日曜日にキーンホークを持って、自慢がてらお師匠のお店に行きました。
お師匠は箱の中身や説明書をしげしげと眺め、「良くできてるねェ~」と呟いたかと
思ったら、おもむろに工具を渡されました。
・・・作れってか?今ココで??
と言うことで(?)時間的に全部は無理だったんですけど、一部組み立ててみましたところ、キーンホークは説明不足な部分を持っていることが判ったので、雑談を交えながら組立説明書への補足を、つらつらと書いてみようと思います。
下の組立説明書はダークインパクトのものですが、ボディしか違いが無いので、キーンホークの組立説明書の代わりにリンクします。
ダークインパクト組立説明書(pdfファイル)
まず、キットを組み立てる前に用意しなければならないものがあります。
説明書に書かれているアイテムだけではちょっと足りませんで、
・OP931 DF-03 センターワンウェイユニット
・軽金属・樹脂用の平やすり
・2000番以上の耐水紙やすり
・タミヤボールデフグリス
・タミヤセラミックグリス
・ねじロック剤
(他は判明次第追加)
を追加しなければなりません。
またたくさんある金属部品袋詰めには何の目印もありませんから、説明書の最後のほう
のページにある部品一覧を確認し、油性ペンで各袋に「MA」「MB」などと書いて、判りやすくしておきましょう。
① 走行用バッテリーの充電
これは後回しでもかまいません。
車体が全部出来上がってから、サーボやアンプの調整の際にバッテリーが必要になるん
です。
なので車体の製作を先にするのなら後回しに、サーボやアンプの調整を先にするのなら
バッテリーを充電すると良いでしょう。
② リヤボールデフの組み立て
このキットの最初の難関であり、最大の難関です。
キット付属のボールデフグリスは圧倒的に量が少ないので、あらかじめ用意しておいたボールデフグリスを使いましょう。
MK3は硬い樹脂でできていて、しかもバリがありますから、ニッパーや平やすりを使って丁寧に取り除きます。
またMK6を接着する面の外周部分は、平やすりで軽く角を落としておきます。
こうすることでMK3とMK6を、しっかり並行に接着することができます。
MK3とMK6を接着する前に、ガラス板などの平面がしっかり出ているものを用意して、その上にビニールなど瞬着の効きにくいものをきれいに敷いておきます。
MK3に接着剤を塗ってMK6と張り合わせたら、この上に部品を載せてギュウギュウと押し付けて圧着させます。
圧着をすると余分な瞬着がはみ出て、MK6の表面にもくっついているはずですから、耐水紙やすりを使ってこれを丁寧にそぎ落とし、MK6の表面をツルツルに仕上げておきましょう。
MG1のMK7が入る穴の部分だけを埋めるようにボールデフグリスを盛り付けて、その上にそっとMK7を置いていきます。
この状態で組み立てたボールデフカップで挟み込んでやると、MK7がMG1に綺麗に収まってくれます。
ボールデフカップを一度外し、再度MK7の上だけにボールデフグリスをチョン、チョンと盛り付けたら、ボールデフを一気に組み立ててしまいましょう。
なおMG1やMR5に使うグリスは、キット付属のものではやっぱり足りないので、あらかじめ用意しておいたセラミックグリスを使ってください。
ボールデフの調整についてですが、簡単に済ませる方法があります。
MA7をそっと(そっとですよ!)しめ込んでいき、軽くいっぱいにまでしまったら、そこから4分の3回転ゆるめます。
これでまず調整ができているはずですが、もし合わないようなら前後4分の1回転以内にベストポイントがあるはずです。
③ リヤボールデフの取り付け
A1、A4をランナーから切り離したときにバリが出ますから、綺麗に取り除いてください。
取り除かなくても性能的な差は出ませんが、出来上がってみるとこう言うのは結構目立つため、みずぼらしく見えてしまいますよ。
MB1をしめ込むときは、例えば
・右上→左下→左上→右下
と言うように、対角線上を通るような順番でしめていってください。
また一つのねじを最後までしめきるようなことはせず、4つのねじを均等に、少しずつしめ込んで固定しましょう。
手間はかかりますが、ゆっくり均等にしめ込まれることでデフギヤが一番負担のかからない位置に移動していき、そこで固定することができます。
ここでちょっと暴露を。
レース、特にタミヤグランプリでは、オプションが多ければ勝てるか、と言えばそうではありません。
ねじやシムの組み方にどれだけ気を使うことができたか、すなわち比較的隙間を多めに作ってあるタミヤ車においては、どこまで精度を高めた組み立てができたか、と言うのが誰も語らない上位入賞のための秘訣でして、今回はノーマルのタッピングビスを使って組み上げますけれども、だからと言ってねじの締め方が変わるようなことはありませんから、今のうちにこう言った組み立てグセをつけてみてください。
ここまでで説明書1ページ分の補足が書けました。
僕もさらに作業を進めて、また次回、説明書1ページ分を書いてみようと思います。
Posted at 2006/12/25 01:38:04 | |
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