
こちらも試乗からひと月以上経ってしまいましたが(汗)
CB1300SBの彼のお兄さんのマシンです。
BMW・K1300R。
このバイクの特徴としては足回りによくわからないとてもスゴイ技術が備えられています!
(←説明が面倒)
説明するよりコチラの画像を見ていただければわかるのですが。

ハンドルとステムがつながっていない。
デュオレバーという独自の技術で高剛性、バネ下重量の軽減、アンチノーズダイブを実現するらしい。
詳しくは
公式HPを見ていただければ・・・そしてこの技術は80年代から採用されていたんですね。
リアにはこれも伝統と言えるシャフトドライブ方式ですがこのモデルからはアクセルのオンオフによるショックを吸収する新型2ステージドライブシャフトが採用されているようです。
さらにさらに、このK1300Rは高級グレードでボタンひとつでプリロードやダンピングが調整できるESAというサスペンション、オートシフターその他が備わっています。
約170馬力を誇るエンジンは寝かせて搭載することにより低重心を実現しています。
形態は機能に従うというのでしょうか、そのスタイル含めまさにサイボーグマシンですよね。
カウルをまとったモデルもありますがこのKシリーズはやはりネイキッドでしょう。
・・・なんてツラツラ述べていますがそんな技術を知ったのは記事を書いている今です。
すごい技術が使われているのは知っていましたが、乗る上でそんなことは些細なことでしょう。
値段的にビビりましたが滅多に乗れるバイクではない上に「ゼヒ乗ってみてくれ!」とのお誘いをいただいては乗らずにいられない。
まず初めに、意外と普通に乗れます。
具体的に述べていくと、まずコーナリング。
車体の重さを感じさせずよく曲がってくれますね。
オーナーいわく「ちょっと曲がりづらい」そうですが、乗った感覚ではそんなことはなく。
これはボルドールを走らせている時がそうなのですが多少「大きめのアクション」が必要なのかも。
(大きめといってもそれくらいが普通だったりしますし。)
そして我がボルドールと違い側面に余計なものがついてないのもあり気持ちよくいけました(笑)
ただデュオレバーの特性なのかタイヤの性質なのか?ちょっとフロントの接地感と言うかインフォメーションが少々少なく感じられました。
それでも「まぁイケるでしょ?」と気持ちよく乗せていただきましたが(笑)
乗る前に「オートシフター」の話を聞いていて試そうかと思いきや・・・レブらせてしまった(汗)
しばらく「あれ?」だなんて考えていましたが「シフトペダルへ入力すると点火カットしアクセルを戻すことなくシフトアップができる」というアシスト機能だったんですね。
てっきり自動でシフトアップするものかと思いきや(汗)
理解してからはとても気持ちいい機能ですねコレ!
スコスコいけます。
そして「速さを感じない」んですね。
これは最近
とあるBMWのバイクに乗せていただいたのですがこれも同じことを感じました。
いつもの感覚で走っていたつもりがミラーを見ると・・・。
コーナリングはもちろんエンジンパワーもそうなのですがボルドールと同じ感覚で加速してもメーターを見て「あれ?」と。
この後に乗った130馬力ちょっとのZ1000のほうがよほどパワフルに感じました。
(まぁ車重も違えばホイールベースも違うのでその違いもありますが)
それだけ車体の造りがいいのではないでしょうか。
シャーシからは高い剛性を感じましたが突っ張る感じは無くしなやかでした。
ちなみにショートストロークがゆえに低回転域では少々グズりますがちゃんとしたギアの選択をしていれば問題ありません。
かと言って低速でのトルクがないわけではなくUターンも違和感無くこなせました。
いやぁ・・・これはスゴいバイクですね~やっぱりBMWのバイクはスゴい。
スゴくないスゴさ?うまく言えませんがこれは乗ればわかると思います。
そしてなんというかCBの延長線上という印象もありました。
BMWのバイクにはなんだかご縁がありますがアレコレ技術を使われていても走れば主張することはなくただただ「ライダーを走りに集中させよう」という造り方なんでしょうね。
日本で言うホンダなのかもしれませんがBMWの場合なんて言うんでしょうね?
基本に徹底するホンダ、技術を呈するBMWで目指すところは同じなのかもしれません。
気持ちよく走らせていただいてしまいましたが感想を述べるとオーナーも喜んでくれました。
他に乗ってる人がいないし自分のバイクはどうなのか?そういう気持ちもあるそうです。
このK1300Rを選んだキッカケとしては、もともとK1200Rを探していたもののいいタマがなく予算があがっていった結果新車に至ってしまったそうです。
しかもアクラポビッチのフルエキゾーストマフラーも装備!
そして手をつけようにも情報が少なく大変らしい・・・。
バイクとしてはとんでもない値段となってしまいましたがとても満足しているそうです。
でしょうね~このバイクは後悔しないと思いました。
そして先ほど「曲がりづらいと言うが自分の感覚ではよく曲がる」と言いましたが決して本人のレベルがどうというワケではなく・・・。
我がボルドールも楽しんでいただけたようです(笑)
「フロントの接地感がスゴい!ハイグリ並だ!」と仰ってくださいました。
このタイヤもそうだけどうまくセッティングできているようですね~。
弟君との
CB1300SB乗り比べ、そしてK1300R試乗と出向いた甲斐がありましたね。

いい経験となりました。
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Posted at
2015/06/13 20:08:35