
去年の今頃はリハビリに励んでいた田舎の人。です。
たびたびモトクロス遊びをする僕ですが一言にオフロードバイクと言っても種類があるのでまずはそれらをご紹介。
まずはトレール。

もっともポピュラーなオフロードバイク。
不整地での走行を想定した主に市販車の総称ですが保安部品の無い専用車もあるので幅広い。
デュアルパーパスなど細かく分けられるそうですがここでは省きます。
モトクロッサー。

いわゆるレーサー。
オフロード(モトクロス)での競技を想定した車種。
こちらはいわゆるフルサイズでこれはフロントに21インチ、リアに19インチのホイールを装着していて主に250ccのエンジンを搭載しています。
125ccや450ccもあるよ。
軽量でハイパワー、激しいコーナリングやジャンプ(着地)などに対応する剛性の高い車体設計。
ストイックな造りでエンジン始動はキックオンリー!
サイドスタンドはもちろんラジエーターファンすらございません。
ですが最近になりセルが装備され始めたようです。
エンデューロ。

エンデューロとはざっくりと言えば整備されていない山間や岩場などを走り抜けるもの。
こちらはエンデューロレーサーですが・・・モトクロッサーと一緒じゃないか!って?
基本的な造りは250ccのモトクロッサーと同じですが、セルやサイドスタンドが装備されていてエンデューロに合わせ低速寄りにセッティングされている。
よーく見るとリアホイールが1インチほど小さくなっていて装備により少しだけ重い。
エンデューロレースは耐久レースとも言える。
こちらはちょっと極端な例ですが・・・。
これぞエンデューロの真髄。
そしてオフロードバイクにオンロードタイヤを組んだのがいわゆるモタード。
種類にもよりますがオンとオフの混合コースで行われているレースがありこれをスーパーモタード、またはスーパーモトという。
オン乗りとオフ乗り、どっちが速い?というのが発端だとか。
このモタードはやはり美しく豪快なドリフトが見ものでしょう。
レースでは基本的に450ccのモトクロッサーの車体が使われているのかな。
レース名からモタードと呼ばれるようになりましたがかつてはターミネーターなど別の呼び名もありました。
地方(国)やライダーによりライディングフォームが異なるところも面白い。
無断転載ゴメンナサイ。
他に極低速かつ高低差のあるコースで競うトライアル。
ダカール・ラリーを由来とするアドベンチャーやラリー。
などなど、一言にオフロードバイクと言ってもいろんな派生モデルがあります。
オフロード、特にモトクロスあたりはピンと来ないジャンルかとは思いますが例えばYZ250F。
スペックで表すと車重106kgで出力は約40馬力。
これが2サイクルエンジンのYZ250になると103kgで50馬力超!!
半分カラーリング前提というのもあるけどレーサーってどれも見た目変わらないな・・・色が同じならメーカーすら判別できないと思います(ーー;)
市販トレールのWR250Rなら132kg、31馬力なのでいかに違うか数値上でもわかるかと思います。
とんでもねーバイクです。
そんなマシンでオフロードコースを走り回るんですよ。
同じオフロードバイクでもその車重や馬力はもちろん足回りのキャパシティも雲泥の差でトレールだと僕程度でもジャンプの着地で底付きをしてしまうのでとても痛かったり収まらず跳ね上げられたり。
モトクロッサーなどに保安部品を取り付けナンバーを取得し公道を走行することも不可能ではないそうですが、そういった走行を想定していないのでエンジンが壊れやすいと聞いたことがあります。
アクセルオン/オフが前提のため一定速度(回転)に耐えられないらしい。
レーサーに比べスペックは劣るもののマージンやコストをじゅうぶんに抑えているからこそ市販トレール車はそれだけ耐久性があり性能差が出るのでしょう。
・・・って実は今回そんなことを語りたいわけじゃない。
僕がモトクロスコースへ行き借りるのがCRF150R。

ミドルサイズのモトクロッサー。
ミドルサイズったってモトクロッサーだけに車重がたった85kgしかない車体に25馬力を発生させるエンジン搭載しているんだから伊達じゃない。
エイプと同等の車重でその馬力なんですぜ。
着地の勢いでスロットル全開になりまくれそうになったことが。
2サイクル85ccクラスだと馬力は似たようなものでもさらに軽く、「2サイクルったって85ccだっぱい?wwwwww」なんて草を生やしていたらその加速に悲鳴を上げたことがございます。
2サイクル125ccクラスだと車重90kg程度で40馬力以上を発生するんだから改めて考えるとモトクロッサーってイカれてるな?
で、この辺の話は先日の繰り返しになってしまいますがなぜそのミドルサイズかというと跨りやすく起こしやすく、エンジン始動をしやすいから。
フルサイズになるとシート高が1000mm近くただでさえ跨りにくいのに足場の悪いコース上で倒れると跨るのはもちろんバテていると起こすのも容易ではない。
僕がひ弱なだけですがバテてWR250Rを起こせなくなったりセローで立ちゴケしそうになったことが・・・。
その上基本キック始動なのでリスタートで余計体力を消耗してしまう。
転ばなくても低速でアタフタしたりリアブレーキ踏んでロックさせるとエンジン止まってしまうことも少なくなく。
これらがツラくまだ易しいミドルサイズを走らせてます。
フルサイズに何度か乗ったことはあるからこそミドルサイズの手軽さ気軽さが気に入っている。
ここからがやっと(笑)僕としての本題。
年に1度程度でも通っているとナリに乗れるようになってきました。
いやいや全然遅いけどたまに遊ぶだけの初級者なりに。
それでも思い始めたのが「もう少しパワーがあれば」「ギアがもっとあれば」。
坂道が苦しいのとトップギアを入れている時間が長くなってきた。
うーん、そろそろいよいよフルサイズか?
大きさはともかく最近のモデルはセルがついているのでエンジンさえかかればなんとかなるハズ。
そもそも最近は慎重かつ無理をしないのもあり転ばなくなってきましたしね。
フルサイズはフルサイズでもモトクロッサーじゃなく低速に振ったエンデューロマシンあたりなんて僕のレベルにちょうどいいのかも。
2スト125ccならパワー自体はありますが同じような馬力でも4スト250ccのほうが低い回転からトルクが出るので乗りやすいでしょうし。
フルサイズはパワフルなのはもちろん走破性が高くミドルサイズなどと乗り比べるとコースが少し平坦になってしまったのかと錯覚するほど。
よーし、次回はフルサイズに乗っちゃおうか。
もう一度チャレンジしてみよう。
砂埃を巻き上げ振り回したり高く遠く飛べるわけではないけど、必ずそんな走りをしなければならないわけではないし。
憧れはしますが^^;
とは言え自分なりに転ばずコース周回を楽しむことができるようにはなってきたのでとても楽しく気持ちがいい。
これくらいがちょうどいいことに気が付きました。
タイムが出てしまいますがそれはそれとしてこんな気持ちでオンロードも楽しめたらな~と思います。
オフロード、特にモトクロスの世界というのはなかなか触れる機会が少ないかなと思います。
僕の場合行ける範囲にモトクロスコースのしどきがあり、それも装備もバイクも借りることができる施設なので遊んでいますがそういう場所でもなければ。
(しどきは遠方からいらしてる方が多いです。)
たまにでもモトクロスの経験していると僕程度でも少なからずライディングに引き出しができると思いますし、対応力が鍛えられたと思います。
車体が暴れたりブレーキングでリアがロックしても対処できたり、ツーリング中あわやという場面で経験が生きたことも。
ざっくり言うとアクセルを開けるという選択肢ができましたね・・・。
何より楽しいですよ~モトクロス。
レンタルするのにお金がかかってしまうのでたまにしか行けませんが(汗)
モトクロスに限らずフラットダートな林道ツーリングなんかも楽しそうなんだよな~。
ってよくよく考えてみると何度か走ってました。
Z4の頃から・・・。
興味があってもなくてもバイクが、ライディングが好きなら1度!
オフロードの世界に触れてみることをお勧めします。