
ここ何回かに渡って続いていた、ロードスター・紅葉巡りのレポートも
ようやく一段落着いたので、今回は1か月振りに
タウンエースネタでいってみたいと思います。
というのも、タイトルにある通り、僕にとって非常に
思い入れの強いクルマである、「タウンエースワゴン」の
特別仕様車カタログを、ついに入手してしまったんですよね!
それは、ちょうど1週間前、Googleの画像検索でこの写真を発見したことがきっかけでした。
その時は、たまたまタウンエースワゴンの姉妹車である
「ライトエースワゴン」
を検索ワードにして色々眺めていたのですが、ふとある1枚の画像に目が留まり、
そこに写っているカタログの一番右に目をやった瞬間、
何かがビビッときました !!!
「これ、タウンエースワゴンの特別仕様車、
“スペシャルパッケージ” のカタログじゃん !!!」
正式名称、「特別仕様車 スーパーエクストラ “スペシャルパッケージ”」
このクルマは、僕が子供の頃に親が乗っていたクルマで、
僕はこのクルマの正体を突き止めようと、何度も試行錯誤を繰り返し、
そして先月、ようやくグレード名の判明に至ったのでした。
詳しくは、
2012年10月14日 「タウンエースのグレードが判明しました!」
のブログにて…
その時は、「トヨタカローラ店 ラインアップカタログ」内に、上のような紹介ページを見つけたため
グレード判明と相成った訳ですが、前回のブログにも書いた通り、
欲を言えば、特別仕様車専用のカタログも見てみたいという気持ちもありました。
でも、「そんなレアなグレードのカタログなんて見つからないんだろうなぁ~」というのが正直なところでしたね。
ところが今、そのカタログが目の前の画面に映っているではありませんか!
それはもう、びっくりしましたよ。
画像をクリックしてサイトを訪れてみると、どうやらそれはオークションの出品画像だったようです。
その商品名はズバリ、
「トヨタライトエースワゴン 特別仕様車と
キャンピング仕様のカタログ 4冊」
どうりで、今まで「タウンエースワゴン」と検索してもヒットしない訳です…
(ちなみに商品自体は6月から出品されているようでした)
・タウンエースワゴン 特別仕様車 スーパーエクストラ “スペシャルパッケージ”
・ライトエースワゴン 特装車 シャルム
・ライトエースワゴン 特別仕様車 GXLリミテッド
・ライトエースワゴン 特別仕様車 GXLエクサーブ
の4点セットで、即落価格はなんと
300円!
しかも、たまたまそのサイトのアカウントを持っていたということもあって、
衝動的に落札
してしまいましたね(笑)
なんてったって、3年もの間、このカタログを探し求めてきた訳ですから…
ということで昨日、無事にカタログ4冊が家へ届きました。
早速、紹介していきたいと思います♪
1993年5月発行、特別仕様車 スーパーエクストラ
“スペシャルパッケージ” カタログ
(カタログの画像はクリックで拡大できます)
このカタログを見て、新たに2つの事実が判明しました。
1つ目は、グレード名称についてです。
前回のブログで、うちが乗っていたクルマの正式なグレード名は、
「生産累計8000万台記念特別仕様車 4WD
スーパーエクストラ “スペシャルパッケージ”
2000ディーゼルターボ スカイライトルーフ」
と書きましたが、このカタログには「生産累計8000万台記念」の部分が書かれていないため、正式名称は、
「特別仕様車 4WD スーパーエクストラ “スペシャルパッケージ”
2000ディーゼルターボ スカイライトルーフ」
であるようです。
まあ、細かい違いですが…
2つ目は、販売期間についてです。
前回のブログでは、1993年5月12日の発売から、同年の8月26日に行われたマイナーチェンジまでの
およそ3か月間に渡って販売されたと書きましたが、このカタログには
※’93年5-7月限定販売
(売り切れの際はご容赦ください。)
と書かれていることから、実質の販売期間は2か月も無かったことが分かります。
この事実の判明で、さらにこのクルマの希少性が増しましたね(笑)
1992年10月7日に追加された特別仕様車と比較してみましょう。
1992年10月発行、特別仕様車 スーパーエクストラ
“ジョイフルパッケージ” カタログ
非常によく似たレイアウトのカタログで、装備内容もほとんど同じ特別仕様車ですが、
一番の違いは、
ボデーカラー と
室内色 ですね。
“ジョイフルパッケージ”が、最上級グレードの「
ロイヤルラウンジ・リミテッド」を意識した
内外装色となっているのに対し、“スペシャルパッケージ”は、
ベースグレードのカラーを
基調とした内外装に仕立てられているなど、見た目においてだいぶ雰囲気が異なります。
まあ、簡単に言ってしまえば、
“ジョイフルパッケージ”が
ちょっと高級仕様
“スペシャルパッケージ”は
カジュアル仕様
といったところでしょうか。
ところで、今回はこの他にも「ライトエースワゴン」のカタログを3部入手しています。
なので、こちらも簡単に紹介しますね。
1992年10月発行、特装車 シャルム カタログ
― 特別装備内容 ―
・2トンボデーカラー・22U
・クロームメッキホイール
・フロントガード
・アンダーガード
・サイドガード (バータイプ)
・リヤガード
・ストーンガード付フォグランプ
・専用ストライプ
・脱着式上段ベッド (長さ1800mm 幅1130mm)
・二重カーテン (手動式・前面のみ一重カーテン)
〈販売店装着オプション〉
・冷温蔵庫
・換気用ウインドゥネット (マグネット取付式、フロントドアウィンドゥ左右、ツインムーンルーフリヤ)
2段ベッド付きのキャンピング仕様です。
このグレードはタウンエースにも設定されていたようですね。
カタログによると、上段に子供2人、下段に大人2人、計4人の就寝スペースが確保できるうえ、
上段は未使用時、リヤスペースに収納できるんだそうです。
これは車中泊組には嬉しい装備かも…
フロントに付いている大型のバンパーとフォグランプが、RVブーム全盛期を感じさせますね。
ちなみにこのクルマ、製造はトヨタ自動車ですが、各種の架装はトヨタ車体が行なっていたようです。
1994年5月発行、特別仕様車 GXLリミテッド カタログ
― 特別装備内容 ―
・専用ツートンボデーカラー : グラスフィールドトーニング〈21Z〉
・ハイマウントストップランプLED式 (ルーフスポイラー付)
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ (4スピーカー)
・カラードドアハンドル
・カラードドアミラー
・カラードマッドガード
・ブロンズガラス
・専用カラードフルホイールキャップ (2WDのみ)
・専用サイドストライプ
・専用ファブリックシート
・専用ファブリックドアトリム
・トレイ付カップホルダー
・寒冷地仕様 (4WDのみ)
このクルマは、ディーゼルターボエンジンが2.2リットルに排気量アップされた後のモデルですね。
GXL (タウンエースで言うスーパーエクストラ) をベースとした特別仕様車としては、
後に取り上げる「GXLエクサーブ」が代表的ですが、同じような時期に
同じような装備の特別仕様車が販売されていたとは驚きでした。
おそらくこれは、かなりのマイナーグレードではないでしょうか…
タウンエースの特別仕様車と大きく異なっているのは、
ルーフスポイラー付きのハイマウントストップランプが標準であるところと、
フロントアームレストが装備されていないところですね。
ちなみに、この「GXLリミテッド」、2500台の限定販売だったそうです。
1994年12月発行、特別仕様車 GXLエクサーブ カタログ
― 特別装備内容 ―
・専用ツートンボデーカラー : レイクサイドトーニング〈2AV〉
・LED式ハイマウントストップランプ (ルーフスポイラー付)
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ (4スピーカー)
・カラードドアハンドル
・カラードドアミラー
・カラードマッドガード
・専用サイドストライプ
・専用フルファブリックシート
・専用ファブリックドアトリム
・トレイ付カップホルダー
・寒冷地仕様 (4WDのみ)
タウンエースで言うところの「スーパーエクストラリミテッド」
(“ジョイフルパッケージ”・“スペシャルパッケージ”の後継グレード)
に相当する特別仕様車ですね。
それにしても、前出の「GXLリミテッド」と装備内容が瓜二つです。
専用のツートンボデーカラーも、カラーコードこそ違えど同じ緑系統の色ですし、
見分けるポイントと言ったら、サイドのストライプぐらいしか見当たりません…
以上、今回落札したカタログを眺めてみました。
それにしても、「“スペシャルパッケージ”」のカタログが手に入るとは思いませんでしたね!
前回グレードが判明した時点で、もうだいぶ満足していたのですが、
そこからさらに、専用のカタログまでゲットできて、本当に嬉しいです♪
今回オークションのページを発見した時も、カタログ探しをしていた訳ではなく、たまたまでしたし、
こういう探し物って、必死になって探すより、首を長くして待っていた方が
案外見つかりやすかったりするのかもしれませんね。
こうして、3年にも渡るカタログ探しは、ハッピーエンドで幕を閉じたのでした。
おまけ
タウンエースの中古車情報を見ていたところ、
なんと、「“スペシャルパッケージ”」が売りに出されているではありませんか !!!
しかも、内外装共にピカピカ、低走行、修復歴なし…
もう二度とこんな個体は出てこないでしょう !!!
おまけに、写真もたくさん掲載されていたので、少し取り上げてみようと思います♪
タウンエースワゴン 特別仕様車 4WD スーパーエクストラ “スペシャルパッケージ” 2000EFI ツインムーンルーフ
相変わらず長い車名ですね~(笑)
年式はもちろん、1993年式。
2000ccガソリンエンジン + 4WD と北海道ではあまり見掛けない仕様です♪
マフラーの形状で、ガソリン車だということが分かります。
確かライトの内側に、フォグランプが埋め込まれているんですよね。
トランクの開け閉めの感覚、今でも鮮明に覚えています♪
うちのクルマは、スライドドア下部をぶつけて、派手に凹んでいました(汗)
他のタウン・ライトエースでも、なぜかここが凹んでるクルマが多いんですよね…
うちのクルマもそうだったんですが、この型のタウン・ライトエースって
給油口から何か漏れている個体が多いような気がします(汗)
ウィキペディアに載ってるタウンエースにも液体の跡が付いていますし…
確か、左前のバンパーも擦りまくりでした(汗)
塗装が剥げて、未塗装の黒い部分が剥き出しになってたっけ…
それにしても、綺麗な個体です♪
そう言えば先日、カヌーの帰りに「北見56」ナンバーの「“スペシャルパッケージ”」を
見掛けたのですが、結構サビがきていました(汗)
おじいちゃん、末永く大切に乗ってあげてね(笑)
うちのクルマは、ドアバイザー未装着でした。
今では付いていない方が珍しいですけどね。
ホイールもピッカピカ!
うちのタウンエースは、冬用ホイールのサビがあまりにも酷かったので、
父親が4本とも白い塗料で塗っていましたね。
あの白いホイール、子供ながらにかなりダサいと思っていました(笑)
お~懐かしの運転席!
よく座ってみたっけな~♪
もう時効だから言いますが、冬場とかよく父親に頼まれてエンジン掛けに行ってました(笑)
ここもよく座ったな~♪
タイヤを跨ぎ、アシストグリップを使いながら、ヒョイと登る感じが大好きでしたね。
2列目シートは本当に広かったですし、前のエンジン (?) のある段差のところに足を乗せれば
フットレスト代わりにもなったので、とても快適でした♪
こんな肉厚なシート、今の時代では珍しいかも…
おそらく、今のノアクラスより広いと思われる3列目シート。
祖母や従兄弟と出掛ける時は、いつもこの席に座っていました。
確か左右どちらかのスピーカーが死んでましたね(笑)
それと、停車の度に左後ろから「カラカラカラカラ」音がしていて、かなりうるさかったです。
これも懐かしい眺めです♪
そうそう、このクルマにはボンネットが付いていないので、
右ブレーキランプの上にある補充口から、ウォッシャー液を入れるんですよね。
助手席側のダッシュボード上に、販売店オプションの「インパネトレイ」が付いています。
エアバッグの設定がない、この時期のクルマならではの装備ですね。
走行距離54995キロです !!!
なんという低走行車でしょう♪
エンプティーランプが点いているのも懐かしいですね。
中山峠の下りで渋滞に巻き込まれて、ガス欠になりかけたのは良い思い出(笑)
特別装備の「カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ」は社外品に交換されているようで残念…
うちのカセットデッキ、僕が小学1年生の頃にテープを詰まらせて以来、
修理に出すこともなく、ずっと使えないままでした。
なのでドライブに行くときは、いつもラジオ♪
特に、HBCラジオの「カーナビラジオ午後一番!」はよく聞いていました。
特に、4:25~の天気情報のBGMが懐かしすぎる !!!
この音楽を聞いていると、今でもタウンエースに乗ってドライブしている気分になります♪
ちょっと話が脱線しましたね(笑)
ツインムーンルーフのスイッチです。
うちのクルマはスカイライトルーフだったので、ルームランプより上の部分はありませんでした。
だから、このスイッチ類は見ていてとても新鮮♪
この眺めも初めて見ますね!
スカイライトルーフよりツインムーンルーフの方が開放感がありそうで、個人的には好きかも♪
以上、タウンエースの写真でした。
いや~子供の頃に戻った感じで、つい色々書いてしまいましたね!
やっぱり、このクルマは僕にとって特別な存在みたいです。
こんなに綺麗なタウンエースの写真を見ることができて、本当に感動しました。
大事に乗っていたオーナーさん、ありがとう!