先週の土曜日に、静岡県浜松市にある「スズキ歴史館」へ行ってきたので、今回はそのレポートをしていきたいと思います!
「スズキ歴史館」は、スズキの製品や歴史、技術を紹介する展示施設で、2009年4月に開館しました。
施設は、スズキ本社の向かいにあります。
そう、浜松はスズキのお膝元なんですよね。
「せっかく、この地へ赴任したのだから…」
ということで、前々から訪れたいと思っていた場所でした。
それでは、さっそく中へ。
受付を済ませ、まずは3階の「ものづくりの歴史」コーナーから見学していきます。
はじめに展示してあったのが、こちらの織機。
スズキのルーツは、1909年に創業した「鈴木式織機製作所」にあります。
こちらが、創業者の鈴木道雄氏。
「頑張ればできるもんだ!」
初代社長の名言です。
戦後の復興期、織機産業で培った技術をもとに、まずは2輪車事業へ進出します。
写真は、1952年発売の「パワーフリー号」。
続いて1954年、日本初の軽自動車「スズライト」で、自動車産業に進出。
「どう考えてもやっぱりやらなきゃいかん!」
2代目社長、鈴木俊三氏の名言です。
1965年式の「スズライト キャリー L20」。
「キャリー」の名は、現在も受け継がれていますね!
ズラッと並ぶ旧車たち。
一番手前の、1965年式「フロンテ800」のデザインが、すごくカッコ良かったです!
個人的に気になったのが、1970年式の「キャリイバン(L40V)万博電気自動車」。
その名の通り、1970年の大阪万博で使用されたクルマなのですが、ジョルジェット・ジウジアーロ氏によるデザインが、とても新鮮!
1BOX好きな私は、つい目を奪われてしまいました(笑)
初代ジムニーが並んでいます♪
こちらは、初代アルト。
当時47万円という価格は、破格だったらしいですね!
だんだん、見覚えのあるクルマが増えてきました。
1993年デビューの、初代ワゴンR。
私が免許を取って、一番最初に運転したクルマですね! (正確にはAZ-ワゴンですが)
間違いなく、平成の名車だと思います♪
こちらは、2004年デビューの2代目スイフト。
国内外で高い評価を受けたモデルですね。
実は、マイカー候補の1台だったりして…(笑)
こんなに綺麗なカプチーノは見たことがありません!
ぜひ一度、運転してみたいクルマです♪
左から「X-90」、「Kei」、「エブリィ+」。
「Kei」は、下宿の後輩のクルマだったので、何度か運転したことがあります♪
手前の「MRワゴン」のボンネットには、なぜか長嶋茂雄氏のサインが…(笑)
いつの間にかフルモデルチェンジしていた「キャリー」。
というのも、新型が発表されたのが、なんと来館日の2日前!
まだ、販売も始まっていません(笑)
次に向かうのは、2階の「現在のクルマづくり」コーナー。
ここでは、4輪車の企画から生産、販売までの行程や、技術などが紹介されていました。
「スプラッシュ」のクレイモデルです。
クレイモデル、本や雑誌では見たことがありますが、ここまでリアルだとは思いませんでした。
ぱっと見、本物のクルマですね!
次は、旧型スイフトスポーツのカットモデル。
実際に運転席へ乗り込んで、ハンドルやシフトを操作することができます♪
マニュアルシフトに触れるのは教習車以来でしたが、クラッチのタイミングなど、だいぶ操作方法を忘れていましたね(汗)
正直、いまマニュアル車に乗っても、全く運転できる気がしません…
衝突実験でグシャグシャになった「SX4」。
こんな目には絶対遭いたくないです…
実物大で再現された工場のライン。
ボタンを押すと実際にラインの一部が動くので、とても面白いです♪
他にも、工場見学の「3Dシアター」がありましたが、座席に振動が伝わってきたり、横から煙が出てくるなど、なかなか楽しいアトラクションでした。
そして、最後は1階の新型車展示コーナーへ…
「ワゴンR」、「スペーシア」、「スイフトスポーツ」、「ソリオ」、「キザシ」、あと写真には写っていませんが「ラパン ショコラ」も展示してありました。
全てに乗り込んでみましたが、最近の軽自動車は本当に良く出来ていますね!
スペーシアに至っては、確実にシエンタよりも広いです(笑)
やはり、一番気になるのはコイツですね♪
スイフトスポーツ、真近で見るのは初めてでしたが、とてもカッコ良いです!
内装もしっかりした造りで、後席は2階で見た旧型よりも、かなり広くなっていました。
お金があれば、是非欲しい1台ですね!
次に気になったのは「キザシ」です。
まあ、このクルマに関しては、お目にかかる機会が滅多にありませんからね…
でも先日、この「キザシ」と「SX4セダン」が並んで走っているのを見て、ぶったまげました(爆)
さすが、スズキのお膝元(笑)
…話が脱線しましたが、このクルマ、なかなか内外装の造り込みは良いと思いました。
ぱっと見、スイフトのようなインパネも、ソフトパッドが使われているなど、質感は1ランク上です。
ただ、価格の割に地味な感じがしたのも事実ですね。
後席も、それほど広くありませんし…
走りの評価は高いようなので、運転してみたらガラッと印象が変わるクルマなのかもしれません。
帰り際に、スイフトのカタログを頂きました。
ちなみに、私がいま新車で一番気になっているクルマは、写真右の「スイフト RS」です♪
「スポーツ」よりもマニアックなところが魅力的ですね(笑)
こちらは、記念に頂いたスイフトのミニカー♪
以上、「スズキ歴史館」のレポートでした!
本当に面白い施設で、3時間近く居座ってしまいましたね(笑)
大人から子供まで、幅広い人たちが楽しめるスポットだと思います。
しかも、これだけの内容で入館料が
無料 (事前に要予約) というのは、かなり魅力的ではないでしょうか…
是非、浜松へ来た際は、寄ってみることをオススメします!
実は私、自動車の博物館を訪れたのは今回が初めてでした。
というのも、北海道にはこのようなクルマ関係の施設、ほとんど無いんですよね。
メーカーの本社が無いので仕方がありませんが…
大学を卒業して、北海道から出るのは非常に不安でしたが、このように北海道ではできないことを色々と体験できて、今では本当に良かったと思っています。
もし今後、転勤等で違う土地へ行くことがあったとしても、自分の見聞を広めるつもりだと思って、前向きに捉えていきたいですね!