軽さとか排気効率とかは一切要望してません。
求めたのは「お願いだから、普通に運転してるだけでエンジンの振動で割れないマフラー作って」と、これだけ。
機械で測定はしていませんが、純正マフラーと同程度の音量＆音質。
このままでも車検通るんじゃね？と思わないでもないのですが、車検時には純正マフラーの証明としてメーカー名の入ったプレートが必要ということで、車検専用のマフラーが別途用意されてます。

これは本当に車検時専用。
普段からこのマフラー使っていたらまたサイレンサーが割れるし、またプレート落として無くすかもしれんもの。
メーカー名のプレートですが、純正マフラーにはスポット溶接されているだけで、振動で落ちて無くすことがあります。というか俺は無くしました。
ケータハムジャパンに純正マフラーを送り付ければ、補修の名目でプレートを溶接して送り返してもらえます。