8月に入ってから雨ばかりですが、その隙間を縫って箱根方面へTRGに行ってきました。世間はお盆期間中なので、朝早く出て早い時間に戻ってくる予定です。
今回エキシージはパーツ取付のためバラバラになっているので、ボクスターで出陣です。

エキシージから外したレーダー探知機とシートのクッションを取り付けたので、その辺りも設定もやりながら現地に向かうことにします。

いつものパターンで早起きして、宮が瀬経由で箱根に向かうことにしました。 8月にしては涼しかったので、出発からオープンです。早朝なのでまだ暗いので暑くないので快適です。やっぱりオープンは良いなと思う瞬間ですね。

今回、シートにエキシージに取り付けていたアメージングGTというクッションを付けてみました。とりあえず、オプションのクッションを全部取り付けて運転してみます。その状態だと、まず、ポジションが高くて違和感があったので、ヒップアップのパッドを外しました。 その状態でしばらく運転すると、今度は、背中のパッドに違和感が・・。というわけでマッスルユニットを外しました。
更に運転するとウエストパッドにも違和感があったのでこれを外しました。その状態で乗っていると、サイドウイングが窮屈に感じたので、少し広げるように調整。乗りながら少しづつ体に合わせていったところ、どんぴしゃな感じになりました。

ボクスターの純正シートは多分私のような小柄の人用には作られていないのか、長時間乗ると腰と背中が微妙に痛くなっていました。
自宅にはRECAROのRS-GとSP-G、更にSP-J、そしてBRIDEのZODIAと4脚もシートが置いてあってスペースを圧迫しているので、交換しようと思っていましたが、シートヒーターが快適だったので交換を悩んでおりました。
エキシージ用に購入したアメージングGTが意外と快適だったので、もしかしたらボクスターでもOKかなと思って試してみたのですが、これが中々良い感じ。
シートへの密着度が上がるのと同時に、サポートがセミバケのようになるので、少しペースを上げても快適になりました。
さすがにサポートに関して言えばフルバケには劣りますが、これはこれで良いかも。これでしばらく試してみようと思います。
やっとポジションも決まり、快適になったところで集合場所の早川に到着。今回は次朗さんのNDとタロウ君のメガーヌの3台です。ZENOSで来ると思っていたのに、今回は暑いのが嫌で快適なメガーヌで来たそうです。

今回は、ターンパイクを上がり、芦ノ湖スカイラインを抜け、御殿場を通り、三国峠からどうし道のコースです。お盆中で渋滞が気になるところですが、午前中なら大丈夫だと踏んでのコース設定です。
ターンパイクはいつもと比べると交通量が多めで、いつもより快適ではありませんが、そこそこのペースで走れました。
走行距離は2,500km弱。一応、3,000kmまでは慣らしをしろとマニュアルにも書いてあるので、5,500rpmをリミットにして走りました。今回、その状態だとターンパイクのような上り坂だとパワー不足を感じてしまいました。
それはなぜかと言えば、エキシージで同じコースを走ったから。ボクスターは1310kg、265ps、28.6kg・N、エキシージは1180kg、350ps、40.8Kg・N、おまけにエキシージはSC付きで低い回転数からトルクが出ます。体感的にはボクスターの2倍ぐらいパワーのある感じです。
人間って怖いですね。よりハイパワーなものに乗ってしまうと、それがベンチマークになってしまいます。
ただし、ボクスターは6,700rpmがピークパワーで慣らし中のボクスターは5,500rpmリミットにしているので、パワーにして約215psなので比べたらかわいそうです。それと、ボクスターにパワー不足を感じてしまうのは、良く出来たシャシーと足回りのせいが大きいかもしれません。
ボクスターはエキシージのようにちょっと間違ったらどこかに飛んでいきそうな感じは全くなく、何やってもブレイクしそうにない安定感があります。まあ、375PSのボクスタースパイダーもあるので、素のボクスターの265psなら明らかにシャシーがエンジンパワーに勝っている感じです。
しかし、ボクスターという車は本当に良く出来ていて、運転していると自分の運転技量が上がったような気がするぐらい、余裕を持って運転できます。
素のボクスターはアクセルを踏みきっても余裕をもって走れるのである意味ストレスが溜まらないのが良いというのはそのとおりだと思います。
大観山で少し休憩してから、芦ノ湖スカイラインへ。



お天気はイマイチでした。
途中、箱根新道のところで詰まっていました。さすがお盆。朝の7時でも結構車がいました。 ここから、芦ノ湖スカイラインへ。こちらの道路は車は殆どなし。超快適に走ることが出来ました。ターンパイクで感じたパワー不足。芦ノ湖スカイラインでも少し感じてしまいました。
スイフトの時はそこまでそんな感じはしなかったので、やはりシャシーとのバランスで余計にパワー不足を感じてしまうんですね。
明らかにスイフトよりペースは早いのですが、ボクスターの方が余裕がある。ブレーキもシャシーも非常に良く出来ていて、明らかにエンジンパワーにしては過剰性能です。
気を使わずアクセルを踏めるというのは、ストレスが溜まらなくて良いのでこれはこれで良い感じです。慣らしが終われば、パワーが物足りない感は減ってくるのではないかと期待しています。
長尾峠で少し休憩してから御殿場経由で三国峠→どうし道へ向かいます。

今回の無彩色トリオ。私の所有している車と同じ色のトリオです。
途中、御殿場を走っている時、道が空いていたのでナビが設定したルートを無視して進んだところ、ナビがフリーズ。こんな風にナビがフリーズしたのは初めてです。
ルートはなんとなく覚えていたのでそのまま進んで、信号で留まったらエンジンを掛けなおそうと思ったのですが、こういう時に限って信号につかまらない。
数キロ走ってようやく信号で止まったので、エンジンを掛けなおしたところ復活。なんだったんだろう。壊れると面倒くさいのでどうか壊れないでください。
三国峠から道志みちはお盆ということもあって、車が結構いたのでゆっくり流します。

ボクスターはオープンなので流していても快適です。 途中、道の駅どうしに寄りました。この時点で10時。昼食を取るには早い時間だったのですが、早く始まるそば屋さんがあったので、そこまで移動することに。到着すると、何かおかしい。なんと、今年の3月で閉鎖になったそうです。

解散するには早かったのですが、今日はここでお開き。帰り道は相模原までは結構な交通量で、意外と時間が掛かってしまいました。
自宅に近づくにつれて交通量が減るといういつもと違う状態でしたが、結局13時前には自宅に到着しました。
ボクスターとエキシージ。色々書いてきたようにそのキャラクターは大きく異なります。
おもにパワーやハンドリングを書いてきましたが、もう1点大きく異なるのが、ロードノイズやエンジン音といった音の部分です。
エキシージはとにかくうるさい。内装もろくにないので、タイヤが石を跳ね上げればカンカン音がしますし、ロードノイズも凄い。エンジンの音も直接入ってきます。
翻って、ボクスター。音の部分までとてもよく出来ていて、雑音はカットして排気音だけが気持ちよく聞こえてきます。オープンにしていると回すと気持ちの良い鳴きがちょうど聞こえてきて、もっと回したくなります。
とても洗練されていて乗っていると気持ちよくなってしいますね。まあ、エキシージも良い音はするのですが、ボクスターのような洗練された音ではありません。
これだけ良く出来たボクスター。人間とは贅沢なもので、エキシージのような刺激の塊を味わってしまうと、物足りなさを感じてしまうのです。
そして、エキシージに乗るとボクスターの洗練された部分がとてもよく思えるのが人間の困ったところ。
ボクスターは超優等生、エキシージは超不良。両極端にある車です。両方のキャラクターに優劣をつけるのは難しいですが、普通の方ならボクスターを選択すれば間違いないと思います。さすがポルシェといった感じ。
エキシージは運転の楽しさが一番。快適性を捨ててもいい人に。更に上もありますが、最低限の快適性は何とか残ってます。このような大きくキャラの違う2台を同時に楽しめる私は幸せ者ですね。
Posted at 2017/08/26 12:27:04 | |
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ボクスター | 日記