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今回ご紹介するヤマハの主力ラインナップとも呼べるMTシリーズ。
MT-07&MT-09がヒットしましたがそれに至るまで。


MTシリーズ第一弾はMT-01。
「鼓動」をコンセプトに開発されました。

1670ccもの大排気量をもつ空冷VツインエンジンはまさにMTの由来とされる「Max Torque（マックストルク）」を現していました。
XV1700のエンジンをベースとしていますが90%近い部品をリファインしていてもはや新設計したと言えるほど。
そのエンジンを支える車体、足回りはYZF-R1/R6と同等のものを与えられてスポーツ性も高められています。

しかしながらあまりに独特なモノとなりあまり売れず、B-KINGと同様イロモノ扱いされているとか・・・。

その影響か相場は高い。

先日走っているMT-01を見かけてびっくり。
太くそして軽快なエキゾーストノートは印象的でした。

BT1100ブルドッグとの雰囲気に似ていますが、別プロジェクト同時開発をされていたそうです。



第二弾はMT-03。

「えっ？」と思われた方は少なくないのでは。
僕としても存在を知ったのは割と最近でして・・・。

2009年まで製造販売されていましたがイタリアヤマハ製で日本国内には正式に入荷されていませんでした。
エンジンは660cc、XT660のものを使用しています。
リアショックの取り付けがかっこいい。
コンセプトモデルではベルトドライブを採用されていました。

もっと紹介しようにもあまりにもマイナーなため・・・。
スーパースポーツをベースにネイキッドへ改造するストリートファイターではヘッドライトの流用にMT-03のものを使われたとか。


そして2014年、いよいよMT-09&MT-07の登場です。



今更紹介するほどのものでもないですね（笑）
ちなみに北米ではFZととの名がついています。

MT-07は約700ccの並列2気筒エンジンを搭載し270度の不等爆クランクを採用しています。
これによりVツイン的なフィーリングになるとか。
70馬力少々と控えめながらも乾燥重量164kgと軽量な車体と相成りすごく面白そうな雰囲気が伝わってきます。
このMT-07はホンダのNCシリーズに対抗するためだそうな。

そしてMT-09は約900ccの排気量を持つクロスプレーンを採用した並列3気筒エンジンを搭載しています。
「クロスプレーンとはなんぞや」と言うと、トルク変動がうんたらかんたら（何だソレ）
要は等間隔燃焼よりトルクの変動を小さくできる技術のようです。
並列3気筒クロスプレーンはMT-09で初採用・・・ではなく40年前も前にGX750で採用していたようですね、ヘェ～。

ツーリングを快適にするカウルを取り付けたMT-09トレーサーも後にラインナップされました。

ヘッドライトはLEDでカウルには電子機器を充電するのに重宝するシガーソケットプラグが備わっています。
これがまたヒットしているようですね。

MT-09/07をヤマハはモタードの要素を取り入れたネイキッドとしていて、「乗っている実感」をより味わえるように仕立てたそうです。
モタードやオフ車のようにバイクの動きをとても楽しめるものですが、実際に乗るとむしろヤンチャすぎるほど。

足回りですがMT-09は前後のプリロード、MT-07はリアのプリロードのみの調整しかできません。
コストを考えると仕方の無いことかもしれませんが、せっかく楽しめるのだからこの辺りももう少し力を入れて欲しかったですね。



そしてさらにはMTシリーズ派生モデルとしてYZF-R25をベースとしたネイキッドMT-25。


そしてYZF-R3をベースとしたMT-03がラインナップされていますが・・・。

アレッ？またMT-03が出てきてしまいましたね～。
MT-09/07から末尾を排気量を現すようになった結果ですが突っ込まずにはいられません（笑）


本当の"MT"はやはりMT-01ならではだと思いますがそのフィーリングは一貫しているのではないでしょうか。
しかし最近発表されたMT-10は"MT"のコンセプトと少々違うような気もしてしまいます。

どちらかというとFZのような・・・でも北米ではどのみちFZの名がつくので一緒？


Wikiやこちらのサイトを参考にまとめさせていただきました＾＾；
より詳細を知りたい方はぜひそのサイトへアクセスしてみてください。