
一昨日久しぶりに参加したダムサンデー。
車を見て回るとき、最近気になっている
「ちょっと古い車のミラー」のチェックもしていました。番外編ということで、今日はそれについて書いてみます。
■まずは、
ディノ246GT
円形のミラーは、
薄いお椀のような形をしています。
これは、
5月11日にあったオールフェラーリミーティングのときに見た365GT 2+2のミラーと同じですね。
台座の前側の三角形のシボの感じも一緒です。ネジが違いますが、オリジナルはマイナスの方なのかな。
この2台は、365GT 2+2は67年~71年、246GTは69年~74年と製造時期もほぼ同じです。当時はミラーなしが標準だったのではないかと思いますので、オプションなのでしょうかね。
また、24gontaさんにコメントいただいて知ったのですが、当時の
アルファロメオもほとんど同じミラーだったようで、イタリアでの主流の形だったんでしょうか?
丸いミラーがいいなぁと思っているので、このタイプのミラーも気になります。でも、イギリス車にイタリア系というのはちょっと引っかかるかな。
■次は、スピットファイアと同じトライアンフの
TR4A
段のない砲弾型というか卵型というかそんな形をしています。
鏡面仕上げではなくマットですね。この形のミラーはあまり見かけませんが、たまに
クラシックミニに付いていたりしますね。
レース用が発端のミラーなのでしょうか。空気抵抗を減らすために生まれたのかな???
こういうのもなかなか悪くないですが、コロンと丸くも見えて、個人的には
かわいい系にも見えるので、ミニなら似合いそうですけど‥‥どうかな。
■イギリス繋がりで、
MG ミジェット
これが最も一般的に
砲弾型と言われているやつですね。
より
尖った砲弾の先っぽ形状と、それよりも少し緩やかな卵型の面が、段になって接続したような形をしています。
Mk3以前の古いスピットファイアでも、このタイプの
砲弾型ミラーを付けた個体がたいへん多いと思います。かつ、新品モデルもいろいろあって入手性も良い。
なので、このタイプの砲弾型ミラーが一番自然な選択になるとは思いますが、なんかちょっと個人的にしっくりこない気がするんですよね。
販売中の他所の車ですが、こんな感じになります。
なお、Mk4以降では、こういう四角いタイプが使われています。
ちょっと横道に逸れました。ダムサンデーの車に戻ります。
■超珍しいオランダの世界初のCVT車の
DAF 44
これには、見たことがない砲弾型ミラーが付いていました。
砲弾状の曲面が二段になっているところは普通の砲弾型っぽいのですが、
尖り具合が緩やかでステーが砲弾の先っぽ近くから出ています。車も珍しいけどミラーも珍しいのか???
一般的な砲弾型ミラーの"やりすぎ感"が抑えられている感じがして、これは良さげに見えますが、見たことがないくらいなのできっと入手もできないでしょう。
さて、ダムサンデーでチェックした残りのミラーは、四角形ベースのものです。
■まずは、縦目の
SL
四角形のミラーの
下側からステーが下に伸びていて、
台座は前方向に伸びています。ステーと台座は
一体物。
■
バンデンプラ・プリンセス
ミラーの裏側にステー固定部があって、湾曲したステーのボディ側の
台座は一つネジになっています。
■
カルマンギア その1
ミラーがちっちゃくて、ステーが長いです。
ドアミラーには向かないフェンダー専用ですね。車への取り付け位置が左右で違うのが特徴的です。
■
カルマンギア その2
ミラーの短辺側の
端っこからステーが伸びていて、ステーと台座の接続部で角度調整するようになっています。
これは、なかなかスタイリッシュかも。
■最後に、
フィアット126
ミラーの裏側
ど真ん中にステー固定部があって、真っ直ぐのステーが伸びています。
台座がクランプ式なのも特徴で、ドア枠を挟み込んで固定しています。
‥‥と、まあこんな感じで、一昨日チェックしたこれら
9台の車のミラーは、
全部が違う構造を持っていて
全部が違う個性を放っているものでした。なかなか、クラシックなミラーは奥が深くて、いろいろな構造を持った個性的なものが多いですね。
それで、
私が買ったスピットファイアには、今、こんな感じのミラーが付いています。
四角い本体の形や構造、およびステーと台座が
一体物である点は、上記の中では
SLのものによく似ているんですが、台座は前側ではなく
後側に伸びていて、かつ台座の取り付け面から
ステーがかなり斜めに伸びているというのが独特なんです。

※前オーナーとのやりとりのときに使った図のままなので英語です。
台座を垂直に近い面に取り付けるようになっているんですよね。
スピットファイアのミラーは、通常はドアの上の方に取り付けられているのですが、この形のためか、かなり下の方に取り付けてあるのです。そして、SLに付いているタイプのミラーなら見つかるのですが、このタイプのミラーはどうにもないのです。
そしてポイントは、これが
運転席側である左側にしか付いていないことなんですよね。右にはないのです。
どうやら、
年式的にミラーは片方だけであっても車検は通るらしい(?)んですけどね。それも近いうちにはっきりするでしょう。
今付いているミラーの助手席側のものを探して、同じものを取り付けるというのが一番スマートな方法だと思いますが、ネットをいくら探しても同じものを見つけられないのです。売っているのを見つけられないというだけではなく、
このミラーと同じものが付いている車を見つけられないのですよね。
私が買った車はドイツ登録です。当時の欧州向けスピットファイアは、標準では両ミラーともに付いていなかったと思われるため、ドイツの現地ディーラーか、もしくは初期のオーナーが取り付けたものじゃないかと思われます。
他では見かけないこのミラーは、
車を特徴付ける個性でもあると思うので、このままにしたいとも思うのですが、助手席側にもミラー付けたい気もするんですよ。まあ、右後ろは良く見えそうなので、
乗ってみてから考えますか。
さてと。
いろいろミラーを見て、‥‥‥もしも、ミラーを交換するとするならば、こんな感じの
もっと古いタイプの丸ミラーが似合うんじゃないかという気がしています。

Posted at 2025/07/08 20:16:22 | |
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