BMWのスーパースポーツ、S1000RR。
S1000RRは1度
試乗したことがあるのですが、なんとこの日
新型2015年モデルに乗せていただいてしまいました!
しかも馴染みのヤマで。
いつも顔合わせる方でマジマジと見ていたら「乗ってみる?」とサラッと誘われてしまいました。
乗ってみたい!が、その
値段的に・・・と躊躇していると「まぁ話の種にどうぞ」ともう一押し。
正直、ダチョウクラブ上島のように押してもらいたかったのかもしれない。
まず能書きとしては優秀な電子制御によるトラクションコントロール、ABS、その他多数(笑)
グリップヒーターまで備わっているようです。
セミアクティブサスペンション『DDC』は走行中コンピューターがサスペンションのセッティングを常に細かく制御せているとか。
出力はなんと199馬力!車体重量204kg!
パワーウエイトレシオでいえば1.05kg/PS、1200kgの車体に1140馬力のエンジンを搭載した車と同等ということになります。
今まで乗った中で一番パワフルなバイクとなります。
というかリッター100馬力だなんて表現させていましたが今では・・・。
電子制御の内容も書いている今知りました。
何も考えずBMWが誇るスーパースポーツ、S1000RRを走らせてみることに。
一応レインモードの設定です。
恐る恐る走り出す。
うーんスムーズ、これに尽きます。
何も考えなくてイイ。
まるで我がボルドールのようなネイキッドを走らせているような。
アクセルもドン付くことはなく、しかしダルいわけでもなく、スロットルを捻った分だけ。
電子スロットルが採用されているそうです。
旧型ではワイヤー式でしたが重かったらしい。
レインモードなので下はおとなしく回していくと一気にパワフルになりますが恐怖感は無い。
コーナーリング、ただただ曲がります。
インプレッションならば「ハンドリングがー」だの「BMWの技術がうんたらかんたら」だの述べるべきかもしれませんが、本当にただただ曲がります。
乗りはじめこそ探り探りでしたがこれは杞憂でした。
何も気にならない。
コケる気すらしない。
「うーん充分だ充分だ」と元の場所へ戻ってくるとオーナーがやってきて
「じゃ、次はスポーツモードね~」
え、マジですかい(汗)
でも乗るしかないと再び峠を下る。
今度は下からパワフル、しかし相変わらず恐怖感は無い。
パワフルになり緻密なレスポンスとなりましたがアクセルに対し過敏になるわけではなかった。
そしてパワフルになった分アクセル開けられない(開ける時間が少ない)のでパワフルになったということしか(汗)
恐らく回しても1万回転くらいだったかな?と言ってもスロットル開度は全然です・・・。
でも気持ちのいいレスポンスなのは確かでした。
そうそうマフラー、ノーマルですがウソのようにいい音を奏でてくれます。
そしてもう1台、CBR1000RRにも試乗させていただきました!
憧れのCBR、本命はSC59ですがSC57も興味深い1台。
走り出すとドンつき少々気を使うアクセルレスポンス、少々クセのある車体・・・。
ここでS1000RRのレベルの高さ、恐ろしさに気づく。
といっても決してCBRのレベルがどうというワケではない。
このバイクも少し慣れればよく曲がるしなるほどコレがホンダのRRなのかと思える1台でした。
しかしS1000RRの前では霞むというか、何よりCBRのオーナーもS1000RRに試乗し愕然としていました・・・。
「先にCBRに乗ればよかったね」と苦笑いされていた。
先にCBRに乗っていればCBRに対し違和感はもたなかったのかもしれない。
少し様子見があったCBRに対しS1000RRはまるで今さっきまで乗っていたようにサラっと乗ることができた。
なんなんだこのバイクは・・・。
強いて言えばブレーキが利きすぎる。
恐らく設定速度域が高いのかもしれない。
直線からのブレーキングではさほどではないがS字なんかだと怖い。
ABSもあるので慣れだとは思うのですが公道にはオーバースペックかも。
それとオートシフター。
以前乗ったK1300Rにも備わっていましたがこちらは世界初、シフトダウンにも対応しています。
しかしうまく作動せず「設定が必要なのかな?」と思っていたら従来のと違いアップ時には僅かにアクセルを戻し、ダウン時には少し開けなければならないらしい。
慣れるとスコスコいけるのかもしれませんがオーナーもうまく落とせないときもあり少し怖いらしい。
(これはリコールが関係するらしい)
K1300Rはアップのみですがスコスコ入れることができた。
うーん、やっぱりスゴいバイク。
BMWはやはり速さを感じない。
一生懸命走ってた峠がただの直線にすら感じてしまいました。
199馬力という出力を誇りながらも実にフレンドリーで意識する必要は無い。
その乗り易さはまるで400ccくらいのネイキッドのような・・・。
ただただ走ることに集中することができました。
このバイクに乗って思ったのは「バイクの邪魔をしないこと」ではないでしょうか。
これはバイクを走らす上で基本的なことではありますが例えば「ステップを踏み込んで・・・」「腰を落として・・・」など「より曲がるためにこう乗る」とそういうのもほとんど考えずに。
これは最近のスーパースポーツ全般そうなのかもしれませんが、意識せずバイクが走って曲がってくれるのでザックリ言えばただ乗っていればいいようにすら感じました。
CBRのオーナーもS1000RRが気になるらしく「帰ったら今日のことは忘れよう」と真剣な顔をされていました(笑)
そのCBR1000RRに乗れたことも貴重な経験になりました。
いろんなバイクに乗りましたがBMWは何か違うんだなぁ・・・。
とてもいい経験になりました。
ブログ一覧 |
インプレッション関連 | 日記
Posted at
2015/06/14 14:47:23