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2025年07月02日 イイね!

上海沖だけど上海港だった話

上海沖だけど上海港だった話これは、東海大橋という橋です。


さて、釜山から横浜にコンテナを運んでくる予定の次のコンテナ船SEASPAN BEACONは、昨日まで上海沖の海上でクルクル円を描いていました。おそらくは、降ろした錨を中心に、潮の流れの変化に身を任せて回転していたのでしょう。

今朝、この船の動きを確認したところ、その錨泊[*]していた場所から上海沖にある島の傍までやってきて、その島に接岸したようでした。その様子はこちらです。
https://youtube.com/shorts/UmmGFeyN4PY


[*] びょうはく。船舶が港や陸岸に接岸せずに、錨を下ろして停泊すること。最近覚えて使いたがり。


 「あれ、何かの都合で錨泊地を変えたのかな?」

と、漠然と不思議に思ったのです。上海沖にたくさんある島の一つに、わざわざ移動して停泊し直したと思ったからです。でも、船のトラッキングシステムをよく見ると、上海港に到着したことになっているのですよ。


場所はここです。


そして、こうやってちゃんと地図を見てみると、見ての通り何やら道路が通っているじゃないですか。

と言うことで、さらにしっかり確認してみると、陸から直線距離にして27.7kmも離れている島まで、総長32.5kmにも及ぶ東海大橋という橋がかかっているのですよ。


タイトル画像にも示したそんなすごい橋をわざわざ架けるわけですから、この島には何かあるのだろうとアップにしてみると‥‥‥‥、
こんなところにコンテナターミナルがあるんですね!!


なるほど、だからこの島に接岸することが、上海港に到着したことそのものなんですね。上海の街から見ると、かなり沖合の島に港湾があるということです。

すごいなぁ、こんなところに港湾施設を作って、橋までかけちゃってるんですね。完成は2005年だったようですが、まったく知りませんでした。ここは中国の原動力の一つにもなっていることでしょう。なお、上海市の人口は2476万人で、東京都の1.8倍の大都会です。


そんな上海ですが、昔、福岡と上海にそれぞれ仕事で行く機会がしばしばありまして、そのときに気が付いたことがあります。

福岡出張が多かった頃は横浜住まいだったのですが、遠いのでほぼ飛行機で行っていました。それで、羽田空港から福岡空港まで乗るわけですが、その距離は883kmです。


それより数年後に中国出張が多かった時期がありまして、中継地として上海によく飛んでいました。それで地図を眺める機会が増えまして、気が付いたことがあるのです。

それは、福岡空港から上海浦東国際空港までの距離を見てみると‥‥‥なんと、855kmなんですよね。


そう、福岡は、東京よりも上海の方が近いんです。

これに気が付いたときには、結構驚きました。なんとなく東シナ海は広く大きく離れていて、上海の方が倍くらい遠い気がしていたんですが、まったくそんなことはないのです。緯度的にももっと南のイメージだったのですが、実際には鹿児島と同じ程度なんですよね。

私の出身地の山口だと東京の方が明らかに近いのですが、それでもちゃんと比べればはっきりする程度には似たような距離なのです。山口に住んでいた子供の頃に、上海がそんなに近いなんてまったく考えもしないことでしたね。
東日本の人には、この驚きに共感してもらえないかもしれませんが、西の方の人は同じように感じる人がいらっしゃるんじゃないかな。皆さん、どうでしょう?

‥‥という小ネタでした。
Posted at 2025/07/02 18:45:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月30日 イイね!

釜山で待ってます

釜山で待ってます
今朝、何シテル?でも書きましたが、フランス沖を航行中の頃からトラッキングを続けてきたコンテナ船に、新たに釜山から上海行きの航路が設定されました。




「あれ?どうしたんだろう?横浜の前に寄り道するの?」

と、そのときには思いましたが、後から調べるとそうではありませんでした。

チェックが日課となった船のトラッキングシステムではなく、さっぱり詳細がわからない日通の荷物トラッキングシステムでもなく、まったく別の貨物のトラッキングシステム(https://ecomm.one-line.com)がありまして、それで調べることができました。

それによると、コンテナ船HMM RAONが、釜山港に6/28 14:05に到着した後に、スピットファイアを入れたコンテナは、6/29 22:04に港に降ろされていたのです。

もちろんコンテナは韓国に入国(というか輸入)はしていないので、港内の保税区に置かれている状態だと思いますが、昨日、物理的に韓国の地に降り立っていたのでした。おそらくこの辺りに。



そして次の予定は、7/11 00:18にまったく別のコンテナ船SEASPAN BEACONに積み込まれる予定となっているのです。


これが、そのSEASPAN BEACON。


スピットファイアは、今現在、釜山の地で2週間弱この船を待っているということですね。
そう、もうすでにスピットファイアは乗っていないのに、前の船HMM RAONをチェックし続けていたのでした。

次の船SEASPAN BEACONは、今はまだ上海沖にあります。



これから貨物を積んで釜山に向かうのだろうと思います。上海ー釜山間は約2日で航行できるようなので、釜山にやってくるのはもうちょっと後なのでしょう。

今度のこの船も、全長337m、全幅48.31m、119,324tの巨大コンテナ船です。でも、ギリギリ新パナマックス(2016年拡幅のパナマ運河を通れるサイズ)に収まる大きさのようです。なお、前のHMM RAONは、パナマ運河を通れないもっと大きい160,927tの世界最大級の巨大コンテナ船でした。

SEASPAN BEACONの釜山港から横浜港への出航は、7/11 10:00の予定となっていて、横浜港到着が7/14 08:00、港にコンテナが降ろされるのが7/14 09:30、7/14 14:00に荷受人引き取り、7/14 20:00空コンテナ返却となっています。

これ以上予定が遅れなければ、ちょうど2週間後に横浜にやってくることになりました。なお、コンテナからの引き取りとその後の通関手続きは、代行業者さんにやってもらうことになります。


また、今回、貨物のトラッキングシステムが使えることがわかって、他にもわかったことがあります。

スピットファイアがデュッセルドルフでコンテナに入れられたのは4/9のようで、その日のうちにフィーダー船(小型のコンテナ船)に載せられて、ライン川・ワール川を下ってロッテルダムに向かったようです。そして、4/10 9:41にはロッテルダムに到着していました。HMM RAONに載せられたのは4/20 17:47なので、ロッテルダムでもかなり待たされていたようなのです。

てっきりドイツの中での処理に時間が掛かっていたと思っていたのですけどね。

トランプ関税による世界各所の港の混乱の影響も大きいのではないかと思いますが、ヨーロッパからの船便は2~3ヶ月程度と言われていたのに、どうやら3ヶ月では収まらないことになりそうです。
Posted at 2025/06/30 19:55:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月28日 イイね!

皆さん昼間っから

皆さん昼間っから
今日のお昼は、市内中心部のちょっとディープなお店へ。

おっと、ディープとは言っても、思いっきりメインの表通りの角にある怪しさやいかがわしさはないお店です。結構な有名店らしい「出世街道」さん。

店の入口右側には「お食事処」の提灯が出ていますが、どちらかというと暖簾のここに書いてある「大衆酒場」の方がしっくりくるお店かなと思います。


お昼のランチメニューはこんな感じ。


どれにしようか少し考えて、アジフライ定食にしました。



アジは小振りですが半身4枚の2尾分あって、790円也。どこも値上げ値上げの昨今ですが、この安さ、ありがたいですね。口の中を火傷しそうな揚げたてアツアツを美味しくいただきました。


でもね、安さが売りなだけなら特にディープさはないわけで、何がディープなのかというと‥‥


こんな感じの満席の店内のお客さんは、我々以外は全員飲みモードなんですよ!! まだ12時前なんですけどね。


平日ならもうちょっとランチ客もいるんじゃないかと思いますが、土曜の今日は、もう皆さん午前中からなわけです。



メニューは他にもいろいろあって、ぐるりと囲んだカウンターは、一人でも来やすいでしょうしね。

そしてここは、夕方6時には閉まってしまうんです。そう、昼飲み限定の飲み屋さんなんですよ。地方にしては、なかなかのコンセプトでしょ。

えっ私? 車ですからね、飲みはなしです。

会社帰りの時間だとここは閉まってしまうので、このお店で飲んだことはないのでした。
Posted at 2025/06/28 17:32:43 | コメント(1) | トラックバック(0)
2025年06月27日 イイね!

終の車

終の車
みんカラでしばしば見かけるスタンダードなテーマですね。年齢層高めな車好きが多いSNSが故の必然なのでしょうか。

私もそういうことを考え始めてもおかしくない年齢だと思いますが、簡単に言えば「考えたことがない」です。
もっと言うと、「考えようとしたことがない」「考える気になったことがない」という方が正確で、人生最後の車種を考える心持ちがまだよくわからないのかもしれません。う~む、老いの自覚が足りないのですかね。




別の言い方をすると、「人生の中で間違いなく一番若い今、どんな車に乗りたいのか」を考えることこそに重きがあると思うのです。もちろん、自分の甲斐性の範囲内でとはなりますけどね。

「これで終りにする車」を何にするかを考えることは、その後に車を乗り替える選択肢を自らなくしてしまっているだけにも思います。「次にどんな車に乗りたいのか」はできるだけ考え続けていたいなぁと思うのです。その上で、今乗っている車にこそ乗り続けていたいと思えるならば、それは幸せなことだとも思うわけです。

そして、乗る車を選択していった結果として、最期に乗っていた車が終の車ということになるでしょうが、それは結果論であって狙ってそうするものではない気がするのです。

だって、明日死ぬかも知れないわけですしね。もしそうなれば、今乗っている車が終の車になるだけでしょう。
逆に、80歳で免許返納した後に20年とか生きるかもしれないのですしね。もしそうなれば、最後に乗っていた車もその前に乗っていた車も大して違いはなく、思い出深かった車が心に残るだけだと思うのです。

だから、そのときどきで乗りたい車に乗ることだけを積み重ねていくことが、最善なのではないかと思うわけです。そもそも、死んでしまえば記憶している実体そのものがなくなるわけで、最後の車も何もないのだし。

皆さんはどう思いますか? あっ、私より若い世代の方はそもそも俎板に上がらないテーマか。


今は運転して楽しい車、カッコいい車が好きだとしても、老いて体がいうことを聞かなくなった頃には、自然言語で会話して自動運転で行きたいところに連れて行ってくれるような車が自由を与えてくれる存在として好きになるかもしれませんしね。
Posted at 2025/06/27 20:25:11 | コメント(10) | トラックバック(0)
2025年06月24日 イイね!

台湾通過

台湾通過
日本時間の今朝、コンテナ船は与那国島に最接近しました。
https://youtube.com/shorts/Td_zfSp67ao?si=VKGu4qlouzXq_SHI


Googleマップで調べるに、与那国島から45km程度の距離のところを通った模様です。


24海里は44.448kmなので、すべての国に航行の自由のある日本の接続水域の外側ギリギリを通ったようですね。


まあ、領海に入っていなければ、あるいは領海に入ったとしても問題ないのかもしれませんけど。

私は沖縄には沖縄本島にしか行ったことがなく、与那国島を含む八重山列島には行ったことがありません。それもあって、八重山列島の地図をまじまじと見る機会がなかったのですが、宮古島も石垣島も西表島も与那国島のいずれも、すべて台北よりも南にあるんですね。


何となく台湾はもっと南にある気がしていたので、脳内地図を補正する必要がありそうです。

さて、船が近くを通った与那国島は、八重山列島の中心地である石垣島よりも台湾の方が近く、111kmほどしかないようです。宇都宮から見ると、千葉、川崎、八王子、碓氷峠、草津、苗場山、魚沼、会津若松、郡山、いわき、辺りまでの距離ですね。


そんなところに行ける外国があるのかと思うと、確かにそれは近いかもと思いますね。あ、でも対馬から見た韓国の方が近いか。

そんな与那国島は、沖縄占領時のアメリカ空軍による防空識別圏の関係で、西側3分の2は長らくの間、防空識別圏に入っていなかったそうです。2010年になってようやく(私からすると最近)、防空識別圏が東経123度線から、与那国島の陸地から台湾側洋上14海里分西側へと広げられたんだそうです。おそらくそれまでは、与那国島西部上空に領空侵犯されたとしても、スクランブル発進もできなかったのでしょう。う~む、戦後は終わっていないということなんでしょうか。でもね、なんか日本は緩いというか、なんというか。


ところで、船が台湾に近づく前には、台湾と中国本土の間の台湾海峡を通るのかなぁと思っていました。

というのも、東アジアの広域の地図を見て、


っておっと、距離が遠すぎるからメルカトル図法じゃなくて地球儀表示で見て、


ど真ん中を中心に、シンガポールと釜山とが点対称の配置になるように地球儀を回転して、2地点を直線で結ぶと(球面最短距離)、


台湾海峡を通るルートが最短となるためです。

でも実際には、西沙諸島あたりから少しフィリピン側に近づくように僅かに東向きに船首を向け、台湾の東側を通りました。混んでいる中国沿岸を避けたいのか、地政学上のリスクを回避したいのか、暖流(黒潮)に乗って燃費を稼ぎたいのか、なんなのかわかりませんが、なにか理由があるのでしょう。

‥‥っとちょっとモヤモヤするので、もう少し調べてみると、FE2というアジア・ヨーロッパ間の定期航路が、台湾の東側を通るルートを設定しているようです。HMMはFE2に基づいて運行しているだけのようです。中国は、台湾海峡を自国の主権と管轄権が及ぶ海域であると主張しているようですので、その考慮もあるのかも知れませんね。でも、領海を超えて接続水域まで管轄権を認めるとしても、真ん中に30km幅以上は管轄権外の水路が残ると思いますが‥‥。

で、台湾海峡を通るんだろうなぁと思っていたため、少し前まで台湾海峡の地図を眺めていたんです。


これの上の方を見ると、謎の海路が描かれているのがわかります。


さらにアップにすると、馬祖列島と書かれた島々があって、


一番大きな島は南竿島というところなのですが、


この列島が実は台湾というかChinese Taipeiなんですよね。いや、知りませんでした。

一つの中国というスタンスからは受け入れられない言い方だと思いますが、中華民国福建省連江県に属する島々とのことです。中華人民共和国側は、福建省福州市連江県馬祖郷に属すると主張しているようですが、実態としてはChinese Taipeiが統治しているところです。

こんな台湾島から大きく北西に外れた場所の、しかも中国本土のすぐそばにChinese Taipeiの統括地があるんですね。中国と台湾とは、狭いところでも130kmはある台湾海峡を挟んで睨み合っていると思っていたのですが、ここは10km程度しか離れていません。

‥‥と思ったら、上の台湾海峡全体の地図にもあるんですが、もっと南の方に金門縣というChinese Taipei統治の島があるようです。


こちらはもっと中国本土に近いですね。近いと言うか、もはや湾の中にあります。複雑な歴史があるようですが、こちらも不勉強で知りませんでした。中華民国軍の軍事拠点だったここは、1979年まで中国人民解放軍(中国共産党)からの砲撃が続いていたそうなので、子供の頃にはまだ戦闘が続いていたはずなのです。日本ではニュースになっていなかったのか、まったく記憶にありません。

今は、2018年に大陸側から水道水を供給する海底パイプラインができたり、台湾政府の意向を無視した地元政府の動きがあったりと親中寄りのようです。が、知らなかったくらいなので、詳しくは知りません。

で、さらにいろいろ見ていると、これらや澎湖諸島などの離島と台湾島との間に敷設されている海底ケーブルが、切断される事件が近年相次いでいるのだそうです。台湾国内の海底ケーブルだけではなく、台湾に繋がる国際ケーブルも切断されているようです。
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202504cable


中国貨物船の船長が起訴されたりもしているようですが、中国は直接的な武力行使をしないまでも、それに準ずる実力行使をしているんですね。

間抜けなのか真面目なのか、あるいは海底ケーブル切断技術競争があるのか知りませんが、海底ケーブルを切断する方法の特許なんて出していたりもするようです。
https://www.sankei.com/article/20250219-GVS5NVPSK5H5VEW2IQMJ2X4VNI/
‥‥なんじゃそれ。

こういう話を目にすると、一線を越えたと評価せざるを得ない最近のアメリカの動きもあるし、対抗上の流れや意図しない不測の事態も含めて中国が一線を超えそうなことが起きる気がして、とても嫌な感じがします。



おっと、だいぶコンテナ船から、話が逸れましたね。釜山には今のところ、予定通り6/28に到着するようです。
Posted at 2025/06/24 20:40:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@プリマヴェーラさん、 あんなにまで視界が奪われるとは驚きでした。局所の中のさらに局所に入ってしまったようです。まったくワイパーが効かないレベルでした。
瞬間的に道路が浸水して、タイヤが水にとられてなかなか前にも進めない感じでした。
あんなにも雨が降ることがあるんだと驚きました。」
何シテル?   07/03 22:00
F355を購入したことを契機にみんカラ始めてみました。どこまで続くかわかりませんが。車は昔から好きです。フェラーリ初心者です。よろしくお願いします。 昔のゲーセ...
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