グッチィさんから、またまた貴重な情報を頂いてしまいました。
全くもって頭が上がりません・・・。
今回頂いた情報はエイプの車高を30mm上げられる、カスタムカンチレバーの存在です。
浜松の
エビスモータースさんが製作・販売をされているもので、以前
「器の小ささ」でも少し書きましたが、カンチレバーのスイングアームピボット部とリンクアームピボット部の距離を短くすることで、車高が上がるようになっているものです。
この情報で貴重なものになったのが、エイプだけではなくXRモタードにも使える、となっていることなんです。
カンチレバーのスイングアームピボット部は、エイプどXRモタードで幅が違います。
なので僕はカンチレバーそのものが違っているんだろう、と解釈していたんですが、これを見てよくよく調べなおしてみると、カンチレバーそのものではなく、カンチレバーに圧入されるブッシュの長さが違っているだけではないか、と気が付いたんです。
すなわち、カンチレバー本体は各ピボット間の距離を含めてエイプもXRモタードも実は同じで、それに圧入されている3つのブッシュのうち、スイングアーム部だけが違っているようなんです。
で、このことを他で集めておいた情報に組み込むと、実はカンチレバーの各ピボット間の大きさは、XR80系統であればエイプだろうとCRFだろうと、どれもほぼあるいは全く同じではなかろうか、と考えるようになりました。
またリンクアームもXR80系の車種ごとに長さが違っているわけでもなくて、CRF100/XRモタード用、それ以外用の2種類くらいしかないようにも感じてきました。
話が少し変わりますが、XRモタードのスイングアームをエイプに取り付ける場合、エイプのリンクを使うと却って車高が下がり、XRモタードのリンクを使うと普通になるんだそうです。
リンクが違うから、と言うのが理由らしいんですけど、エイプより40mmも長いスイングアームを取り付けたにもかかわらず、車高が下がってしまうと言うのは、正直リンクだけで解決しきれるものではありません。
ましてやカンチレバーが同寸であるとすれば、リンクアームのみが違うことになりますし、これではなおさら解決できないはずです。
あれこれ考えてみたところ、エイプとXRモタードではリンクアームだけが違っているのではなく、実はスイングアームのカンチレバーピボット部の位置自体も違っているんではないか、と気が付きました。
実車から採寸できれば一番良いんですけど、とりあえず手持ちの写真を拡大できるだけ拡大して見比べてみましたら、XRモタードのカンチレバーピボットは、エイプのそれよりもほんの少しホイールアクスル側にオフセットしているようです。
これならエイプのリンクを使ってXRモタードのスイングアームを取り付けた場合、車高が却って下がってしまうことは説明がつきます。
一度話をまとめると、エイプやCRF100を含むXR80系は
1.リンクアームは2種類程度しか選べない
2.カンチレバーのピボット間の距離はどれも同じ
3.カンチレバーピボット位置が異なるスイングアームが数種類存在する
ことが判ってきました。
これらから、前回のガスショック取り付けを活かすカスタムとして、
1.XRモタードのスイングアームを流用する
2.余っているCRF80用カンチレバーのブッシュを、XRモタード用に圧入しなおす
ことで、使い勝手の良いリヤ回りが作れそうに思えてきました。
当面はガスショックの検証をすることや、フロントのディスク化も始まってもしまいましたから、しばらく後になるでしょうけどXRモタードのスイングアームを取り寄せて、あれこれいじくってみようと思ってます。
Posted at 2006/02/22 00:46:54 | |
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