お盆に久しぶりの車中泊旅へ行ってきました。
場所は、東北地方(主に青森秋田)。
車中泊に最適なシャトルではなく、まさかのMR2で行ってきました。
シャトルだと運転が飽きて眠くなるので・・
快適ならいいのかというと、そういうものでもないわけで・・・。
実はウルトラハイパーブラック企業の前職を退職しまして、新しい職場で働くことが決まりましたが、それまで少し時間ができました。
なので、世間一般がお盆といわれる時期より数日前倒しして混まないうちに旅行をして楽しんでこようという魂胆で旅行を計画しました。新しい会社は外資系企業で果たして私に仕事ができるのかそれも大いに不安ですが、頑張ります。
書ききれなかったので中途半端な分け方ですが3回に分けて書きます。
8/7(火)
1日目
朝10:00すぎ適当に自宅を出発、初日はとりあえず新しくできた福島の道の駅3つを順番にまわってきました。こんな旅じゃ普通の人は見ても何も面白くないですね。
まずは原発事故による放射線汚染で避難指示が出されていましたが、昨年3月に解除され、新しく飯舘村にできた、道の駅 までい館 へ。
常磐自動車道を北上、原発の真横を通り越し、南相馬ICで降ります。
そこから県道12号へ。道の駅まで田舎道を走っていきます。
天気はぐずついており、雨が降ったり止んだり。
実はこのあたりは風向きの関係で放射線量が特に高いエリアです。放射線量汚染マップを見るとこんな感じに汚染されてます。やばいやん。
そんなところに新しくできた道の駅、果たしてどんなところでしょうか。
変わり者の私は放射線量計を持っているので、今回空間線量を測定しながら走ってきました。
車を運転しながら道の駅まで測定した線量は、平均で0.12~0.21マイクロシーベルト。
確かに多少高めではありますが、特に全然問題ないレベルですね。
道の駅 までい館 へ到着。
昨年2017年の3月にできました。地元民の復興にかける思いが伝わってきますね。
しかし帰還した住民は現在全体の7%ほどで400人ほどにすぎないとのことです。
施設の印象は、とにかく新しいので綺麗でした。コンビニとしてセブンイレブンが入っているのは便利です。
売店やレストランの規模はそれほど大きいものではなく、特筆するような点はありません。
地域野菜の販売もしているのですが、さすがにここの野菜を買う人はいるのかと疑問に思います。実際に測定して特に高い数値が出なくても、やっぱりイメージがね・・
あとはトイレが狭くて、今時男性用小便器が3つしかないのはどうなんでしょうか。
ただでさえみんなが行きたがらない場所にあることを考えると、オープンしたばかりですが、なかなか厳しいのではないかと思います。
さらに今後はこの県道12号に平行して走る、新しい高規格道路を建設中とのことで、そうしたらここを通る人も減少、うーむ・・・
道の駅周辺の放射線量も0.09マイクロシーベルトと低かったです。
道の駅の前はひまわり畑になっていて綺麗でした。
道の駅 までい館↓
http://www.vill.iitate.fukushima.jp/site/kanko/1404.html
続いて、汚染された田舎道を走り、道の駅伊達の郷 りょうぜんへと向かっていきます。
途中道に迷い、汚染土が入ったフレコンバッグ(黒い袋のヤツ)が見渡す限り広がっている場所へと迷い込んでしまいました。
フレコンバッグから離れた場所、道路上の車の中ではそんなにビックリするような値はでませんでした。道路から奥に入ったところなどは線量が高い可能性が十分ありますね。
やはり目に見えない恐怖というところからも、できればあまり近づきたくないですね。
道の駅 伊達の郷 りょうぜん
ここも今年の2018年3月24日にオープン。
東北中央自動車道(相馬福島道路)の霊山インターチェンジ(IC)に隣接した国道115号線沿いにあり、アクセスも抜群。
施設規模が大きく駐車場も広い、売店にレストランなど充実していました。
多くの方で賑わってましたね。
道の駅 伊達の郷 りょうぜん↓
http://michinoeki-datenosato-ryozen.jp/
さらに道の駅 国見 あつかしの郷へ。
こちらは2016年10月にオープン。
桃が大量売られていて、多種多様な園芸品も販売。
よく見ると建物の建築も面白い。
こちらもいい道の駅でした。
道の駅 国見 あつかしの郷↓
https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/14134
このあとも色々いきました。下の写真は道の駅 三滝堂 にて展示されていた、気仙沼市が津波に襲われた際時を止めた時計が印象に残りました。
最終的には、宮城県の 道の駅あ・ら・伊達な道の駅、で今日は終了、寝ました。
なんて読みにくい名前。道の駅と前にも後ろにもついていてよくわかりません。
道の駅あ・ら・伊達な道の駅↓
http://www.ala-date.com/
つまんない旅のブログですね。
2日目の明日からは少しずつ観光の旅をします。まずは近くにある鳴子峡へいきますよ。
8/8(水)
2日目
朝は4時半に起きました。涼しくて過ごしやすい。
天気が今日もあいにくの曇りで山は霧が立ち込めているのが残念。
今日はこんな感じ。
早々に準備を整えて出発し、6時前には目的地の鳴子峡へとつきました。
有名な場所から。紅葉のときは綺麗なんでしょうね。
鳴子こけし館で1枚。朝早く来すぎると何もできずどうしようもありません。
こけしも買いたかったし温泉にも入りたかったのですが・・
鳴子の温泉郷を望む。湯煙が上がっていますね。古い旅館が多く、いい意味でも悪い意味でもひなびていました・・
潟沼にて。
酸性の強い沼だそうです。
とっても素敵な場所だあ!
さて鳴子峡を出発。
JR陸羽西線 (奥の細道最上川ライン) の横、宮城の県道47号を西へ山を下り日本海へと抜けていき、加茂水族館へと向かいますよ。
川沿いを走り最上町から庄内町へと降りていきましたが、数日前まで大雨で最上川が氾濫し、一時はかなり危機迫った状況にあったようです。
というか数日前まで道自体も通行止めに。よく通行規制がかかることが多いみたいです。
小学校の校庭に陸上自衛隊の災害復興支援トラックなどが止まっていましたね。
戸沢村にて、立ち寄った、道の駅 とざわ にて。
韓国を意識したという道の駅だそうで、カオスな道の駅でした。
山形にいるのに山形感ゼロ(笑)
まだ朝早くて開館していないのが残念。
ネットでの評判をみると賛否両論。
それなりに楽しめるみたいですが、なぜこんな風光明媚な場所に、場違いともいえる施設があるのかというのは、確かに変かなと思いました。
なんでも、この戸沢町には韓国人の方が多く住んでいるんだとか。
農村の人手不足をなくすために、大々的に花嫁の募集をしたとかいう経緯があり、日韓の友好都市として交流が続いているのだそう。
ということが以下のサイトに詳しく書いてありました(笑)↓
https://rocketnews24.com/2015/06/15/595948/
さらに下り、途中道路沿いにあった、白糸の滝と呼ばれるスポット。
夏だと滝が写真のように隠れてしまうそうです。
しかし白糸の滝って名前の滝はベタで全国の色んなところにありますよね。
やがて米どころの庄内平野へ。
道の駅 しょうない へ。
風車が壮観です。
もともと農村直売所さったものを、2016年10月8日にリニューアルオープンしたとのことです。
加茂水族館へ到着。9:00から開館で、時刻は9:20分ぐらい。
ここはくらげの展示で有名ですが、もちろん魚もたくさんいます。
ウミガメなんかもいます。
水槽にアオウミガメとアカウミガメがいますが、違いがわかりますか。

生息地が若干違い、またアオウミガメの方が大きくなるみたい・・
アシカやあざらしのショーなども楽しめます。
このカッコ、よくできると思いません?
観客席に落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
多種多様なクラゲの展示が見れます。
発光しています!
クラゲが育つ様子。
今回の私のお気に入りは、保護されたキタゾウアザラシ。
昨年の2017年10月18日に庄内浜打ち上げられ、衰弱した状態であったのを当水族館が保護したものだそうです。
打ち上げられたキタゾウアザラシはまだ子供で、親からはぐれたものと思われますが、キタゾウアザラシが日本で発見されたのは3例目、しかも日本海側の海岸で発見されたというのは初めてとのことです。
キタゾウアザラシは本来アラスカやカリフォルニアの湾岸に生息しているみたいですから、かなりの距離を泳いできたことになりますね。
保護した当時は人間を威嚇していました。きっと大変な思いをしてきたのでしょう。
今では飼育員さんにべったり、観光客にも興味深々です。
餌を魚で一日に15kgほど食べるそうで、飼育は大変そうですね笑
日本でキタゾウアザラシが見れるのはここだけですよ、皆さんもぜひ!
保護された当時、地元ニュース紙に載ったもの↓
http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2017:10:19:8164
水族館を出た後は、汚くなった車を洗車機でマルっと洗浄し、

海岸沿いを北上していきました。
道の駅 鳥海で昼食。
海鮮を食べました。いくらが美味しかった!
カキをはじめ海鮮物が色々と食べられるようになっています。金銭的な都合で遠慮しました。
道の駅 鳥海↓
http://www.chokai-flat.com/
食事後は、白瀬南極探検隊記念館へ。
以前訪れたときは夕方で入れませんでしたので再訪です。
そんなに大きい記念館でもありませんが、白瀬の南極大陸挑戦への情熱などがわかり、とても興味深い記念館でした。
南極大陸探検後は、借金などで苦労をされたみたいですね。
オーロラが見れるプラネタリウムなんかもあります、微妙だけど・・・
白瀬南極探検隊記念館↓
http://shirase-kinenkan.jp/
さらに北上していき、道の駅 岩城 で海の温泉へ。
日本海が一望できる素晴らしい温泉でした。
露天風呂が気持ちよかったですが、太陽がまだ高く、水面に反射する太陽の光が眩しい眩しい。
泉質は海の温泉らしい明るい茶色のしょっぱいお湯、ナトリウム-塩化物強塩泉です。
このあたりの道の駅は、温泉が併設されている施設が多いですね。
道の駅 岩城↓
http://michinoeki-iwaki.com/index.html
その後は秋田市内までいき、2016年の車中泊旅の際にも立ち寄り気に入った、道の駅 あきた港 へ。
セリオンタワーにも再び上ってきました。
夕日が落ちた直後で、大変綺麗な景色を拝むことができました。
建物内はこんな感じです。
その後は八郎潟を西にまだまだ北上していきます。
興味深かったのは、八郎潟の上、秋田の県道54号線。
なんと10km以上もほぼまっすぐな道が続いているのです。
夜に通ったのですが、前数km先を走る車のテールライトがずーっと見えていました。
秋田県からついに青森に入り、時刻は深夜11時、道の駅 はちもり で寝ようと思ったのですが、アブが大量発生しており気になって眠れないので移動しました。
結局は五能線、十二湖駅近くのグレーゾーンな場所で就寝しました。
写真は次の日の朝、十二湖駅で撮影したもの。
映っている電車は始発の五能線です。
今日も道の駅を巡ることが多かった。
明日からもっと観光要素を増やしていきます。
明日は早起きしてまず十二湖へ、来てみたかった青池を見に行きますよ。