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発破泰三のブログ一覧

2025年06月22日 イイね!

キングブラックフットについて

キングブラックフットについてまあその、ちょっと書いておかねばならないかという出来事に見舞われていまして、備忘録を兼ねてキングブラックフットについて書き留めておこうと思います。
まずは歴史的なところから。

キングブラックフットはブラックフットシリーズの3代目で、マイティフロッグなどで採用されたオフロードビークル(以下ORV)シャーシを採用しています。



キングブラックフットのフレームから組んだ”マイティきんブラ”。

ほぼ無加工でマイティフロッグの部品を取り付けることができます。
確かトレーリングアームを留める、アルミプレートの固定用ビス穴を新規で開けたっけかな。
そのくらいでしたよ。



ORVシャーシとして有名なのはマイティフロッグ(アイテムナンバー58041)で、1983年に立て続けに発売されたスバルブラット(58038)、ランチアラリー(58040)に次ぐ、シリーズ3作目。

いまだに根強いファンが多いモデルです。



1986年に発売されたブラックフット(58058)。
2016年に復刻されました。

シリーズにはモンスタービートル(58060)とマッドブラスター(58077)があり、マイティフロッグからの主な変更点は、大きなタイヤを回すためのギヤや部品点数の見直しなど。
フロントアップライトが樹脂製になったのもこのモデルからです。



1992年発売のスーパーブラックフット(58110)。
2代目のブラックフットで、シリーズにポリカボディのブッシュデビル(58101)があります。

耐久性に難のあったギヤボックスを専用設計に改め、リヤサスペンション形式をトレーリングアームからダブルウィッシュボーンとして近代化。
リヤのロアアーム長に合わせてフロントサスアームも長くされ、ワイドトレッドになっています。



1997年発売のキングブラックフット(58192)。
伝統だったORVシャーシのフロントサスペンションを改め、バルクヘッドを新造して一般的なバギー同様のダブルウィッシュボーンに近代化し、ホイールベースも伸びています。

ついでにボディも古めかしいデザインから、90年代中期のフォードF150風に変更。
シリーズのモデルはなくこれのみで、ORVシャーシの最終進化形となりました。



2003年発売のブラックフットエクストリーム(58312)。

それまでのORVシャーシと決別して、ワイルドダガーから派生したWT-01シャーシとなったもの。
ホイールベースがグッと伸びて、非常に大柄なモデルになりました。



シリーズは非常に多くて書きたかないんですが、
・マイティブル(57727)
・オーバーランダー(57729)
・ブラックフットⅢ(57825/58498)
・マッドブラスターⅡ(57839/58514)
・ブッシュデビルⅡ(57840/58523)
・フォルクスワーゲン・アマロック(58603)
があります。

(※57xxxのアイテムナンバーはエキスパートビルド(ReadyToRun=プロポセットの完成車)です)

およそ30年に亘って名前が残っているブラックフットシリーズは一定の購買層を持っているようで、少なくとも日本ではなく主にアメリカではないかと思いますが、いずれにせよタミヤRCの看板のひとつと考えざるを得ません。



僕は2003年前後にラジコン店員をしていた時期があって、退職するまでの間に製造されていたブラックフットシリーズはキングブラックフットしかなく、とにかく売れることはなかったという思い出。
僕自身は好きで買っていたんですが、店では陳列棚の賑やかしにしかなっていなかったです。



当時の不人気車が今になって幻のように扱われ、また酷いことを動画などで言われたりもしていますが、それは僕としては耐え難い苦痛。

当時でさえ旧式のORVシャーシは4WD全盛の中で見向きをされることはなく、見直されるようになったのは復刻モデルが大ブレーク後しばらくしてからで、今さらキングブラックフットが貴重だのなんだのと好き勝手に語られると言うのは、見ていていい気持ちにはなれないですね。

だって買わなかったんだろ?
当時の税別8880円でも。

知らないんなら、ほっとけ。



そんな鬱憤を、改装キングブラックフットへのモチベーションにくべ続けている日々です。
Posted at 2025/06/23 02:34:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラジコン | 日記
2025年05月15日 イイね!

マイティフロッグのレストア その10

マイティフロッグのレストア その10レストアと銘打ち、紆余曲折を経たマイティフロッグの組み立ても、いよいよ大詰めとなりました。
最終的に当時もののどノーマルとモディファイド、ガラクタ寄せ集めの3台ができあがります。



メカ類を積みました。
ちょうど1台分のメカ類がヤフオクから来たマイティフロッグに付いていたので再利用してます。

これもラバーバッグがガビガビになっていて、再び剥がし取るのにひと苦労。



不足していた旧部品のアンテナポールをリペア車から移設して、当時物のどノーマル車が完成。
アンテナ線も古式ゆかしくポール巻き付けにしてみました。

ホイールを変色していたグラスホッパーのものに変えたり、ネジ類をすべてクロメート色のもので統一するなどで、古き良き佇まいにまとめています。

今後は資料として保管していきます。



一度レストアを受け、リペアに変更になった1号車。
手持ちの中では一番古いロットと思われるもので、これだけギヤボックス内のデザインが違っています。

モディファイドモーターとスタビライザー、それに合わせて移設されたセメント抵抗、ワイルドワンのホイールといったところは、僕の手元に来た当初の仕様。

タイヤなどで少しアレンジしてしまってますが、こちらも当時物の部品で組みあげた往年のカスタムスタイル。
大事に保管していきます。



キングブラックフットを解体してできたシャーシに、復刻版や当時物その他のあまり部品を寄せ集めた改装マイティフロッグ。
組んでいて一番楽しかったです。

タミヤの真骨頂を感じるのは、寄せ集めても一丁前のRCバギーができあがることで、これは他のメーカーだとできないんじゃないですかね。

現在タミヤがRCのコンデレ(コンクール・デ・エレガンス)作品を募集しているんですが、出すなら問答無用でこれ。

なんとか間に合うと良いんですが。
Posted at 2025/05/15 14:06:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年05月12日 イイね!

マイティフロッグのレストア その9

マイティフロッグのレストア その9さすがに組み直しを含めると、のべ5台分くらいのマイティフロッグを作ってきていますし、3台目は思い出のない車体ということもあって、かなり雑な組み立てになってきています。



とはいっても洗浄は軽く、修正の要らない部品ばかりなので、組み立て自体は楽。

むしろ当時のネジを選ぶとか、建てつけかたを確認するほうに時間を取られてました。



バンパーも当時物で組みます。
クワトロってシャーシは違いますけど、このバンパーだったんですね。



ラジアスアームだけ、塗装を面倒がって復刻版の新品にしました。
あとで気が向いたら塗装した当時物に交換しようと思います。

当時はどうも段付きタッピングビスがなかったらしく、面倒ではありますがスペーサーを通して普通のタッピングビスで固定しています。



セメント抵抗もどノーマルの位置で固定。
モーターもどノーマル。

ホイールとタイヤは復刻版です。



当時のアンテナポールが1本欠品していて、こればかりは手に入らないため、リペア車から移す予定にしました。

リペア車には復刻版のものを手配中です。



余った部品には貴重なものもあるんですが、寄せ集めで組むのも忍びないので、中箱に収めて保管することにしました。

漂白中のフレームや壊れているスピコンなど細かい作業が残っているんですけど、いい加減車体製作に飽きているので、気晴らしにボディを進めてみようと思います。



探していた古いプリンタ用のケーブルも出てきました。
このプリンタでないと、ラジコンなどのデカールを作れないんです。

上手く動いてくれると良いんですが。
Posted at 2025/05/13 00:04:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年05月11日 イイね!

マイティフロッグのレストア その8

マイティフロッグのレストア その8これまでレストアとして向き合ってきたマイティフロッグは前オーナーの思い出が残る車両にリペアすることになって、3台になるマイティフロッグはそれぞれ固有の個性を持つことになりました。



ということで3台の棲み分けを決定づけるため、ホイールとタイヤを選びに出かけてきました。

リペア車はもともとワイルドワンのリヤホイールが付いていましたから、今回はそれを踏襲しようと、ワイルドワンのホイールにフォックスとイグレスのタイヤをチョイス。



クルマの模型として見る場合、この手の大径ホイールは好まない(実車換算で24インチ程度のホイールになるため、現実感がわかない)んですけど、ラジコンとして見るならなかなかの佇まい。

トレッド部に丸みがあるタイヤにして正解でした。



寄せ集め車はそれに拍車をかけようと、ホイール色の違うバギーチャンプ用を買ってきたんですが、取り付け予定のグラスホッパーのタイヤに収まりません。

よくよく見るとホイール径が違ってました。



バギーチャンプのタイヤを買ってきても良いんですが、アルミ製ホイールがあるのはマイティフロッグ系。
ここはバギーチャンプをあきらめて、グラスホッパーのホイールとタイヤで組み上げました。

これでマイティフロッグのホイールとタイヤが1台分浮くことに。



注文していた部品も届いたので、3台目のマイティフロッグを作っていきます。

フレームの黄ばみを漂白しているところですが上手くいくか判らないので、予備の未走行フレームで始めることにしました。



復刻版の部品が混ざらないよう、選別からスタート。

右が復刻版、左が旧部品です。



ギヤボックスに付くセメント抵抗の固定ネジ。
セメント抵抗のバックプレートがバッキリ折れていて、瞬間接着剤で無理に直そうとしたらしいです。

これは新品のバックプレートに交換。



瞬間接着剤をビスの頭に垂らしたらしく、ドライバーが刺さらない状態だったバックプレートのビス。

これは旧部品にしかない特殊なサイズなので、瞬間接着剤をほじくり出して再生しておきました。



ギヤボックスをオーバーホール。

ボールベアリングが使われていて、回りはするんですが赤錆が出まくっていました。
次に直すときが大変になるので、プラベアリングにすべて交換しています。
Posted at 2025/05/12 01:17:12 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年05月10日 イイね!

マイティフロッグのレストア その7

マイティフロッグのレストア その7レストアを中断して進めている改装マイティフロッグができつつあるんですが、これが楽しいんですね。

寄せ集めにもかかわらず。



これは飽きて放置されたキングブラックフットをベースにしているんですが、ああでもないこうでもないと組み上げていく過程で、シャーシについていた傷などを修正するたび、当時のことを思い出すんです。
それが実に楽しい。



しかしハタと気づいたことがあって、レストアよりも寄せ集めの作業がこんなに楽しいのは、車体の傷などに思い出が詰まっているからではないか?ということ。



レストアとは新車同様にすることですが、それはまっさらな、思い出を消したものとして作ることでもあって、レストア中のマイティフロッグが完成し、元の持ち主に見せる機会があったとき、車体の傷など思い出につながるものが何も残っていなければ、きっと嬉しくも楽しくもないですし、話も弾まないだろうと考えたわけです。



それで、現在進めている車体でのレストアをやめることにしました。

いったん組み上げた2台は解体し、もともとの部品構成に戻したうえで1台はリペアとして、もう1台は寄せ集めとして組み直します。



レストア中だったマイティフロッグには、カスタムパーツの残骸も付いていたので、ついでに元通りにしてみることに。

画像はユージプロダクト製のリヤスタビライザー。
効果のほどはさておき、当時人気を博したパーツのひとつです。



元の構成に組み直したリヤ周り。
ごく一部は違っていますが欠品であったり壊れていたりなどで差し替えたもので、リペアということで勘弁してもらいます。



寄せ集めのほうも組み直してリヤ周りまで完成。
黒い部品のツヤの違いが判るでしょうか。

経年劣化ではなく材質の違いから来るもので、当時物は最初から黒い部品にツヤがないんです。



レストアは真ん中にある黄ばんだもので改めて始めます。

これは未走行の素組みで、他にも未組み立ての部品があるので、これならレストアとして完成させても、後ろ髪を引かれるような思いには至りません。



これもいちど解体しました。

黄ばみを取るところから始めてみようと思います。
Posted at 2025/05/10 02:15:49 | コメント(0) | トラックバック(0)

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発破 泰三(はっぱ・たいぞう)です。 実用車に遊びの要素を加えた、楽しく使えるクルマを探し続けています。
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