電磁クラッチの保持力不足でうまく動かなかったModdoreを改良しました。まだ部品が足りず完全ではないのですが、一応動くようにはなりました!
今日だけの作業ではありませんが、電磁クラッチを外した暫定テストの後からまとめて書きます。
まずは、この電磁クラッチを取り去り、
この電磁クラッチを付けていた一つ目のリンクを外します。
外したリンクの裏には、「(炭粉+重曹)+瞬間接着剤」で根元を補強したストッパーが付いています。
これを活かしたいので、このリンクを使えるよう加工することにしました。
まずは必要のない電磁クラッチの固定部を切り取ります。角から切り始め、
切り進めて、
一つ目が切り取れました。
ちょっと切ったところの反対側が傷ついちゃいましたが、ほぼほぼ平らです。
もう一つの方も、切ります。
こちらも切れました。
こちらは、ベアリングが微妙に出っ張っているので、鋸がその分浮いて切ることになって、ちょっと出っ張っています。
ギヤに噛み合うように頑張って作ったところなのですが、使えないものはしょうがありませんね。
さて次に、モーターからの力をリンクに伝える部品を作ります。材料は、12mmのアルミの角パイプです。
これから70mmくらいの棒を切り出します。
真ん中にモーターシャフトを通す穴を開けました。
モーターシャフトとこの部材とを滑らないように固定したいので、中にナットを仕込むことにしました。
角パイプの内側の幅は、9.0mmですね。
M6のナットの対面の幅は、9.8mmありますので、
これの1つの対面を削ってピッタリ入るようにします。
だいぶ削って、9.2mmになりました。
まだ微妙に入りません。
合わせながら様子を見つつ削っていき、9.0mmになりました。
こういう感じで削った面が広くなっています。向かって左側の面が右側の面よりも辺の長さが長い。
これで、ピッタリ入るようになりました。
隙間はほぼありません。
試しにボルトを通してみるとこんな感じです。
これでこの部品を回すことでナットごと閉められます。
コントローラボックスとモーターシャフトの距離ギリギリで切り出していて、微妙に長すぎて角があたるので、角を丸く削りました。
これで当たりません。
さてこれでモーターシャフト側の部品はできたので、リンク側の加工に戻ります。
モーターからの力を伝えたりフリーにしたりできないといけないのですが、その切り替えに回転ノブのあるドア用スライドロックを使うことにしました。
これをこういう感じでリンク側に固定し、
スライドロックの出し入れでアルミ角パイプを受けたり外したりする作戦です。
スライドロックとアルミ角パイプとが平行に当たるようにするには、これくらい斜めに取り付けないといけませんね。
厚み方向は、板を間に1枚入れるくらいがちょうど良さそうです。
なお、位置決めのための仮合わせなので、外からナットで抑えていますが実際にはこの外のナットは使いません。
位置が決まったので、追加の板を接着していきます。
余計な部分を切り取ってできました。
これを黒に塗装します。塗装は、天気の良かった昨日に、ロゴプレートと一緒にやりました。
もっと何度か塗り重ねて、できました。
アルミ角パイプ部品を軸に取り付けて、
今一度、位置の確認をします。
ちょうどですね。
穴を開けて、
固定しました。
ロックを出すとこういう感じで当たります。
これで部品はできたので、Moddore本体に組み込みます。
アルミ角パイプ部品も取り付けます。
ここのクリアランスはギリギリ。
これでひとまず完成なので、ガレージにて動作テストをしてみましょう。
(とりあえず、ベース部が動かないようにタオルを挟んで突っ張り棒で抑えてみました。でも、何回かテストしていると外れてしまいました。まあそこは後回し。)
思ったとおりに、ちゃんと動きますね。
ただ実はこのままでは問題があるのです。
一度動作させて引き込んだ後、次回動かすときにアルミ角パイプ部品の回転位置を調整する必要があるのですが、その機構がないのです。
「3極双投モメンタリスイッチ」を使えば、手で押したときにだけいつでもモーター逆回転させることができそうです。現在手配中でまだ手元にありません。それを組み込めばうまくでしょう。
‥‥‥と、‥‥‥それでいこうと思っていたんですが、今日試してみて、スライドロックのつまみがかなり回しにくい。手動でロックを回すこの一手間がちょっとイマイチですしね。
やっぱり、このロック機構も自動化したいなぁ。さてどうしようかなぁ。
Posted at 2024/02/25 20:34:01 | |
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