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2015年11月12日 イイね!

スポーツマンシップ



今日は、ちょっと独り言書いてみようかな…

誰かの批判をしているということではなく、様々な意見の中の、カンザキの意見として見てもらえれば、誰もハラ立たないかも。


昔のTS、特に富士のマイナーツーリングってレースは、ホントは僕みたいな未熟な人間が走れるレースじゃなかったレースなんだよね。

その下のフレッシュマンだって、100Rを3台ならんで全開でコツコツ当たりながら走り抜けていた。

みんな自分の技量と、その日の車のコンディションをわきまえて、信頼関係の中で競争していたんだと思う。

モータースポーツって言うくらいだから、喧嘩じゃない。

あくまでも、一定のルールの中で、お互いの持っているものを出し合って戦う。

ゲームのバーチャルな世界とは違って、失敗すれば車体だけじゃなく、場合によっては身体にも損害が出るんだ。

頭ではみんな分かっているんだろうね。

だけど、いわゆる「ハンドルを持つと違う人になっちゃう」とか「ヘルメットかぶると人格変わっちゃう」タイプの人は、自分や車の限界を超えてしまう。

「自分を超えろ!」

なんかのキャッチコピーみたいで、カッコいいよね。

でも、ホントはその後ろに、「他人を巻き込むな」って言葉も小っちゃく入ってる(^^)

今回のレースで、僕は12年分のツケを払わされたと思ってる。


JCCAのHPの「イベント」ってボタンを押すと、各レースのリザルトとその時のハイライトシーンを切り取った写真が見られる。

JCCA HP

2005年までしか遡れないが、TS-Cupは2004年から始まった新しいカテゴリーだから、その大半が見られる。

他のカテゴリーも含めて、いろいろ写真を見てみたけど、懐かしい思い出が蘇るなあ(^^)

























接近戦のシーンをいろいろ選んでみたけど、やっぱりきれいなサイド・バイ・サイドはなかなか出来ないんだよね。

上手く息が合うと、こんな感じかねぇ









さて、話をもどそう。

僕の"ツケ"のことも、苦い思い出として書いてみようかね。



2005年の富士ジャンボリー。

富士の本コースのコース改造が終わって、新コース初めてのJCCAのイベントだったんだ。

目玉は何と言っても、#16 カフェトレド トリイサニー。



影山正彦 選手のドライブする当時物、'88年のマイナーツーリングの後から、ご本人が大切に保管していた車両。

この時の44号車、排気量の大きいTS-2クラス。



スタートは、当時物の1298ccよりトルクで勝る分、下手でもプロについていけた。

1コーナーの侵入でブレーキミス。あえなくオカマを掘る…

決勝終了後、表彰台から降りてきた影山選手に謝りに行くと、「自分の技量をわきまえろ!」と怒られた。


翌年2006年は、決勝前にプライベーター最強だったKPファクトリーのどらいばーTさんに、「当てるなよ」と釘を刺されたにもかかわらず、再びミス。



チーム監督Nさんに怒られた後、コントロールタワーにも呼び出され、競技長からお灸をすえられた。

自分に対しての戒めというわけでもないが、実は44号車の左のドアとステップには、その時の傷というか名残を残したままにしておいた。

いや、本当に反省したよ。

恥ずかしながら、この際ホントのことを書きますが、競技長には「来年からJAF戦に昇格させるが、神崎さんのレベルはそこに到達していない。」とまで言われましたからね…

このままじゃいかんと、思いましたよ。

ウデがイイとかワルイとか言う以前に、レースになると頭に血が上りすぎていたんでしょうね…


そんなときに、萬福のマスターから紹介されたのが、ビルズのかなざーさん。

TSは当時からのあこがれのレースで、これも何かの縁だから、ダンパーをサポートしてくれるとの話になりました。

車もね、この時から真っ白のボデーが、白黒ツートンのビルズ・ワークスカラーになった。



一方では技量が足りないと言われながら、反対側では協力するから頑張れ!と…

正直言って複雑な心境でしたけどね、素人の草レースで、そんなチャンスはめったに無い訳ですよ。

ちゃんとして、頑張ってみようと、真面目に取り組んで、あっという間に10年です。


その間もね、いろいろ有りましたよ。

人間急には変われませんからね、エキサイティングな接近戦をすれば、お客さんも喜んで見てくれるし、ついつい熱が入りすぎて、相手に接触しないまでも、コースアウトしてスポイラー吹っ飛ばしたりとか、オイルポンプ不調なのに油圧計見てなくて、エンジンブローとか…

でもね、だんだんと経験を重ねる中で、この人ならギリギリのテール・ツー・ノーズ出来るかな~とか、サイド・バイ・サイドいけるよねーなんてことが分かってきたりして、どんどん冷静に走れるようになってきましたよ。

上位のドライバーはね、全然違うよ。

ブロックされたって、「あぶねっ!」って思わないもん。こっちもヘルメットの中でニヤニヤしながら、右に左に、揺さぶりかけて、レースを楽しみながら、戦ったりしてた。



レース終わったパドックでは、汗だくの顔して「邪魔してゴメンネー」なんて、抜けなかったボウズにイヤミ言ってくおっさんとか…

仮にちょっとプッシュしたって、笑ってシェイクハンドできるレースをしてきたと思う。

それが周回レースの「スポーツマンシップ」なんじゃないかねぇ…

相手が前に行けないように、何度も蛇行して見せるとか、横に来た時に幅寄せするとか、自分の車が遅いのを変なやり方でカバーするのは、僕の中ではガキの戯れくらいにか思えない。

昨今人気を博しているD1とか、「喧嘩レース」を公言しているWTCCとか、「クラッシュもエンターテイメントだ」と考えるカテゴリーと、僕らがやっている部品探しに苦労するヒストリックカーやクラシックカーのレースと一緒にされては嫌だな。

変に勘違いしている人とは、二度と走りたくない。


まあ、そういう自分も、予選の時、車載動画で僕が蛇行運転していたでしょ。
そのとき、僕はメーター見ながら後方がおろそかだった。で、後続車に危ない思いさせて、「訓告」って処分さ。
「スポーツマンシップに反する」って怒られたが、確認不足の自分が悪いんだもん。
相手にも頭下げて謝りに行ってきた。


誰だって失敗はするよ。

だから、1ラップ目にぶつけられたことは、仕方ないと思ってるし、何より相手のドライバーも、メカさんたちも、僕のところにすっ飛んできて、謝ってくれたよ。

僕は、「やっぱりツケ払わされたな…」って思ってさ、「しかたねえすよ」って言うしかなかった。

千葉の某大先輩は、「おまえ、殴り合いの喧嘩するのが当たり前だ!」って言ってたけど、しかたないすよ。相手のミスなんだもん。

俺はそれ以上相手を責められない。

また一緒に走ることが有ったら、笑いながら「今度は変なところ走らないで下さいよぉ」ってイヤミくらいは言わしてもらうけどね(^^)


まあ、まだまだ修行しなきゃなりませんな。

上位グループに手が届くところまで、車も仕上がってきたし、一発のタイムも出るようになったけど、まだまだだ…

あー12年間、いっぱい勉強したなあ。(^^)


#44@2005


#44@2007


#44@2015

※写真はすべてJCCAのリザルトページより転載しました。
Posted at 2015/11/13 00:48:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | レースイベント | クルマ

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