Koukiのブログ一覧

今週末は天気があまりよろしくないのと、最近少し遠出続きだったので、自宅近くでのんびり過ごすことにしました。

こういうときよく行くのは、市内中心部の複合商業施設内にある市立図書館です。

高い建物のない田舎にして、わりと高層建築物なので(といっても8階立て)
かなり見晴らしがよいうえ、壁の部分が開放感たっぷりの大きな窓になっていて
落ち着いて読書や調べ物をするにはなかなかよい環境です。

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そこで主に私が読んでいるのは、岡山の地理について書かれた文献や資料。
特に最近は、「峠」について書かれた資料と県別マップルをセットで読みます。

なぜその峠にその名前が着いたのか。
かつてそこを越えるのにどんな苦労や逸話があったのか。
この峠が開かれたことで周辺地域の生活や交通がどのように変化してきたのか。

今や「峠」は改良が進んでどんどんいい道になり、トンネルなども整備されて
あっさり越えてしまう。
またたとえ旧道が残っていても、某マンガ(私はあまり好きじゃない)などの
影響で走り屋たちがたむろしていて荒れていたり・・・。

今日においてはなかなか窺い知ることのできない、そんな峠の歴史や背景などを
文献や資料から読み取っているうち、思わぬ新しい発見があったりもします。

その一つが、「タワ」という言葉です。

漢字では「乢」とか「垰」と書き、「峠」を意味する言葉ですが、
なんとこの言葉はほぼ岡山県のみで使われている言葉だそうです。
これは知りませんでした。
その証拠に、岡山県では「○○乢」という地名(峠名)が多いのですが、
余所に行くとほとんど見受けられないのです。

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言ってしまえば、
峠はあくまでどこか目的地に向かう途中にある通過点に過ぎないのかもしれない。
しかし、その歴史や背景を知ったあとに通ると不思議と趣深く感じるのはなぜだろう。