
S660も無事に納車されたので、早速saclamに行ってきました。目的は当然、saclam管の導入のためです。saclam管を入れられる車を買ったのは久々になります。
いつも通り朝4時に家を出発して、saclamへ向かいます。
走行距離が800kmとまだ慣らし中の距離なので、一応リミットを5000rpmにして走ることにしました。出発の時はまだ暗かったので、ヘッドライトを点灯して出発しましたが、明るい。LEDのヘッドライトは初めてですが、明るいです。ただ、カットラインがハッキリしているので、明暗がはっきりしすぎて、暗いところが見にくい感じ。光軸もちょっと低いでしょうか。年を取って暗いのが見づらくなってきたのでここはちょっと厳しい。ハイビームがハロゲンなので、ロービームと色合いが違うのもちょっと悲しいです。
この日はこれまでの暑さが嘘のような涼しさ。最初は窓を半分ぐらい開けてましたが、途中から寒くなってきて、少しだけ開けるようにしました。青梅に入ったら気温が15℃。もう、秋口の気温です。
街中なら、3000rpmぐらいでポンポンシフトアップしていけば普通に走れます。アルトは1→3→5みたいに一段とばしでも余裕ですが、こちらは1段飛ばすならもう少し回した方が良い感じ。2000以下を使おうとするとイマイチなので、それより上で巡航するのが良さそうです。街中だと5速までで、6速は使わない感じです。
朝早いので、道自体は空いています。信号に引っかからなければ、クルーズコントロールを使うと、右足が疲れないで楽ちんです。スイフトにも付いていましたが、あると便利ですね。
クルーズコントロールを活用しつつ、名栗湖のあたりまで走ったら燃費が23Km/Lを超えてきました。ガソリンも全然減らないし、燃費良すぎて笑えてきます。
山伏峠では少し踏んでみました。正直加速はアルトワークスより遅いです。5,000縛りで走っているので全開ではありません。ターボっぽいトルク変動が少なくてまるでNAのようにトルクが出てくるので余計に遅く感じるのかもしれません。
しかし、コーナーリングはスポーツカーそのもの。ロールが少なくホンダ車の味付けといった感じ。ロードスターのロールさせて曲がる感じとは違います。きちんと狙ったところに持って行ける感じは好印象。アルトではタイヤが鳴く速度で走ってもビクともしません。限界が高くて相当無理しても大丈夫な感じです。運転が上手くなった気がしますが、AHAやらの電子制御がしっかり介入している感はあります。コーナーで膨らむ感じがしません。
同じレイアウトのエキシージと比べても安定感はS660に軍配が上がります。エキシージはパワステも無いですし、電子制御もS660程効く訳では無いので、自分で路面からの情報を処理して適切な操作をしないといけません。路面が悪いと結構跳ねるし、無茶すると結構怖い時もあります。そのかわり自分で操作している感はあります。
アルトはドンと来る加速もそうですが、ハンドリングもボーイズレーサー風というか電子制御を介さないで素直な感じがします。FFなので、踏んでいくとどうしてもトルクステアが顔を出してきて、ちょっと暴れん坊風な感じですね。車高が高いこともあって。タイヤは結構すぐ鳴くし、お尻が出たりしますが、その挙動が分かりやすいので自分でコントロール可能な範囲で楽しめます。
S660は限界がものすごく高く、ちょっとやそっとじゃブレイクしない安心感、それと比較してエキシージやアルトは自分で操作しているという感覚が強くでます。こればかりは好みだと思いますが、両方乗り比べるととても面白いです。
そのまま、秩父の街を通過して、途中のコンビニで休憩。
この時6時でしたが、気温は14度。涼しいです。
ここから、いつものとおり、R299をとおり志賀坂峠を抜け、R462で神流湖を抜けて、道の駅はなぞのに向かいます。
朝早いこともあり、車がほとんどいなかったので、道幅の広いところは、基本クルーズコントロールで流して走ります。制限速度で流している分にはほとんどブレーキ踏まずに走れるのは、S660のシャシー性能の高さを感じます。
志賀坂峠では、5,000リミットを意識しつつ登ってみました。これだとちょっと厳しいかなと思ってハンドルを切っても平気で曲がっていくので、なんじゃこりゃという感じです。もう少し、パワーがあると良いのでしょうが、なにもいじらない状態だとちょっと踏んでも微動だにしないぐらいの安定感。
下りは少しペースを上げてみましたが、なんだか普通に曲がっていきます。限界が見えないので、昔乗っていた初期型のAP1みたいにいきなりブレイクするのではとこわごわ乗ってみましたが、その心配は顔を出しませんでした。
この車を軽自動車だと思って多少舐めていた部分がありましたが、この車は良く出来たスポーツカーということがハッキリわかりました。シャシーが良く出来ているので、どうしてももう少しパワーが欲しくなってしまいます。これは泥沼の予感です。
峠を降りて万葉の里で一休み。
結構、横Gを掛けてみたので多少腰が痛い。悪いシートでは無いのですが、これはフルバケが欲しくなります。自宅にはフルバケが3脚眠っている・・・・。どうしよう。
ブレーキは前後ともソリッドなので、サーキットでは厳しそうですが、この程度の峠なら問題なさそう。コントロールしやすくて良いブレーキです。ミッションもとてもよく出来ていて、入りも気持ちいい。
不満点もありますが、それを払しょくするほど走ることについては良く出来た車です。
少し休憩してから、R462をクルーズコントロールで流しながら、待ち合わせ場所の道の駅はなぞのに向かっていると、どんどん燃費計の累計燃費が上がっていき、到着した時には23.9km/Lと、もうすこしで24km/Lのところまで伸びました。峠道では結構楽しんだのにこの燃費。最近の車の燃費の良さには驚かされます。
到着したら既に次朗さんと吾朗さんは到着済み。
CX-5の隣に並べると、車の大きさが半分ぐらいに感じられます。
いつも通り野菜を購入。当然、入れる場所は無いので、助手席に置きます。まあ、エキシージと一緒なので、私の場合違和感ありません。グローブボックスと運転席回りにもの入れが多少あるので、エキシージよりも使い勝手は良いくらいです。さすが国産車。普通に考えて、この車は一人乗りの車ですね。そう割り切れば、何の問題も無い気がします。
さて、ここまで長かったですが、今回の目的は、S660にsaclam管を装着すること。年に何回か来ていますが、商品を買ったのは、エリーゼのエアクリボックス以来3年ぶり?すいません。設定の無い車ばかり乗っていました。
車を買った日に電話したら、ちょうど1本在庫があるとのことだったので、取り置きしておいてもらいました。
U社長の話では、エリーゼと同じで、リアにエンジンがあるので、どうしてもそちらの方の音が室内に入ってくるので、排気音は聞こえにくいそう。ちなみに外では綺麗に鳴くそうで、後ろで走っている車に一番いい音が聞こえるらしいです。
私の理想の音はZC32スイフトのsaclam管のように、低回転から高回転まで室内で鳴きが聞き取れるような感じなのですが、それは望むべくもないそう。
まあ、でも純正で排気音はほぼ聞こえず、プシュプシュというブローオフの音が盛大に聞こえて、更に後ろの窓を開けるとガラガラというエンジン音がプラスされるといった状態で、正直かなり安っぽいので、これを何とかしたいという気持ちは強いです。純正だと排気音はほぼしません。非常に静か。
エンジンについてはN-BOXの旧型エンジンですから、多くを望んではいけないと分かっているのですが、3気筒のせいもあるのか回してもガラガラいうエンジン音とさみしいばかりの排気音はどうしても気になります。同じ3気筒でもコペンは結構良い音するのでその点はどうにかならなかったのかと思うところでもあります。やはりスポーツカーは速さだけでなく、感覚的なところにも気を使ってもらうとうれしいです。
ミッドシップは構造的に不利なのは分かりますが、フェラーリだってミッドシップだし、エキシージなんてミッドシップでアルファードエンジンなのに結構いい音します。ただし、相当うるさいけど。
まあ、無い物ねだりしてもしょうがないので、ここはU社長が頑張って開発してくれたsaclam管に期待です。社長さん正直なので、期待するなと言っていましたが・・・・。
この日はカラッとしていて朝は涼しかったですが、日が照ってきたら結構暑くなってきました。U社長に取り付けてもらいました。
S660はリアバンパー外さないと、マフラー交換しづらいんですね。小さい車体に色々詰め込んでるので、しょうがないんでしょうが。
純正の排気管はこんな感じ。
タイコも小さくて、シンプルな感じです。
今回取り付けたsaclam管です。
美しいです。テールが2本出しになりました。
saclamテールでは無くNDと同じようなラッパのようなテールですが、S660にあってますね。
小一時間で完成して試走にGO。
んー?聴こえない・・・・・。
それよりもアクセル踏んだ時スムーズに加速するようになった感じはあります。トンネルで試すのが良いのでしょうが、テストコースは遠いので、その辺を流した感じだと、いつものあの音が聴こえません。聴こえないので後ろの窓開けるとガラガラいって余計うるさいだけだし。こりゃ、U社長の言ったとおりかな・・・。と意気消沈してsaclamに戻りました。
戻って、次朗さんや吾朗さんに聞くと、いや、外から聞くと良い音していたよと。うーん、やっぱり運転席ではノイズが大きくて聞き取りにくいのか。
その後、お昼を頂いてから、アルトの件をお願いして帰路に付きました。
帰り道はちょっと暑かったので、エアコン掛けて関越道で加速してみると・・、おおっ鳴きが聴こえます。ただ、4000から5000ぐらいで聴こえてくるのですが、これがまたアクセルの踏み方で聴こえたり聴こえなかったりで難しい。でも、間違いなくsaclamサイレンサーの音が聴こえます。
色々試しているとスピード違反になってしまうので、確認できた時点で後はクルーズコントロールで流して帰りました。
帰り道にトンネルがあったので、そこで踏んでみると、やりました。いつものsaclam管の音がします。やはり、音は出ているけど、運転席にノイズが入り過ぎて良く聴こえてこないということが確認できました。
こうなってくると、運転席とエンジン回りの遮音をすれば今よりかなりマシになる可能性がある。少し手間を掛けて色々やってみようと思いました。
帰りにガソリンを入れたら、11Lしか入りませんでした。240km走ったので、大体22km/Lぐらい走ったようです。燃費計は23.6km/Lだったので、結構誤差はあるみたいですね。それでも、十分な燃費です。
今日、一日乗ってみての問題は、シートと室内の遮音の2点が出てきました。
路面が悪いところだと結構振動が来るせいで、腰にも来ているのかもしれません。とりあえずシート交換してダメなら脚回りも考えましょう。
それと、もう少しパワーが欲しいというのは初めから感じていたことですが、これも改めて感じました。この点はお金が掛かるので、後々楽しみながらやろうと思います。
色々宿題が出来ましたが、弄るのも楽しみ。S660はパーツが沢山あるので楽しみも増えました。