『When will Solberg be back in Rally1?』
エストニアがまだ半分も過ぎないうちに、議論が巻き起こり、オリバー・ソルベルグは、多くの人の予想では、残りのシーズンをトヨタ GR ヤリス Rally1で過ごすだろうと噂されていた
そして彼は優勝し、タルトゥからはすでに契約が成立したという噂が駆け巡った為、彼は残りのキャリアをトヨタで過ごすだろうと言う噂は、過剰に膨らんでいった
しかし、現実はどうなのだろうか?
来週のセクト・ラリー・フィンランドまでにソルベルグがトヨタのトップに返り咲く可能性はどれくらいあるかと言われるとゼロで、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジエ、カッレ・ロヴァンペラ、勝田貴元、サミ・パヤリの5台体制で参戦する計画は固まっています
確かに、ソルベルグを上記のいずれかのチームメンバーの代わりに起用するという案もあるかもしれませんが、チームは明確な計画を持っています
ということは、シーズン残りの期間は参戦のチャンスがないと言う事なのかと言うと、それはまた別の問題で可能性はあります
最も可能性が高いのは、オジエがいずれかのイベントに参戦しないことを選択したケースですが、その場合でも、トヨタがそのイベントにRally1マシンを投入する予算を確保していないのであれば、ソルベルグがすぐに参戦すると考えるのは容易ではありません
6台目のマシンの可能性に関して予算の話はさっきまでしましたが、少なくともその点については考えてみましょう。
トヨタのテクニカルディレクターであるトム・ファウラーは苦笑いを浮かべ、DirtFishに見解を述べた
「今回のラリーに5台が出場するということは、ワークショップでは15台のローテーションを組むことになる。オリバーとエリオット(エドモンドソン、コドライバー)がチームに加わることで、我々は12人のラリードライバーとコドライバーを管理し、彼らと話し合うことになる。シーズンを通してギアボックス20個、リアディファレンシャル20個、そして70台以上のマシンのリビルドが必要になる」
「正直に言うと、6台目の(Rally1)マシンを投入したら、我々のチームの限界を超えてしまうと思う。今のところ、そのことについては考えていない」
「ここでは全てにおいて慎重なアプローチが必要です。オリバーとエリオットがこのラリーで優勝したことは、必ずしも驚きではありませんでした。そして、一つの結果で計画全体を変えることはできません」
「彼にはまだWRC2でタイトルを獲得するという、非常に重要な仕事が残っています。そして、それは私たちも彼にヤリス Rally2で再びWRC2で優勝してもらいたいと言う希望でもあります。ですから、彼はきっと良い仕事をしてくれるでしょう。他にも果たすべき責任があると言う事を彼自身もよく理解しているはずです」
ソルベルグはフィンランドでWRC2に復帰し、ポイントリーダーの座を確固たるものにする事をを目指します
「シーズン残りはドライバー全員が忙しく、様々なチャンピオンシップへの参戦が控えているため、たった一つの結果で計画を放棄するのは、賢明とは言えません」
「ご想像のとおり、オリバーの夢の実現を支援できたことを大変嬉しく思っています。彼がこの結果に満足している様子を見れば、彼自身にとっても、この実現に尽力したすべてのメカニックとエンジニアにとっても、素晴らしいことです」
「来年はこの状況から、誰もがそれぞれの結論を導き出すでしょう。しかし、最終的には誰がどのマシンを運転するかを決めなければなりません。今回のことで彼の状況が悪化するとは考えにくいでしょう」と、ファウラーは語りました
「しかし、来週は絶対に無理です。フィンランドではセバスチャン・オジエが復帰します。ドライバー的には良いポジションにいると思います」
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トヨタとしては、来季のドライバーの候補には上がっているものの、今季はこれ以上トップカテゴリーでドライブさせる予定は無いと考えているよ様ですね
ただ、フィンランドへの出場は、オジェからの申し出だと言う事を考えると、フィンランド以降の残5戦で、オジェが出場すると思われるのが2戦
希望的観測なのですが、もし、早期にWRC2のタイトルが確定する様な状況になれば、オジェの出場しないイベントに出場させると言う可能性が無い訳ではないですよね
デルフィ・ラリー・エストニアで圧倒的な勝利を収めたオリバーですが、他の状況での走りはどうかと見定める為にも、走らせて欲しいですよね
Posted at 2025/07/23 21:00:25 | |
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