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狩猟犬のブログ一覧

2005年10月16日 イイね!

【私的名車列伝】第17弾 日産・MID4

【私的名車列伝】第17弾 日産・MID4東京モーターショーと聞けば思い出すのが、この日産・MID4 (ミッドフォー)。これは'87年に展示された 『MID4-II』 で、下の写真の赤い車が'85年に展示された最初の MID4。'85年、東モ直前のフランクフルトショーで世界初披露され、鳴り物入りで'85年の東モに展示された。当時私はまだ小3。父と行った東モでこのMID4を見たが、人垣が凄く、父に肩車されてようやく見れたという感じだった。当時のクルマ雑誌にも連日取り上げられ、トミカからはミニカーも発売された。正に “クルマ業界を席巻” という感じだった。

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日産・MID4  [MR/5MT] ('85年)
全長4150mm×全幅1770mm×全高1200mm ホイールベース2435mm 車両重量1230kg
2960cc(230ps/28.5kgm)  P/W レシオ5.35kg/ps  ※VG30DE
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日産 MID4-II [MR/5MT] ('87年)
全長4300mm×全幅1860mm×全高1200mm ホイールベース2540mm 車両重量1400kg
2960cc(330ps/39.0kgm)  P/W レシオ4.24kg/ps  ※VG30DETT
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ミッドシップレイアウト&フルタイム4WDというのを最大の特徴としていたこのMID4。初代にも二代目にも、当時日産が熱心に取り組んでいた 『HICAS』 と呼ばれる四輪操舵システムが奢られていた。そういえばHICASって、今はもうやってないんだっけか.....当時はホンダもやってたけど、いま思うとあれは一体何だったのだろう.....。
その高機能な4WDシステムやツインターボエンジンは、'89年発売のフェアレディZ(Z32)スカイラインGT-R(BNR32)に生かされたそうだが、このMID4が市販されることは遂になかった。
 
それ故か、そのハイスペックを美しいボディで包み込んだこのMID4には本当に憧れた。いま見ると、初代はフェラーリ・308、二代目はフェラーリ・テスタロッサのパクり以外の何者でもないという感じのボディスタイルだが、当時小学生の私はそんな事は知る由もなかった。もし発売されていたら、ホンダ・NSXの良きライバルになり得たかもしれないのに....というか、この車の存在は NSX の開発にも確実に影響を与えているに違いない。

こういうのを振り返ってしまうと、やはり今年も 「モーターショーに行かなくては」 といった、ある種 “義務感” のようなものを抱いてしまう。今年もまた、“熱い秋” がやってくる.....。

左:'85年東モにて(初代)

右:'87年東モにて(2代目)
Posted at 2005/10/16 18:53:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2005年10月10日 イイね!

【私的名車列伝】第16弾 日産 シルビア(S13型)

【私的名車列伝】第16弾 日産 シルビア(S13型)5代目となるこのS13型シルビアがデビューしたのは'88年5月のこと。フェラーリを想わせるピニンファリーナルックだが、デザインは純日産製。正に'65年~'68年に生産された初代シルビアを彷彿とさせる美しさだった。"スペシャリティカー"というのはそのデザインが命。運動性能はスポーツカーの担当。スペシャリティカーは、とにかくカッコ良くなければ全く意味がない。
"スペシャリティカー"は'70年代、アメリカのマスタングに倣ったトヨタ セリカが始祖と言われているが、日産 シルビアはその5年前に既に発売されていた。販売台数が少なすぎてセリカほどのムーブメントにはならなかったが、こちらが"元祖"と言っても過言ではないだろう。

このS13型シルビアは当初は1.8Lのみでスタート。'91年のマイチェンで2Lにアップ、ターボで205psを誇った。そのエンジン換装のせいか、"美しいパーソナルクーペ"だったはずのこのシルビアは、いつの間にか"走り屋御用達車"みたいなポジションへと果てていってしまった。数少ない小型FRクーペだったし、86レビンの影響も少なからずあったのかもしれない。

当時はトヨタのセリカやホンダのプレリュードも頑張っていたが、やはりこのシルビアが断然カッコ良かった。正直言ってダサかったS12型から、まるで「鳶が鷹を産んだ」かのように生まれ変わったこのS13型。しかし次のS14型以降、また徐々にその輝きを失っていったような感がある。 "突然変異"的にパッと華麗に咲いたこのS13型シルビア。やはりカッコいいカーデザインなんて早々出てくるもんじゃない。
今度のモーターショーに出るフォーリアを見てこのシルビアのことを思い出したのだが、正直シルビアの方がずっとカッコ良かった。本当にスペシャリティカー復活を狙っているのなら、中村さん、もうちょっと頑張ってよ!(笑)

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日産 シルビア K's [FR/5MT] ('88.5~'93.10) ※前期型
全長4470mm×全幅1690mm×全高1290mm ホイールベース2475mm 車両重量1120kg
1809cc 175ps / 23.0kgm  P/W レシオ6.4kg/ps  車両価格188.6万円
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Posted at 2005/10/10 21:06:54 | コメント(6) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2005年10月10日 イイね!

【私的名車列伝】第15弾 三菱 スタリオン

【私的名車列伝】第15弾 三菱 スタリオン'80年代、トヨタ セリカXX、日産 フェアレディZ、マツダ RX-7などの本格スポーツカーに対し、三菱が用意した答えがこのスタリオンだった。但しこのスタリオン、そのボディは紛う方なきスポーツカールックだったが、ベースはスペシャリティカーのギャラン Λで、すべて専用設計のRX-7などと比べるとかなり軟派な成り立ちであった。
'82年5月のデビュー当初は、145psの2L SOHCターボがフラッグシップだったが、'83年にインタークーラー追加で175psにパワーアップ。翌'84年には遂に200psの大台に乗った。当時が正に"パワーウォーズ"の真っ只中だったことを如実に物語る。
その後'87年に限定モデルとして、北米仕様のワイドボディモデルを発売。それが大好評だったことを受け、'88年4月バリエーションをそのワイドボディ仕様のみとし、エンジンも北米版と同じ2.6LのSOHCターボのみとなる。'90年2月に生産終了、その八ヶ月後にGTOがデビューした。

私は当初スタリオンにあまり興味がなかったのだが、このワイドボディの最終モデル「2600 GSR-VR」はカッコ良かった。カッコいいと言っても、"シャープ"とか"流麗"といったカッコ良さではなく、"マッチョ"なカッコ良さだ(笑) 徳大寺さんだったかに、「マッドマックスに出てくる首から鎖をぶら下げたゲイを連想させる」と書かれていたが、レイザーラモンHGが乗ったら似合うだろうか(笑) しかし、そのデビュー時からの変遷ぶりは まるで清原のようだ。

このスタリオン、その希有なマッチョぶりからか今でもマニアックな需要があるようだが、カースタイリングの「カッコ良さ」の多様ぶりを示してくれた、なかなか得難いモデルだったように思う。

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三菱 スタリオン 2600 GSR-VR [FR/5MT] ('88.4~'90.2)
全長4410mm×全幅1745mm×全高1320mm ホイールベース2435mm 車両重量1320kg
2555cc 175ps / 32.0kgm  P/W レシオ7.54kg/ps  車両価格303.8万円
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Posted at 2005/10/10 06:32:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2005年10月09日 イイね!

【私的名車列伝】第14弾 トヨタ カローラFX 1600FX-GT

【私的名車列伝】第14弾 トヨタ カローラFX 1600FX-GT「カローラFX」は、'83年のモデルチェンジにより登場したAE80系カローラのプラットフォームに、マツダ ファミリアの大ヒットにより時代のメインストリームとなっていた2BOXハッチバックのボディを載せたモデルで、'84年10月に登場した。トヨタは既に『ターセル/コルサ/カローラII』(通称"タコカニ")というファミリアそっくりの2BOX車があったのだが、"タコカニ"だけでは王者ファミリアを負かす事が叶わず、それではと2BOX上級生のコピーと共に、このFXを拵えた....という見方も出来る。

このカローラFXには86レビンと同じ『4A-GE』を積んだ『FX-GT』というスポーツグレードがあり、オプションでフルカラースポーツ仕様という全身カラード仕様が用意されていた。私が憧れたのはそのモデル。ちなみに標準車は黒バンパーだった。

当時ボーイズレーサーと呼ばれていた、今でいう"ホットハッチ"の隆盛前夜で、前年に登場したパルサー/ラングレー/サニー、ファミリア、ミラージュがおしなべてOHCターボという中、FXは初めてDOHCエンジンで殴り込みをかけ、その翌月にはホンダがFX同様1.6L DOHCを搭載するシビック Siを発売。カローラクラスのホットハッチが一気に活況を帯びた。これら"ボーイズレーサー"たちは皆おしなべて3ドアハッチバックであり、それが頭の中で記号化されてしまっているのか、今のスイフトスポーツやマーチ12SR、マツダスピードアクセラなんかを見ても いまいちピンと来ないものがある。

人はこうやって年を取っていくのだろうか。まだ"おっさん"と呼ばれるには早い年齢....この戸惑いは、どうしたものか....。

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トヨタ カローラFX 1600FX-GT [FF/5MT] ('84.10~'87.5)
全長3970mm×全幅1655mm×全高1380mm ホイールベース2430mm 車両重量940kg
1587cc(130ps/15.2kgm)※グロス  P/W レシオ7.23kg/ps  車両価格136.5万円
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Posted at 2005/10/09 21:22:43 | コメント(3) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2005年09月09日 イイね!

【私的名車列伝】第13弾 日産 フェアレディ Z (Z31)

【私的名車列伝】第13弾 日産 フェアレディ Z (Z31)日産 フェアレディZは、私が幼少の頃から日本のスポーツカーの代名詞として、セリカXXやサバンナRX-7 などと並ぶ存在だった。私が物心ついた頃のZは「Z31」だったが、カクカクした初期モデル(←上)も グラマラスに生まれ変わった後期モデル(←下)もどちらも好きだった。
この三代目フェアレディZ(Z31)は、230ps(グロス)という当時国産最強となるVG30ETエンジンを引っさげ、'83年に華々しく登場した。低く長いノーズ、小さいキャビンのファストバックスタイルは、当時のRX-7などと同様の正に “スポーツカーの王道” と言えるスタイルだった。先代からTバールーフ仕様も受け継がれ、'85年には当時スカイラインに積まれていた2Lのツインカムターボ RB20DET(180ps)を積んだ「ZR-I/ZR-II」が追加された。当時の広告、イメージカラーの黒/グレーの3ウェイツートーンのZR-II のカッコ良さは、未だに忘れられない。

'86年のマイナーチェンジでは、日産のカリフォルニアデザインスタジオ(NDI)の手で大胆にリデザインされたボディが載せられた。パキッとしたカッコ良さのある初期型にグラマラスなボディラインが魅力の後期型。どちらもカッコいいのは、やはり基本フォルムが優れていたからなのだろう。後期型はシルバーがイメージカラーとなり、当時のレパード アルティマと同じNAのVG30DE(190ps)を積んだ「300 ZR」がイメージリーダーに据えられた。

三年後の'89年夏、Zはモデルチェンジされ、Z32型となった。これはつい数年前まで販売されていたので皆さんご存知のことと思うが、私はあまり好きになれなかった。あえて細かく言及せずに簡単に言うと、「Z31よりもカッコ悪かったから」である。スポーツカーとはカッコ良くてナンボ。「カッコいい」と思えなきゃ話にならない。箱型ミニバンなどとは対照的に、ビジュアル面が非常に重要なジャンルだと私は考えている。

いま、非常に少なくなった国産スポーツカーを見渡して、「カッコいい」と思える車が1台もない。日本の自動車産業は、いつからこんなにつまらないものになってしまったのだろうか。こうなったのも、アホなユーザーニーズにメーカーが迎合してきた所産なのだろうが、昔スポーツカーやスペシャルティカーに慣れ親しんだ皆さん、もう少し声を上げてメーカーに訴えても良いのでは? このまま車は “白物家電化” していくしかないのですか? “単なる移動手段” になっていくしかないのですか? 今の、または未来の子供たちに、車好きになって欲しくはありませんか?

メーカーに委ねていては、このまま車はどんどんつまらないものになっていってしまうんじゃないでしょうか。 所詮メーカーは、利益を上げることしか見えていないのです。我々がつまらない車を買わず、魅力的でカッコいい車を買うことで、日本の車社会は魅力あるものへと変わっていくのです。そう、選挙と同じように...。

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日産 フェアレディZ 300ZX 2シーター [FR/5MT] ('83.9~'86.10) ※前期型
全長4335mm×全幅1725mm×全高1295mm ホイールベース2320mm 車両重量1325kg
2960cc(230ps/34.0kgm)※グロス  P/W レシオ5.76kg/ps  車両価格320万円
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日産 フェアレディZ 200ZR-II 2シーター [FR/5MT] ('85.10~'86.10) ※前期型
全長4335mm×全幅1690mm×全高1295mm ホイールベース2320mm 車両重量1350kg
1998cc(180ps/23.0kgm)※ネット  P/W レシオ7.5kg/ps  車両価格256.5万円
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日産 フェアレディZ 300ZR 2シーター [FR/5MT] ('86.10~'89.7) ※後期型
全長4405mm×全幅1725mm×全高1295mm ホイールベース2320mm 車両重量1450kg
2960cc(190ps/25.0kgm)  P/W レシオ7.63kg/ps  車両価格365.1万円
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Posted at 2005/09/10 00:04:17 | コメント(3) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ

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80's Kidsで'80~'90年代の日本車を礼賛するような記事ばかり書いてきましたが、ネタが尽きてしまい放置中です。 '00年代の10年は、私にとって...
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