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tommmyのブログ一覧

2005年08月01日 イイね!

BOLT

BOLTMonologue5  2001.9.6

 好事魔多し、嫌な瞬間てのは不意にやってきて、一瞬で真っ黒に塗りつぶしてくれる。
 ボルトの捻切りってのはその最たるものじゃないでしょうかねぇ?
 今回のエンジンチューンで捻切りったボルトは幸か不幸かこの一本だけ。
 ここはターボAssyをヘッドに留めるブラケットを固定するボルト。だからヘッド交換すれば要らない部分で作業には支障はなかった。
 と、いうことはラッキーだったということか。
 捻切りはこの一つだけだが、ネジ山を潰したのは10本くらいあった。今回は全てタップ&ダイスで切り直して使ったが、本当は痩せるから交換した方がいい。
 まあ、やっつけちまうボルトってのは小さいものがばかりで、重要なボルトは結構大丈夫なのだが、一つやっつけると作業が30分遅れる。やっつけないに越したことはないのだが、急いでいる時ほどやっつけがちなのだ。

 この種のトラブルを予防だが、具体策はいくつかあるものの、本質的なところは「気を遣うこと」だと思う。
 なんでやっつけるのか?そのプロセスはどうなのか??? これを考えて、自分なりに理解しようとしないと同じ失敗を繰り返すことになる。
 原因がわかれば対策は比較的簡単なのは世の常で、回避方法をおのずと決まってくるから具体策は書かないよ。それを考えるのも楽しみのうちだからね。

 ただ、やっつけちゃった後の処置は経験がモノを言う仕事。場数を踏んだ人の方が上手く復帰できるのは間違いない。
 こういう復帰作業はロスタイムなのだが、結構面白かったりする。似たような仕事は弛まないボルトを弛めるってのがある。
 そういうのが弛んだり、とれたりするとすっごい快感なのだ。確かな理由はわからんが、人間そういう風にできているモノらしいのだ。
Posted at 2005/08/01 22:43:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ
2005年08月01日 イイね!

Head of EJ20R

Head of EJ20RMonologue4 2001.9.6

 お待たせしました、ようやくエンジンチューンの話。
 上の写真は今私の車にのっているヘッド。この写真を撮った後加工屋に出してシートカット&平面出し面研をした。
 見てわかる通りのお粗末な加工は、素人丸出しで正直やり直したいくらい。
 あちこちに刃が走ってるわ、シート削ってるわ、キホンがなってないよね、キホンが。
 まあ、実際リュータ使うのもこれが最初だから使ってるうちにコツがわかってきて、最初のシリンダと最後のシリンダでは明らかに上達していた。
 もちろんそうなると最初のシリンダはやり直し。時間があるってのは助かるね。
 
 まっとうに動くエンジンを降ろしてまでやった訳だけど、欲しかったのはクルマの挙動をコントロールできる出力特性が欲しかったから。
 もちろんチューニングのプロセスも目的だったのだが、結果としてそういうエンジンにしたかった。
 クルマってのはアクセルとブレーキとハンドルだけでしかコントロールできない。エンジン出力が関与してるのはそのうちアクセルだけ。
 でもアクセルってのは前進する力。積極的なベクトルなのだ。これを意志に直結できて、それが結果としてタイムに結びつくとえらく気持ちいい。
 ターボエンジンてのは高出力ではあるのだが、特性はイマ三くらい。コーナリング状態からアクセルオンしてもレスポンスにラグはあるわ、出始めると急にトルク出すわ、コーナリング後半は予測しながら踏まないとダメなのだが、これがとても邪魔臭い。
 でもそれがドラマチックだなんて魅力的に感じるのが人間のすごいところだったりする。
 まあつまりドラマチックなパワーより曲ってて気持ちいい車にしたかったってコトですね。

 で、このコンセプトを実現するにはどうすんのよ、ってえとNA化しちゃえばいいんだけどそれじゃレガシィにやパワーが足りない。
 てなわけでブースト圧を下げる前提で圧縮比を上げ、コーナー立ち上がりでのエンジンのツキを手にいれたいわけ。
 ついでにカムやバルブサイズが変わるのでトップエンドも伸びてくれると嬉しいなあという感じ。
 言葉で簡単に言うと「MAXパワーより全域でのレスポンスを取りました」となんとも分かったようなわかんないようなフレーズになるんだけど、そのココロはそういうことなわけですよ、ハイ。
Posted at 2005/08/01 22:35:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ
2005年08月01日 イイね!

Intake port of EJ20G

Intake port of EJ20GMonologue2  2001.8.22

 実はエンジン製作は既に終わっていて、現在快走中。インプレは今後のお楽しみということで。
 で上の写真は今回降ろしたBC5のヘッド。御存知の方もいるかと思うが私のレガシィはRStype RAというグレードで、メーカー出荷時点でエンジンに手加工がされていたのだ。
 10年間ガンバってきた心臓、開けたら見ない手はないということでこの写真。ポート側面の鋳造の合わせ目はキレイにさらわれて、表面もペーパーが当てられている。
 今では当然のようになっている目を残した加工だが、10年前はキャブ時代のピカピカ信仰があったに違いない。そんな中で三鷹の職人さんは何を思いながら削ったのだろうか?

 中途半端な加工だと思いつつ不本意ながら出したのか?
 インジェクションには目残ししたほうがいいのだと、確信して出したのか?

 どちらにしろ腕はやはりプロである。ポートセンターの分岐壁がビシッ!っと立っている。
 ここをきっちり仕上げるのは難しい。リューターで刃物を研ぐことを想像してもらえればわかるだろうか、そんな作業なのだ。
 ここは効果の大きいポイントで、レース車両などではもっとカミソリのように薄く仕上げるようだが、さすがにそこまでではなかった。ちなみに今はもっと進んだ加工をしているのだそうだ。

 さて、10年も走ってしまえば手加工してあるかかなんてまったくわからないはず。元々の違いも微々たるものだし。
 そんな記号を自慢するよりしっかりメンテしたクルマに乗ってる方が違いがわかるってモンだ。
 なにせクルマの10年は人間の半生より長いのだ。
 中古でグレードにこだわっても無駄。んなことよりきっちり直せというお話でした。
Posted at 2005/08/01 22:33:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ

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「@まなひろ イヤ、コンプレッサー軸からです。メカニカルシール換えれば治りそうだけど、これは入手できない。」
何シテル?   06/23 22:22
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