Koukiのブログ一覧

今日はドライブがてら、映画を見に行って来ました。
出発時刻が遅くて通割時間を過ぎてしまったので高速は使わず、R179→r320→R9→R431
とゆうルートで。

今日見たのは「博士の愛した数式」。

ストーリーは、Yahoo!ムービーあたりで予習してもらうとして・・・。


ほっ、と心が暖かさで満たされるような、そんなとても心地の良い作品でした。

最近、こういった「記憶障害」を題材に描かれる作品が結構多い気がするけど、
この作品は、他の作品にほぼ共通している(と思う)「記憶障害であることの哀れさや悲しさ」
を主題として表現しているのではなく、博士の記憶障害はあくまで「登場人物の条件の一つ」
として描かれていて、こうすることで作品全体が暗い雰囲気にならず、終始暖かい気持ちに
させてくれるのだと思います。

そして、「博士」役の寺尾聰が本当にハマリ役って感じでした。
この人以外では果たしてあの雰囲気を出せたかどうか・・。




1と自分自身以外では割り切れない、自分をしっかり持っている「素数」。
一見無関係な数字同士が、実は神に契られた関係で美しく結ばれているという、「友愛数」。
-1の平方根(ルート)は「虚数(imaginary number)」と呼ばれていて、記号iで表される。
その姿はこの世に実在しない「虚しい数」だけれど、これを人類が発見したことで、
数式を使って表現することが出来る範囲がどれだけ拡がったことか。


この世の全ての現象や関係は、実はすべて数式で表せるんじゃないだろうか？

ふとそんなふうに思って、その大いなる魅力に感動した学生時代を少し思い出しました。
ぼくは難解なことを深く考えるのは苦手だったので、得意ではありませんでしたが
数学は専門科目の次に好きな科目でした。
だからこそ、単位落としそうなの分かってて選択科目で履修したりしてましたね。(^_^;)


この作品は、複雑な計算の繰り返しばかりさせられて、数字ギライ、数学ギライになってしまった。。。
そんな人に見てもらって「大いなる数学の魅力」に是非気づいて、好きになってほしい。

そんな作品です。


帰りに思わず原作本を購入しちゃいました。(^^;