日産プリンス・ロイヤル

ここは昭和記念公園にある昭和天皇記念館。
昭和天皇幼少期の衣服から晩年の生物研究に至るまで、
公務を離れた素顔も分かる展示となっています。

僕がここを訪れた理由はプリンスロイヤル！
その存在を知ったのは20年ほど前のノスヒロだったでしょうか。

6400cc！？総重量3.6トン！？
作ったのはS40グロリアと同じプリンス！
なんじゃこりゃあ！
欲しい！

「所有してる一般人はいるのかな？」
そんなことはあるはずもなく、実際には宮内庁と外務省に納められた7台だけ。

デザインのバランスが良くて分かりづらいのですが、
タテ目グロリアの1.5倍に届きそうな車格をしており、
車高も1.8m位でしょうか。

防弾ガラスは1号車2号車にだけ備わっており、
こちらの3号車は普通に窓を開ける事ができます。
昭和天皇は国民との距離感を大切にされたため、
よくお乗りになられたそうです。


タイヤは″BRIDGESTONE″とだけ書かれた物で、
サイズも仕様もロイヤル専用品とのこと。
ちなみにヘッドライトはKOITOでフォグはTOSHIBA製。

2時間の6Km/h巡航の後170Km/h出せることが納品条件。
その達成のためにATミッションだけは海外製(GM) を
組み込むことになったそうです。

1967年から長きに渡り皇室や外交に遣えたロイヤル。
鳳凰マークが相応しいその姿も来年2月で一旦お蔵入りしますので、
機会があったら皆さんも見学してみてはいかがでしょうか。