『How was this possible? Competitor caused a life-threatening situation during Saudi Arabia’s WRC candidate rally』
昨年夏、サウジアラビアはWRCの開催に関する10年契約を締結したが、これはWRCのプロモーション会社にとって史上最高額の契約と報じられている
異例なことに、この契約はサウジアラビアで候補イベントが開催される前で、そして、そのテストラリーはついに週末に開催され、サウジアラビアでMERC(中東ラリー選手権)の開催地となったのだ
FIAとWRCプロモーターの代表者が、候補ラリーの運営状況を監視するために会場にいました
主催者の公式声明によると、イベントはスムーズに進行したとのことで、DirtFishなどのメディアは、サウジアラビアが11月にWRCを開催する準備ができているとの情報筋を引用していますが、ラリーには深刻な問題がなかった訳では無く、金曜日には、安全上の懸念から、予定されていた
スペシャルステージの半分がキャンセルされました
土曜日の最後から2つ前のステージでは、恐ろしいインシデントが発生しました
スチュワードの判断により、レバノン人ドライバーのバッセル・アブ=ハムダンが、本番ステージで1.65kmも
反対方向に走行したのです
アブ=ハムダンは、シュコダ・ファビア R5を4km地点付近でスピンさせ、その後、彼はステージスタート地点に向かって逆方向に走行し始めました
アブ=ハムダンがミスに気づいたのは、全速力で接近してくるヨルダンのシャディ・シャバン(三菱・ランサー Evo IX)に遭遇した時で、その時までに、アブ=ハムダンはラリーの流れにかなり逆らって走行していた
スチュワードの報告書によると、アブ=ハムダンは無謀な運転をし、他の競技者の命を危険にさらす状況を作り出したという
最も衝撃的なのは、将来のWRCラウンドに向けたテストイベントで、このような状況がどのようにして許されたのかという事で、ラリーコントロールは、逆走車両の存在を直ちに通知し、ステージ上の全車両を停止させ、命に関わる事故を防ぐための迅速な措置を講じるべきだった
しかし、サウジアラビアではそれが行われなかった
この事件は、WRC開催合意の莫大な経済的価値のおかげで、サウジアラビアのWRC開催地としての地位に影響を与える可能性は低いだろうが、安全プロトコルに関する深刻な懸念を提起している
もし実際のWRCイベントで同様の状況が発生した場合、主催者にとって重大な結果となるだろう
例えば、昨年のラリー・ジャパンでは、民間のバンが本番ステージに乱入したため、ステージが中止に追い込まれ、FIAは主催者に5万ユーロの罰金を科し、さらに安全違反が発生した場合には10万ユーロの執行猶予付き罰金が科せられる可能性があります
サウジアラビアでのテストラリーは、最終的にカタールのナッサー・アル-アティヤが優勝し、トヨタ GR ヤリス Rally2で出場したユホ・ハンニネン/ヤンニ・フッシシは2位でした
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逆走したドライバーが、何のペナルティも受けずに9位フィニッシュと言うリザルトになってる事自体、不思議でしょうがないですよねぇ
こんな主催者の下で、世界選手権であるWRCが無事開催されるんですかねぇ?
史上最高額の契約との事ですが、本当に今のFIA会長は金儲けにしか関心が無いとしか思えませんよね(怒)
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Posted at
2025/05/06 11:29:57