生きてるよ!!!
えー,長らくほぼ音信を断っておりました高丘です。
シャロン「断たざるを得なかったでしょうが」
まあ,いろんなことが起きまして。
原因はもうお察しの通りビートルさん,はらいそ号です。
6月7日,運用を開始したんですが…
ですが……
クラッチを壊してしまいまして…orz
レモン改めはらいそ「まあそんな自分を責めないでおくれよ…」
何が起きたのか?
えー…当時は交差点を曲がろうとしてまして。もちろん発車します。発進します。
その時,シフトをミスって3速に入ってたんですね。
これ自体はビートルのビギナーではよくある話(らしい…)。1速に入れて再発進。
その時ミスをしでかしました。レモンさん時代のクセが出たのです。
クラッチペダルを半クラ使わずポンッ!!と離してしまったんですね。
そしたら……
・クラッチ遊び突然死
・ペダル激重化
(ただし発進及び変速は可能)
現代車ではどうにも考えにくい故障が発生。いきなり運用制限が課せられて今に至ります。
ただ動かないとバッテリーあがりやエンジン不調を来します。それに動かないことはありません。なので雨の日などどうしても…な時に動かしております。
ましろ「結果的にそれで減速時のダブルクラッチはほぼ完全習得と」
みほ「本当に3日で慣れたね」
発進以外はな…。
そうです。レモンさんターボ化直後もそうでしたし,あの9回乗越伝説でお馴染みの教習所時代も大いに苦戦したんですが昔から自分,発進は苦手なんです…。では,はらいそ号のクラッチでは一体何が問題だったのか?もちろん言い訳になってしまうんですが…。
・レモンさんターボですっかり忘れている半クラ感覚(これが9割)
・人生初のオルガン式クラッチ(重くストロークも長い)
・エンジンパワー&トルクがないと思いすぎた自分のミス
この3点…。そんでもって,明確に自分で自分のクルマのメカをぶっ壊したのは人生初。レモンさん時代は機関系トラブルは一切ありませんでした。これが精神的に響いて寝れば寝汗ダラダラの悪夢を見続け,昼間はそのせいで体が重く,更にまた寝ればより酷い悪夢を…という悪循環に陥りまして,結果一週間以上つぶやきもほとんどできない状況となったのです。
みほ「今もかなりうなされている気が…」
無論,資金的な悩みもあります。レモンさんの売却益でギリギリどうにかなったとはいえ,当初の予想を遥かに上回る難航ぶりでかなりの大ダメージを食らったのは言うまでもありません。
ましろ「もしも万が一D500の発売時期がより遅れていたら…」
よりとんでもない事態となっていたはずです。首の皮一枚で最悪の事態を免れたといえます。
ちなみにクラッチの故障原因はいろんな方のご協力により大方予想がつき,パーツ発注は済ませております。遅くともお盆までには大洗便へ出せる信頼性を確保できると信じてやっています。
ただそれと同時にまたしてもドールお迎え計画は順延(しかも無期限)という事態だけは免れません。本当にすいません…。

もちろんクラッチ以外の箇所での整備は随時行っています。
・ヒーターレバーのブッシング交換(戻り現象解消)
・左ヒーターホース交換
・左右ロッカーカバーパッキン交換
・右ドアモールラバー交換
・エンジンオイル交換
・オイルストレーナー清掃及びパッキン交換
・車高戻し
・グリスアップ
もちろんこれからも増えていくことと思います。なので先日まで言っていたことをここで撤回する必要があります。
・皆の衆,新車を買おう。
・一生乗れるとは思えない。
この2つです。
こんなに苦労をするんです。新車のほうがいいに決まっています。もちろんビートルで体感できる楽しいことは書くと思います。ですが,それは恐らく一握りにも満たないと思います。ほとんどは苦難苦労苦渋の三苦ばかりとなるはずです。たとえそれがビートルという旧車としては維持が極めてイージーな車両であったとしてもです。
裏を返せば,現代車の意義をどんな日記よりもわかりやすくお送りできる日記にできると考えています。特にもしもあなたが『永く乗れる新車が欲しい』と考えて自分に声を掛けて頂ければ間違いのないお答えができると確信しております。
またいくらパーツがあろうと,自分はただの自動車整備士です。先日,一部を賑わせたあの記事…。正直言ってほとんど真実です。自分の周りでもそういう方はいらっしゃいますし,今現状ビートルをどうにか維持できる程度の自分も『明日は我が身』と言わざるを得ません。
そうなるとどうやってもビートルさんの維持はまさに『自転車操業』となります。これはこれで楽しいのですが,一生涯というスパンにするのは不可能です。ビートルさんにとっては皮肉な環境なはずです。ビートルという車自体が某総統閣下とその政治の自転車操業に振り回された歴史があるからです。
ならばどうするか?乗れるまで乗る以外にありません。
それに『思い入れのある車』という意味ではビートルさんが最後になるのは現時点で間違いありません。
ビートルさんを降りた時,それが自動車整備士,自動車屋としての自分のラストシーンになります。舞台の幕が降りたら?今度こそこう言ってやるんです。
クルマなんて大嫌いだ!!
ってwwww
それまで絶対に乗ってやる。間違いなく『人生最後のクルマ』です。
長い記事となりました。最後に1曲。いくらタイトルが『生きる』だとしても気軽には流しませんよw
ちょっとひねってこちらを。東京事変でただならぬ関係