いつもながらご無沙汰しっぱなしです。
特にお友達の皆さんには無礼ばかりでごめんなさい。
なんとか生きております。
忙しさもありますが、仕事ばかりの毎日のため、なかなかブログネタになるようなこともなく、ついつい更新も遠のいてしまっています。
365日、毎日必ず同じ作業、同じ仕事をしなくていけない生き物扱う自営業なので、サラリーマン時代と違って曜日感覚や休み感覚がほとんど無くなってしまいました。
逆に休み感覚を持っていると、死ぬか廃業するまで休みが一切ないのが辛くなると思うので、無事にその感覚を失くせてラッキーなんだろうと思います。
さて、こうやって更新しているには理由が!
本当に久しぶりに、必要に駆られて、少し大掛かりな車いじりをしたご報告です(笑)
昨年、妻と6人の子供たち用に買った中古のエリシオン。
なんだかこの2~3ヶ月で故障が相次ぎました。
一般的には「ハズれ車」というのかもしれませんが、私にとっては修理チャレンジ出来る「当たり車!」と素直に言えるかな。
まあ、忙しくて、やる気がなかなか沸かず、中古部品を買っても1ヶ月以上放置したままでしたが・・・。
ということで、とりあえず全て修理完了したのですが、一番面倒だったエアコンコンプレッサー交換についてご報告。
ことの始まりは妻からの「エアコンが効かないんだけど・・・」という話。
こりゃガスが少ないか何かじゃないの?と軽くみてガス圧を確認したりしたんですが原因判らず。
しばらく時間が経って、「クラッチ音聞こえるのかな?」と確認してみるとエアコンオン時のアイドリングアップはあるもののクラッチ音は無しというのに気付きました。
ということで、おそらくマグネットクラッチの故障だなと思い、新品のクラッチアッセンブリーは買わず、いつものヤフオクで中古コンプレッサーを手配しました。
たしか5月の末くらいでしょうか、その中古コンプレッサーからクラッチのみを取り外し、車体にコンプレッサー付いたまま右タイヤ外した右フロントフェンダー経由でクラッチのみ交換してみました。
交換、ベルト再取り付け後、エンジンを掛けると・・・・
「キュルキュルキュル~~~ガ~~~~」というけたたましい音と共に白煙が!!!
なんと、クラッチが中心部と円周部で分離!ゴムが溶けてる・・・・
そして、プーリーは何事も無かったように回り続けてました。
「よかった・・・・ベルト切れないで・・・」
ということで、改めてコンプレッサーのクラッチ部分を手で回してみると、固くて全く回りません。
中古で買ったコンプレッサーのクラッチ部分は手で回すと“ブルンブルン”と動きます。
これでコンプレッサーの固着、おそらくピストン癒着が確定しました。
中古で買った、クラッチを取り外したコンプレッサーは正常品だったので今度こそクラッチのみ買って取り付け、コンプレッサー交換すれば良かったんですが面倒なのでもう一度ヤフオクでコンプレッサーを探すと、リビルト品と思われる綺麗な出品物が!
ということで、もう一度コンプレッサーを買いなおして、やる気がでるのを待ちました。
でも、なかなかやる気が出ず、ホンダに見積もり出してもらったら部品持ち込みで工賃2万円ちょっとということだったので、「やってもらうかな?」と思っていたところ、
なんと!
なんとなんと!
久しぶりに「やってみっか!!」という気に!
しかも夕方・・・・(笑)
でもまあ、2万円の工賃なら工数でいうと3時間程度だろうと思うので、初めてやるとしても自分なら4時間程度で出来るかなという甘い考え(^^;)
いつものように子供たちが遊ぶ中、着々とパーツを外していき・・・
まずはこれだけ取っ払います。
エアクリーナー関連、グリル上のカバー、ラジエターリザーバータンク右側ラジエターファン、リブドベルト、ベルトテンショナー、パワステポンプ(ボルトは外して動かすけれどフルードホースついたままなので避けて置いておく)。
車体右側から見ると上の写真のようにパワステポンプ運転席方向に載せておく。
で、ここまで準備するとこれだけのスペース発生。
といっても、アコードに比べると非常に狭い。
腕を傷つけながら手を差し込むのがやっと。
ちなみにラジエターファンの枠にエアコンコンプレッサーの配線が下写真のように固定されているので、コネクターを枠から取り外すこと。
まずコンプレッサーからの配線を外し、その後、ファンを上に引っ張り出す時にボディからの配線コネクタを外す。
(紫色の線がコンプッサーへのプラス線)
もう一つ、ラジエターファンを取り出すにはボンネットフードキャッチャー?(ボンネットを開けるときのレバーのやつ)を取り外さないと出てきませんでした。
3本のボルトを外してフリーにしてやります。
と、ここまででまずは準備段階。
これからコンプレッサー外しに取り掛かります。
まずはあらかじめ法定通りにガスを回収した上で、低圧・高圧の2つの配管をコンプレッサーから外します。
(ゴミ混入防止に茶色のテープ貼った配管)
次にコンプレッサーを撤去。
コンプレッサー上部のボルトは2本。
上から目視できるのでそのまま取り外せばOK。
問題は下部の2本のボルト。
車体下に潜り込んで、樹脂製のアンダーカバーの後端を少しめくるとコンプレッサーが見えるのですが、下部エンジンフレームとボルトの位置が近いため、ボックスレンチは入りません。
よって、薄い12mmメガネレンチじゃないとボルト頭にかからないため、私はラチェットタイプのメガネレンチで狭い空間に四苦八苦しながらボルトを緩めました。
エンジンフレームが邪魔するため、完全にボルトを抜き取ることは出来ないので、エンジンからフリーになるまでボルトを緩めたら、コンプレッサーを少し上方向に持ち上げてボルトを抜き取るか、ボルトがついたままコンプレッサーを撤去するしかありません。
(エンジン下から・・・。このボルトが長さ8cmくらいあって長い)
で、上部2本、下部2本のボルトをを外したら上に持ち上げながらコンプレッサーを取り出します。
これまた、狭い空間を知恵の輪のように抜き出します。
なんと、ボディの一部が少し丸く欠けているのですが、この部分がコンプレッサーの形にピッタリ!
おそらくコンプレッサー、オルタネータ等の部品交換時のためなのかなと思います。
少し感動。
コンプレッサーは下の写真のように上部ボルトの位置に“引っ掛け(ハンガー)”のような部分があり、ボルトを締めるまでの保定が出来るようになっています。
これのおかげで新しいコンプレッサーを固定するのも楽でした。
新しいのを入れる前に新旧並べます。
中古とはいえ、おそらく交換、廃車までの期間が長くは無かったと思われるリビルト品なので、うちの今まで付いていたものに比べるとまるで新品みたい(言いすぎ(笑))
(DENSOの名前がどこにも無いので、リビルト品は間違い無いでしょう)
ということで、これを逆の手順で車に合体!
コンプレッサー無しの空間に・・・
ドンっ!
一気に装着写真です(笑)
プーリーが真っ黒で新しい!
あとは各種、取り外した部品を逆の順番で戻していき、ボルトが余らない事を確認し(笑)、最後にベルトを掛けて完了です。
ということで、ホンダ エリシオン。
エアコンコンプレッサー交換の巻でした。
昨年のセレナのフロントガラス交換以来のちょっと面倒な車弄りでしたが、約3時間で交換完了しました。
エアコンガスは真空引きの道具が無いので、後日、近くのトヨタカローラに行って11,000円も掛けて入れてもらいました(TT)
あ、うちから一番近いホンダディーラーまで50kmもあり、我が家の周囲10km圏にはトヨタかスズキしか無いので仕方なくトヨタでやってもらいました。
ガスを入れた帰り道、うちの奥様は「寒いくらいに冷えるんだけど・・・」と少し嬉しそうに言ってました。
ガッツポ~~ズ!!(心の中で) (^^)
あ、ちなみに最初にクラッチのみ交換して大変なことになった部品をお見せします。
酷いでしょう?
こんなになるんですね~~。
(この段階で車壊さなくて良かった・・・)
おまけに商売です(笑)
新宿、横浜の高島屋(高島屋ファーム)および新宿小田急の九州屋さんにてうちの卵販売してます。
ご興味のある方は写真をご参考に是非!(^^)
長い記事をここまで読んで下さった方、
本当に有難う御座いました。
ではまた!